眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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小説・まやかしの夜に溺れて:真崎ひかる/唇で恋を刻もう:佐々木禎子
ボーイズ小説・まやかしの夜に溺れて(プラチナ文庫)真崎ひかる
兄の親友である攻と付き合うようになった受。仕事先のバーで攻が暴漢に殴られ数年分の記憶を失う。受を受兄と思い違いしてしまい…。
よく買う作家さんの新刊なので買ってみた。普通。
受はバーの従業員。兄たちの作ったバーで働く。4歳上の兄がいたが亡くなる。お姫様。兄似の整った顔立ち。童顔で可愛い系。
攻はバーの共同経営者。だらしない印象。キリッと整った容姿。良くも悪くも本能に忠実で子供みたいに真っ直ぐなところや我が儘なところがある。女性にもてる。受と付き合うまでは下半身がだらしなかった。お人好し。187センチの長身。妙に存在感がある。ピアノが上手い。
付き合って同棲している受と攻。攻がトラブルで記憶を無くし受を受の兄だと思いこみ、兄の身代わりのように感じる受の記憶喪失物。
地雷やひいたエピソードがあるわけではないが、萌えるエピソードも無かったのでこの感想。起承転結の小さくまとまった素材は提供されたが、萌えるための燃料が不足していたという感じ。
元々この作家さんはどれも少し物足りないが基本なのだが、特に文庫はノベルより物足りない度が上がる。雰囲気は好きなので素材に燃料をつけてくれれば普通に楽しめるはずなのに、それ以前では萌えようがない。
1つ疑問だったのは、攻が記憶を無くした時に攻の共同経営者の男(受兄とも親友)に連絡を入れなかったのは何故なのか。攻のために受が受兄ではないと教えないのなら口裏を合わせるためにも連絡を取っておいた方が良いと思うのだが。攻の事故は受はまったく悪くないし、何故連絡を先延ばししていたのか分からない。
ついでに受兄は受に対しては完璧な良い兄で、親友に対しては二重人格みたいな設定があったのだけど、中途半端に小出ししてるので、話の幅になるほどのエピソードになっておらず、これだけ出されても…と思ってしまった。何かの脇カプで出てくる訳ではないよね?
も1つついでに、攻は女好きな設定で記憶を無くした後はまた女に走るんじゃないかとか受が心配するパターンなのかと思ったがそうでも無かった。
こういった記憶喪失物は、記憶喪失の相手に何も言えないまま誰も悪くないのに、恋人が追いつめられるのが醍醐味なのに、あまり追いつめられた感じでも無かったのも残念。
出来上がったカプなのでHはそれなり。
次も設定次第。
社会人物。記憶喪失物。アクアバー。兄の死。兄の親友26歳×兄の弟22歳。年上攻。4歳差。
ボーイズ小説・唇で恋を刻もう(プリズム文庫)佐々木禎子
ライブバーに勤める受は、店の楽器を調律しにきた調弦師の攻と親しくなる。好きなアーティストのライブのあと意気投合し…。
気になる作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。
受はライブバー勤務。将来飲食店を持ちたくて修行中。クセのある茶色の髪。どうという特徴のない顔。くっきりとした二重。ちんまりとした鼻。お人好しで愛想は良い。酔うとキス魔になる。音楽が好き。童顔。可愛い系。170センチ。
攻は調弦師。和楽器の調弦師。父親の跡を継ぐ。力のある双眸。ヘーゼルナッツの瞳。高い鼻梁。引き締まった口元。シャープな雰囲気。威圧感がある。ロシア人とのクオーター。酒はウワバミ。ゲイで家族にはカミングアウト済み。狩猟をする大きな犬のよう。185センチぐらい。
深刻なエピソードや過酷さや派手さのない普通の男同士の恋愛物。2人には共通して好きなバンドがあり、それが作品の重要な場面でポイントとして出てくる。
この作家さんのよく書く青春の青さが出ているが、いつもよりほんのりなので多少こっ恥ずかしい程度。シリアスタッチでこの青さが出てくると、キャラが痛々しくなり読んでいるこっちがはらはらしてしまうことが多いので、これぐらいの方が好き。
受は一応の将来の目標みたいなものはあるが、がつがつしておらず、何となく日々生きているのが味気ないと思っている所攻と出会い、恋をして彩りがつくという一種の受成長物みたいな面もある。人が良さそうな前向きな性格はよかった。
所々突っ込みたい部分もあるし、取り立てて大きく萌えたエピソードも無いのだが、ほのぼのとした気持ちで楽しめたのでこの感想。
攻は楽器を弾くのが上手いのなら、それを見て受が惚れ直すシーンが読んでみたかった。
ページの都合か作家さんの後書きが無かった。
Hは2回ほど。一応強○始まりなのだが受はそこまでダメージを受けていなかった。割と打たれ強いのかもしれない。
次も設定次第。
社会人物。ライブバー。音楽。バンド。調弦師27歳×バーテン22歳。札幌市。
振り返ってみるとバー物二連発。それぞれ特徴のあるバーだった。
2007年05月24日(木)
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