眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・シガレット・ラブ:雪代鞠絵

ボーイズ小説・シガレット・ラブ(ルチル文庫)雪代鞠絵

受は、恋人に虐待され大けがをし運び込まれた病院で医者の攻と出会う。恋人から逃げて攻に世話されレストランで働くようになったが…。
元は出版社のサイトでの連載で書き下ろし付き。何となく買ってきた。可もなく不可もなくだが所々微妙。
受は20歳の青年。DV男と付き合い大怪我をさせられる。両親は離婚。父親に連れられ再婚。義母と義弟有り。専門学校に通っていたがDV男と付き合うようになり止めさせられる。中背でやせ形。大人しげな女顔。色素が薄い。綺麗系の顔立ち。頼りなげ。優しい。上がり症。
攻は優秀な外科医。精悍で知性的な男の横顔。モデルのように均整のとれた長身。形のいい双眸。ヘビースモーカー。穏やかな表情。意志が強い。母親は亡くなり出来の良い弟が一人。弟も似た性格? ゲイ。
恋人のDVで怪我を負った受が、恋人から隠れ攻に働くところを世話してもらい話す内に片思いしていたが、恋人は受を探しあて追いつめて…という流れ。
あからさまな可哀相な受の話は、一種の様式美として嫌いではない。むしろ定期的に読みたくなるのでいくつか買ってみるのだが、そこにDV男にはまる受が出てくると一気に萎える。DV男が出るのは構わないのだけど、それを庇う受を見て萎える。
暴力をふるわれるのは、可哀相だし悪いのに当たったと同情できるのだけど、その暴力を容認し我慢していればいつか…と思うキャラとはきっと永遠に相容れない。
DV男が一番悪いのは当然だし、そんなのに見込まれた受は可哀相だと思うのだけど、DV男を甘やかしていた部分は子供が躾られない親やペットを躾られない飼い主を彷彿してしまう。相手が一生部屋の中にいて、受とだけ接するならどんな甘やかしても良いと思うのだけれど、外に出て更に周りに迷惑をかけてるしなー。
DV男が受の所在を調べるため、受のいた病院の看護士に暴力をふるった話を聞き、DV男の元に戻らなかったからだと申し訳なく思っていたが、受は戻らない事でなく、どうしようもないDV男を更につけ上がらせるようにした自分の行動を反省するべきだと思うのよ。
攻は普通にいい人っぽかったが、プチ鬼畜。恋人からの暴力でぼろぼろになった受に一目惚れするあたりちょっと変わっているのかもしれない。
攻の事が大好きな自分の事を可愛いと自覚している意地悪な高校生の従兄弟が出てきて、受を虐めている。番外はこのキャラ視点からの2人の様子だった。
これもこの作家さんの様式美だなと思いつつ、攻弟とくっつきそう。
Hはそれなり。攻とより元恋人と色々している。受が恋人に襲われている描写有り。
次はもっと考えて買おう。。。
DV男。病院。可哀相な受。医者30歳×青年20歳。脇カプ有り?

2007年05月20日(日)
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