眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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漫画・化学の王子様:桜賀めい/小説・遺産相続人の受難:鹿住槇
小説ショコラを買ってみた。買ってみた宣言のみ。
最近自社発掘の新人さんを掲載サイクルの中に入れているみたいなのは良いのだが、今のところ好みの人がいないので段々楽しみな部分が減っていく…。
バトルがはじまる前あたりにぽつぽつ出ていた作家さんは、好みの人もいたんだけれど。
ついでに動物が人間に変身して云々という設定は興味がないので、この雑誌の漫画は楽しめない。
シャレードを買ってみた。宣言のみ。
今回は高遠さんと鳩村さんが楽しみ。といいつつ高遠さんはまだ1巻を読んでいないので未読で積んである所なのだが。中原さんの共犯シリーズは好みでないので、読んでいない。
次号は鳩村さんと神奈木さんが楽しみ。夜月さんの新連載がはじまるらしいが、これってずっと前に単行本で出ていたシリーズなのだろうか。
ついでに次号は小冊子サービスがあるらしいが、ここに名前が上がっている作家さんが載るのだろうか。もしそうなら一部微妙というか何故という人がいるのだが。どういう基準で選ばれたのだろう。
ボーイズ漫画・化学の王子様(花音コミック)桜賀めい
短編集。前回可もなく不可もなくながら気になったので買ってみた。今回も可もなく不可もなくだが、前の方が好みかな。雑誌掲載5本と描き下ろし28P。
化学オタクの攻と仲良くなるよう教師にお願いされ話しかける委員長の受。高校の同級カプ。くっついた後の続編を描き下ろし。
学費を稼ぐためにアルバイトをしている受に、身の回りの世話をしてほしいと持ちかける攻。
医者を目指す高三の攻とその幼なじみの年上の受。弟分だと思っていた攻が次第に大人の顔をするようになり…みたな流れ。頭の化学オタクの攻とこの攻は従兄弟同士。
お金持ちの受が庶民の攻を学生時代からナンパし、身分違い(?)の恋愛を続けている。その関係にヒビが入り…みたいな流れ。
大学の後輩×先輩。先輩に恋愛相談するうちに好きになり…みたいな流れ。
短編集のためか話が駆け足で感想が書きにくいのだけど、テンプレ展開でもテンポが合うのか引っかからずさくさく読める。絵柄も嫌いではない。
今回は眼鏡キャラがいなくて寂しかった。
次も設定次第。
学園物多し。同級生カプ。幼なじみ。年下攻。化学オタク。短編集。
ボーイズ小説・遺産相続人の受難(キャラ文庫)鹿住槇
失業中でアパートの家賃を滞納している受は、小さい頃に別れた父親が亡くなり、その遺産が転がり込む。後妻の連れ子である血の繋がらない義弟・攻が現れて、遺産を継いで欲しいと頼んでくるが…
好きな作家さんで気になる設定なので買ってみた。微妙。
受は失業中。父親は資産家の跡取りだったが浮気して離婚。母子家庭で育つ。3年前に母親が再婚現在は海外在住。会社を半年で辞めスナックでバイトしている。レーター志望。おっとりしている。綺麗系。
攻は高校生。頭の出来は普通。母親が受の父親と結婚した連れ子。よそよそしい家で育つ。愛想が良い。しっかりした性格。押しが強い。弟が一人。
最初読み始めて、ずっと胸の中がもやもやしていた。何が引っかかるのかと思ったのだが、受が甘すぎるからだった。
受は会社を合わないからという理由で半年で辞め、スナックでバイトしながら半年分の家賃を滞納し、後一週間で出ていかなければならない状況。
そこに遺産話が舞い込むが、養育費も受け取らず育ててくれた母親に気兼ねして、必要ない金は受け取れないと最初は拒否する。この手の遺産物は余分な金は受け取らないのが良いことのように書かれることが多く、この受もこの方式にのっとっている。
一見金にクリーンな性格のようなのだが、家賃43万を借金している癖に、バイトを増やすこともなく、会社を辞めたことを母親に言えないので身内に立て替えてもらう事もせず、困った困ったとのんびりしている。
払うべきものも払わず、家主の好意の上に胡座をかいているようにしか見えない。いつか返すつもりなのかもしれないが、具体的な算段もせず甘すぎる。こういう性格のキャラを金にクリーンだとは思えない。
社会人なら、他人への借金と家族への見栄なら、借金返済を優先するべきではないのか。身内も金銭的にせっぱ詰まっている状況ではないし、立て替えることは出来るだろうに。
なので遺産を断るのもただの自己満足にしか見えなかった。
会社を辞めさせられたのでもなく、病気や事故にあって急に大金が必要になったわけでもないどうとでも出来る状況で、立場を悪くしていったのは受自身の行動。
イラストの仕事がしたいと思って会社を辞めた割に、どこかに投稿しているわけでも持ち込んでいるわけでも無いし。
受自体の性格は悪いわけではないが、考え方が甘すぎる。この作家さんは世間知らずで悪い意味でない甘い性格のキャラをよく書き、それが話にはまると、ほのぼのとした雰囲気の良い作品になると思うのだけど、今回はその甘さが仇になった感じ。これが高校生なら不愉快にならず普通に読めたのだが。
ついでに追い出されたら学生時代の友人宅に転がり込む気満々だったくせに、やっぱり止めるとなった経緯も何だかなーだった。
多分友人は下心があったのだろうが、自分から話をふっておいて失礼な断り方をしているのを見ると酷くないかと思ってしまう。実際は攻が断ったのだとしても、もうちょっと筋の通し方があったと思うのだが。
身内には気兼ねするくせに、赤の他人のあまり親しくない友人には頼ろうとするのよね。
スタートがこれだったので、なかなかキャラに好感がもてずに読んでいたが、最後までこのもやもやが残った。
受は攻に流されているばかりで、主体性があるようにはあまり見えなかった。ラブの部分も少ない。
今月買ったキャラ3冊の中では一番面白くなかった。我ながら意外。
次も設定に地雷がなければ買ってみる。
遺産相続。義兄弟。高校生18歳×レーター志望23歳。
2005年11月29日(火)
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