眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・恋の前ではオトナも子供も:鹿住槇/最悪にして最高の抱擁:火崎勇/赤い呪縛:松田美優

ドラマCD「フレッシュ&ブラッド」3を買ってみた。
3巻目の話まるまる。原作は好きだしドラマCDの出来も悪くないと思うのだが、原稿する時のBGMに選ばないのはアクションが多いからかも。
出来は丁寧だと思った。一応これで終わりだがいつか続編が出るのかな。もし出るなら今までのように1巻1枚でたまに全サがついてくれるといいな。1巻2枚組みは丁寧かも知れないが、この作品に限らずテンポが悪く感じる。
3枚購入特典はCD。作品についてのスペシャルトーク23分ぐらいとテーマ曲1本、BGM2本が入っている。テーマ曲が良い。



ボーイズ小説・恋の前ではオトナも子供も(コバルト文庫)鹿住槇

父子家庭で育った高校生の受は、父親の再婚相手である女性の兄である社会人攻が結婚に反対していると知り、説得に行く。途中攻が男と痴話喧嘩しているのを見てしまい…
雑誌掲載と書き下ろし。気になる作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくから悪くないに1歩行く感じ。
受は高校生。2歳で母親を亡くし現在35歳の父親と二人で住む。元気で真っ直ぐ。平凡なキャラ。
攻は社会人。受の父親の再婚相手の兄。仕事が出来る。他人にも自分にも厳しい。指先まで手入れされている。実は優しい。
親の結婚を認めてもらいたいと頑張る内に攻が好きになる受の話。あっけらかんと前向きな受は可愛い。攻も一見冷たいが真面目でいい人っぽい。ただ酒に飲まれるのはいかんな。いやこうでもしないとなかなか本音は語らないのは分かるのだけれど。
キャラはみんな気持ちいい性格。攻の元恋人も嫌なタイプではない。
爪を整えてもらうシーンはフェチっぽくて良かった。
ただボーイズ入門編のように可愛くさらっとな出来なので少し物足りない。コバルトなので仕方がないのかも知れないが、久しぶりにノベルとかでがっつり読みたい気分になった。
Hはなし。キス止まり。
次も設定次第。
再婚物。社会人27歳×高校生16歳。ほのぼの。攻に元恋人。



ボーイズ小説・最悪にして最高の抱擁(リンクスノベル)火崎勇

ブティック店員の受は、同僚に恋人の振りをして欲しいと頼まれバーに行く。そこで数年前酷い別れ方をした元恋人の攻と再会し…
雑誌掲載と書き下ろし。いつも買っている作家さんの新刊なので買ってみた。悪くないに1歩足りない。
受はブティック店員。一等地の豪華なセレクトショップで働く。成績が良い。美人系? 整った容姿。すれた性格。攻の事が忘れられない。恋愛に関しては真面目。喫煙者。
攻は大きなフードチェーンの次男。バーのオーナー。洗練された大人。ゲイ。喫煙者。恋愛に長けている。強引。余裕のある。この作家さんのよく書く強引自信家攻。
雑誌の時から気に入っていたので、楽しみに読んだ。過去二人が別れたというか受が逃げた理由が少しこじつけがましいと思ったが、その場面を想像すると笑えたのでいいや。
攻はいつも通りの強引傲慢攻なのだが、受に隠れて性欲を発散させ、それがばれていないと思っているあたり間抜けで可愛い。攻の行動はぎりぎり浮気ではない気がしたので、その行動は気にならなかった。
受もいつも通りな頑張る受。攻に群がる悪い虫を追い払おうと頑張っていた。
そして書き下ろしは珍しく恋愛メイン。攻と受の職業が被らないので仕事ネタにならなかった分、受が攻との関係に悩む姿がいつもよりは丁寧に書かれていた。
受と攻の恋愛観の違いも途中で投げずに一応結論出していたし。ここ最近では気に入った話。
タオルを出してもらっていないと憤る受のシーンが好き。細かい心境だけれど分かりやすい。
Hはこの作家さんにしては珍しく道具を使っている。でもあまりエロっぽくない。
次も地雷でない限り買うつもり。
社会人物。4年ぶりの再会。元鞘。オーナー31歳×ブティック店員26歳。5歳差。道具H。



ボーイズ小説・赤い呪縛(シャイノベル)松田美優

3人兄弟の一番下である高校生の受は、二人の兄に甘やかされて育ったが、次兄の攻に「弟ととしてみない」と宣言され押し倒されるが…
設定が気になったので買ってみた。悪くないプラス1。
受は高校生。3人兄弟の一番下。母子家庭で父親が上二人と違う。学校の女教師と付き合っている。170センチ前後。色白。染めた長い金髪。長い睫。垂れ目がちな黒い瞳。通った鼻梁。見ばえのする顔。筋肉のついていない鶏ガラのような体。甘え上手で女が切れない。不良っぽい。だるーい雰囲気。
攻は建築会社勤務。3の人兄弟の次兄。父親譲りの頑健な体。浅黒い肌。隅々まで逞しい。理想的な筋肉の形状。がっちりしているというよりはスマートな獣系。漆黒の軽い癖っ毛。喫煙者。面倒見が良い。喧嘩っぱやく水商売系の女にもてる。
久しぶりに暗い雰囲気の近○そー姦デッドエンドを読めて嬉しかった。
最初は末弟らしく甘え上手でのらくら生きていた受が、辛抱たまらんな次兄に押し倒されHされるうちに、嫌がっていたのが気になる存在になり、攻が女の恋人と出ていこうとすると引き留める。見事に何か別のものに化けていた。女だったら悪女系。
ただ元々の他人の財布をちょろまかして小銭を盗んだりだらだら生きている性格は好みでない。これで真面目な性格だったら、兄弟、男同士、H三昧の三重苦で悩んでくれたのだろうけれど、Hに対する倫理観のハードルは低かった。
押し倒した時には攻が振り回していたのに、段々逃げ腰になって最後は受がイニシアチブを取っているパターンはとても好みだった。最後の締め方の一文も好き。
荒っぽい家庭で兄弟喧嘩のシーンもよく出てくる。攻は受を可愛がっているが、喧嘩の時は容赦しない。でもそれは兄弟喧嘩の延長で暴力でHを強要しているようには見えなかったので良かった。
作家さんは、ネットで2年ほどサイトをやっていたらしい。スカウトかな。長編を書いたのは今回初めてという割には、バランス良く丁寧な作りだった。
輾転反側や憫笑など漢字をよく使い文体は割と堅めで少し華がある。私が好みなほどは硬くなかったけれど、突き放した雰囲気は好き。
Hシーンは切れた攻が頑張っている。多い目だが変わったパターンはなし。
次があれば買ってみる。
兄弟もの。近○そー姦。次兄23歳×末弟17歳。6歳差。シリアス。どろどろ。デッドエンド。


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2006年04月26日(水)
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