眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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漫画・吸血鬼の肖像:楠本弘樹/小説・駄犬は愛を求める:鳩村衣杏
ボーイズ漫画・吸血鬼の肖像(アクアコミック)楠本弘樹
売れない絵描きの主人公は、街頭で似顔絵描きをしていたところ、作曲家の男に肖像画を描いてくれと頼まれ契約するが…。
雑誌掲載とその後の描き下ろし。2/3ぐらい100以上は描き下ろし。設定が気になったので買ってみた。可もなく不可もなくプラス1。
カプになっていないので上記のような表記。カプになるなら雰囲気的に作曲家×画家だがならない気もする。ボーイズにして良いのか迷ったが一応。
主人公は売れない画家。眼鏡。奥手。白髪。真面目な性格。
作曲家は実は吸血鬼。兄弟がいる? 黒髪長髪。傲慢。何様だが孤独。画家の祖父と関係があった。
売れない画家が肖像画を描いてくれと言ってきた男の家に居候していたが男は実は吸血鬼で…という展開。男と敵対する兄弟の吸血鬼も出てきて以下次号な流れだった。
吸血鬼は鏡に映らないので肖像画を描いて自分の姿を見せて欲しいというエピソードは良かった。吸血鬼の方の事情がさっぱり解決していないので、続きは希望。
Hはまだ無し。
続けば一応買うつもり。
歴史物。吸血鬼物。吸血鬼×画家になる予定? 続編。
ボーイズ小説・駄犬は愛を求める(ビーボーイノベル)鳩村衣杏
レンタルビデオ店の店長を務める受は、ヒーロー物が大嫌い。ある時子供向けの戦隊物に出ている役者の攻がやって来て…。
雑誌掲載とその後の書き下ろし。可もなく不可もなくと悪くないの間。
受はレンタルビデオ店の雇われ店長。映画が好き。ヒーロー物は昔バカにされたため嫌い。美人系? 面倒見は良い。普段はタチ。攻に初めて受になった。ゲイ。
攻は売り出し中の役者。戦隊物のブルー役。長すぎる睫。霧のかかった琥珀色の湖のような瞳。美男。一見憂いのある美形だが大型犬攻っぽい。映画好き。意外に涙もろい。がっしりとした筋肉。雄の匂い。少し掠れた艶やかな声。若い男の色気。
雑誌掲載分は「僕の味方」だった。レーターさんを変えて一見派手な感じになっている。
初読みの時は、ヒーローが嫌いになった理由が、友達にバカにされたからというのはどうもぴんとこなかった。ヒーロー嫌いが攻に反発する切っ掛けにしかなっていなかったので、そこあたりの設定が浮いて見えた。元々受は良い人っぽく書かれているので、更にバカにされた程度で毛嫌いする設定釈然としない。
それが無ければ多少くさい話として普通に読めたのだが。キャラやエピソードは嫌いではないが、他のこの作家さんの作品よりは盛り上がりに欠けた。派手っぽくは見えたのだけど。
後受は将来映画好きが溜まれる飲食店を作りたいのが夢だが、その夢に向かってもっと邁進すれば良いのにと思わないでもなかった。茶店経営は40代50代でも出来るので、遠回りしても良いはずなのだが。あまりがつがつしていないように見える。
タイトルは「駄犬」だがどちらのキャラもあまりそんな感じではなかった。
この作家さんの映画を語るシーンは個人的に好きなので、そこらへんのエピソードは楽しめた。
2人で映画を見るシーンは昔を思い出した。大学生の時分バイトが出来るようになったためそれなりに資金がたまり、定期的にビデオを借りてきては一日5本とか徹夜してみていた。はまりたてなので何が良いのか分からず、評判のいい物や名作と言われているもの、あらすじが気になった物を片端から借りてきて見ていた。名作などはどこが素晴らしいか書かれていたので、そこを中心に見て分かったり分からなかったり。
空腹を満たすため片端から味の分からないパンを食べ続けているように見ていた。今は嗜好が定まり好きそうな作品しか借りないのだが、あの頃の、名作も駄作も合う物も合わない物も一緒くたにして黙々と詰め込んでいく行為は、もう出来ないからこそ懐かしくそれなりに楽しい時間だったと思える。
ボーイズでも同じ事が言えるのだが、自分にとって駄作や合わない作品も読んでマイナスとは感じない。全てが何かの蓄えになっている気がするからこそ、こうやって長らくはまり続けているのかも。
と、ここまで書いて私がボーイズを読んでいる状況も、黙々と味の分からないパンを詰め込む行為に似ているのか。
脱線したが、Hはそれなり。この作家さん比で少し多い目? 受は元攻なのでマグロではなく積極的。攻に翻弄されつつ感じるまいと必死になっている所などは可愛かったが、あまり元攻な感じでもなかった。
次も設定次第。
社会人物。役者19歳×店長25歳。映画。レンタルビデオ。特撮。元攻。大型犬攻?
2007年03月19日(月)
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