眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・君の背中を見ている:椎崎夕/漫画・恋人のヒラキカタ:九条AOI

是のドラマCDを買ってみた。
2枚組み。原作で2巻までの話を順当につめている感じ。良くも悪くも無かった。こっちで出ている声優さんの声は想像の範疇。2枚組みの割に値段は控えめで買いごたえは有るかも知れない。トークは無し。作品に関係の無いトークは無くてもいいんだけど、最後の挨拶みたいなものは有った方が良いと最近気付いた。本編だけでも良いのだが、最後会話で終わって音がぷつんと切れると故障したのかと思ってしまう。


ボーイズ小説・君の背中を見ている(シャイノベル)椎崎夕

薬剤師で製薬会社の研究所で働く受は、ずっと片思いしていた学生時代の親友の結婚式の夜に行きずりの男と寝てしまう。その後親友の義理の弟・攻を一時預かることになり…。
いつも買っている作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。可もなく寄り。
受は薬剤師。製薬会社の研究所で働く。目が悪くコンタクトをつけている。眼鏡は滅多にかけない。自分の容姿にあまり拘らない。綺麗系の顔立ち。無表情。人付き合いをあまりしない。真面目。中一で両親が事故死。財産目当てに母親の妹家族が家に乗り込んできて以来人間不信。今も従兄弟の男に金を無心されている。父方の祖父の家は資産家だった。
攻は専門学生。大学を中退しバイトをしながら看護士学校に通う。両親は離婚して母親が再婚。受の親友と義理の兄弟になる。耳にピアス。すっきりと短くした明るい茶髪。人懐っこい笑顔。家事は得意。好き嫌いははっきりしている。背中に交通事故の時の傷跡。
ずっと片思いしていた親友に失恋した受が、自棄になって一晩のつもりでHした攻と再会し一緒に住む事になる話。
二段組で読み応えはあるが、ページの割にエピソードが二転三転しているわけではなく、1段組ノベルに入るぐらいの筋を、良い言い方で丁寧に悪い言い方でくどく書いている。キャラの心情を言葉を重ねるように積んでいくのはこの作家さんの特徴だと思っているけれど、心情を濃く書いている割に、読んでいて感情的に盛り上がっていく感じはあまりしない。割と平坦。同じ調子で書かれていくので、感情が盛り上がるためのスピードが殺がれて盛り上がれなかった。このエピソードのまま2/3ぐらいで仕上がっていた方が感想は上がったかも。
攻キャラはずっと下手に出たままだった。黙って包容力があるタイプなのかと思ったが、まだまだ未熟な部分もある。嫌いなわけではないが、受がアクションして攻が謝ってのパターンが続いたので、これだけ長いのだから別の面も見たかった。終始同じような印象だった。
ついでに、金を無心しにきた従兄弟ももっと何かするのかと思ったが、途中退場してしまった。
最近でた「檻」とこれなら檻の方が好み。何が駄目と言うわけではないが、文章量の割に…というのが大きかった。かといってこの作家さんのこの書き方を辞めて欲しいわけではないのだが。
Hは最初と最後。この作家さん比で長く書かれている方だと思うけど、他の作家さん比では少しあっさりめ。
次も地雷でない限り買ってみる。
社会人物。再会物? 行きずりH物。看護学校の生徒21歳×研究員26歳。年下攻。大型犬攻?



ボーイズ漫画・恋人のヒラキカタ(花恋コミック)九条AOI

短編オムニバス。何となく買ってみた。可もなく不可もなく。
6本入っているが初出が書かれていないので、描き下ろしの有無は分からない。多分最後の番外8Pみたいなのがそうなのか。その前に前に出たやつの再録ではないよね? この作家さんって何げに絵柄があまり変わらないように見えて、初出が分かりにくい。
1つ目。会社員の受は、付き合っていた元バンドのボーカルであった後輩の攻と再会するが…。後輩×先輩。攻は元ミュージシャン。受にバンドを止めて欲しいと言われてあっさり辞めるほど受が好き。
2つ目。1つ目で受の当て馬だった先輩の受は別れた恋人の知り合いと付き合うようになり…。社会人同士カプ。髭攻。攻は顎髭だった。
3つ目。2つ目の続き。受に後輩の当て馬が出てきて…。
4つ目。2つ目に出てきた受の元恋人である高校生の受は、同じ学校の美術教師である攻の片思いして…。教師×生徒。眼鏡攻。髭攻。顎髭。
5つ目。4の続き。学生だった受が社会人になった後のカプの話。年下受。
6つ目は、1・2に出てきたカプの番外話。
前の話で脇として登場してきたキャラを次に主人公になっていく流れ。世界観が同じなので他の短編よりは話の繋がりがしっくりしていたと思うのだが、話は全体的にあっさりめ。印象も薄い。
絵柄は好きな方。あまり変化しない作家さんかと思った。
社会人物。オムニバス。後輩×先輩。髭攻。学園物。

2007年04月10日(火)
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