眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・甘い夜に呼ばれて:神奈木智

勢いでペンギン物を3本借りてきた。
ペンギン物語、もうひとつのペンギン物語と皇帝ペンギン。
ペンギンの生態がよく分かった。皇帝ペンギンは特に映像が綺麗。環境DVDとして買おうか迷っている。

ドラマCDいつかじゃない明日のために/side基継を買ってみた。
トークは10分半。前から気になっていたので。話的には激しい動きはなく割と好みな内容。この受の声。ヘブンで聞き慣れていたのであまり照れはなかった。side 直哉も一緒に買おうかと思ったが、1年前の発売のためか店にはなかった。買うのどうしようかな。



ボーイズ小説・甘い夜に呼ばれて(キャラ文庫)神奈木智

イタリア語の通訳をしている受は来日するイタリア女優の通訳として雇われる。そこで出会った映画配給会社の攻は3年前一晩寝たことのある相手で…
雑誌掲載とその続編。気になる設定なので買ってみた。可もなく不可もなくと微妙の間。
受はイタリア語の通訳2年目。翻訳より通訳の方が好み。高校を卒業するまでイタリアで育つ。綺麗な顔立ち。愛想がない。過去のトラウマで車に乗れない。母子家庭で親戚の家に引き取られて育つ。
攻は映画配給会社勤務。仕事が出来る。品のいい男前。目つきや表情に野性味を帯びる。趣味の良いスーツを嫌みなく着こなす。実家はそれなりに裕福。
雑誌掲載分は一度読んだことがあるはずなのに最後まで思い出せなかった。
特に何が決定的に駄目というわけではないが、読んでいてこう微妙な気分に。
受は通訳2年目で、イタリア語通訳の仕事は元々あまりなく、あっても車に乗れないので仕事も選ばなければならず、翻訳は得意でないのに、仕事先の相手に腹を立てたりむっとしたり感情を見せすぎ。
愛想が悪くリップサービスが出来ない性格だが、人相手の商売なら社会人として当たり前の接客ぐらいすればいいのに。少し生意気な事を言われたからと言って、仕事相手の10歳の女優にむっとして見せるのは大人げなさ過ぎ。
売れっ子でもないのにマイナスの感情をこんなに簡単に見せて良いのかと思ってしまった。だから売れっ子じゃないのかもしれないが。
2話とも車に乗れないからという理由はあるが、いやいや仕事を始めている。読んでいて気分が良くない。1つぐらい通訳ならではの機転のきいたエピソードを入れて欲しかった。
ついでに何か揉めるエピソードがあると、まず腹を立てている事が引っかかる。例えば、通訳相手の俳優が監督とぶつかりいなくなるのだが、見つかった時は心配するより先に、みんなに迷惑かけてと腹を立てる。名もないモブキャラに対してならそれでも気にならないが、それなりに人間関係を築いていたはずの相手に、慣れない異国でどうしていたのかなど、気遣いを見せない所がもやもやする。
これと同じで攻と対立した時も、攻に対する思いやりが二の次になっているように見えた。
続編は攻の先輩である監督が攻を食っていた。攻、影が薄い。形無し。
ついでに監督が昔攻にした仕打ちの理由も何だかなーだった。読んでいて終始もやもやしっぱなし。高校生設定ぐらいなら気にならなかったのか。みんな精神が5つぐらい幼い気がした。
後書きを読むと作家さんはとても力を入れていたそうだが、釈然としない話だった。
次も設定次第。
社会人物。映画。通訳。イタリア語。映画配給勤務25歳×イタリア語通訳26歳。

2005年12月21日(水)
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