眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・不遜で野蛮:岩本薫

ボーイズ小説・不遜で野蛮(ビーボーイノベル)岩本薫

警視庁のエリートである受は、上司の不始末の尻拭いをするため刑事の攻に捜査を頼む。参考人の張り込みをするためにゲイカプを装う事になり…
気になる作家さんの新刊なので買ってみた。悪くないから面白かったに1歩行く感じ。
受はエリートキャリア。後ろに撫でつけた髪。白皙。怜悧な美貌。シルバーフレームの眼鏡。剣道で鍛えた背筋が伸び、ほれぼれするほど姿勢が良い。クールビューティ。警察一家。妹が一人。優秀だが手先が不器用。
攻は平刑事。ゲイであることをカミングアウトしており、検挙率が高いのに出世街道から外されている。本人も上に行く意志はない。185センチ。彫りの深さが強調される高い鼻梁。底知れぬ漆黒の瞳。料理が得意。蜘蛛が苦手。タフ。立場の弱いものに人気がありまた慕われている。
「不器用な純情」「好きの鼓動」と同じシリーズらしい。不器用の攻の兄弟が今回の攻らしいが、ここまで関係ないと別に無理矢理シリーズで括らなくても…とは思った。
カプの系統は前に出たADと同じように見えた。細かい性格は違うが、このパターンは何度か見ている気がする。
真面目で思いこむ受が可愛い。攻に翻弄されつつもしっかり犯人を捕まえ、攻を押し倒している所が良い。尻拭いを頑張る理由もちゃんとあって好感度が上がった。
攻も蜘蛛に弱いなど話を進める上での良いスパイスになっている。どんな何ちゃって事件物でも、どこかでこういう和む部分は欲しい。
Hは少し多い目。ゲイカプにかこつけて色々されている受。根は素直そうなので、世の中のゲイカプはこういうこともしているとか教えられると信じそう。
行く道は厳しそうだが頑張って下さい。
次も期待している。
シリーズ。警察物。張り込みH。刑事29歳×キャリア29歳。同級カプ。眼鏡受。美人受。拉致。顔○。猫。

最近よく目にするようになった「ツンデレ」だけど、今一つ使用方法が分かっていない。普段はツンツンしている人間が好きな相手の前だけデレっとする事なのは、意味として知っているけれど、「デレ」という言葉で思い出すのは、例えば大型犬攻が「俺の恋人は美人(?)なんだ」とかいう時のにやけた顔なので、今回のような普段はすましている受が気を抜いた状態が「デレ」と言われるとぴんとこないというか。いつか慣れるだろうけれど。

2006年01月23日(月)
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