眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・夜夜の月:水原とほる

アフタヌーンを買ってみた。
おお振りは試合が終わった。体力を出し切ってすとんと寝てしまうという行為。もうずっと昔に出来なくなってしまったなと最近しみじみしていたところだったので、主人公がちと羨ましかった。



ボーイズ小説・夜夜の月(ラヴァーズ文庫)水原とほる

美大を中退した受は、夜路上で絵を売っている所を画商の攻の目に留まる。攻の元でバイトすることになった受は、画家として援助する代わりに愛人契約を持ちかけられ…
気になる作家さんの新刊なので買ってみた。悪くない。
受は画家。早くに両親を亡くし祖父母の育てられる。祖父が亡くなりお金の事情で美大を中退する。絵を描くために生きている。目は確か。柔らかい髪質。母親似。整った顔立ち。髪を切りそれなりの服を着ると注目を浴びる。普段は冴えない格好。
攻は有名な画商。目利き。如才なく立ち振る舞いも大人。遠目でもはっきりとした面立ちが目立つ。日本人離れした彫りの深さ。バランスの良い体型。端正な顔の作り。美しい。仕立ての良さそうなスーツ。
Hシーンでまた攻が平手で殴っていたので、相変わらず…と思ったが、後書きで今回も気の短い攻が殴ってごめんみたいな事が書かれていたので、殴るのが萌えなんだろうと諦めた。
えすえむは好きだが、この作家さんの書く平手は普通に痛いだけみたいだし。どうせなら気持ちよさそうに嬲られて欲しいのだが、仕方がないみたいなので、あまり痛そうで無ければそれで良いや。
攻との恋愛部分とは別に、受が自分の絵を模索して足掻いているのがよく伝わってきた。絵のモチーフや景色が頭の中で想像出来て良かった。全体的にトーンが暗くシリアスだが、こういう悩んで成長していく話も好き。
絵を模写するシーンや最後攻のために絵を描く部分は好き。受の描いた絵が見てみたいと思った。
絵の部分がじっくり書かれていたためか、攻の事情は割とさらっと流されていた。後攻が受に傾倒していく部分も少し見えにくい。
Hは愛人関係だけあってそれなり。最初は平手つきだが最後の方は割と甘い目(この作家さん比)。
二人で良い関係のままいてください。
次もよほどの地雷がない限り買うつもり。
愛人もの。画家。日本画。模写。画商30半ば?×画家20歳ぐらい?

2006年01月25日(水)
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