眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 11月の青田買い

今月の青田買い

雑誌でしか見ないようなボーイズの新人&投稿者の作品の感想を書いている。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所ぐらいまで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私個人の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
面白い作家さんだけを挙げるか、つまらなかった作家さんも挙げるかはその時の気分。

ココロのバンソウコウ(リンクス12月号)はるか真朝
実家のコンビニを切り盛りする受は、幼なじみで会社員の親友にずっと片思いしている。新しくバイトに入った攻の初対面の印象は最悪だったが…大学生20歳×コンビニ店長25歳。
可もなく不可もなくから2歩ほど悪くないに行く感じ。微妙に構成が整理されていないような。流れがあっちこっちに行っているようで少し読みにくい。でも前の不思議系の話よりは生活に密着した設定の方が好み。この作家さんはほのぼのした雰囲気が気に入っているのだが、今回もそれは出ている。
時折微妙にひくエピソードが入っている。受の卒業時の告白だとか、親友は婚約者をどうするんだとか。攻がコンビニにバイトしにきた理由が、親友と受が仲良くしているのが悔しくて嫌がらせをしようと思ってとかいうのは、マジでストーカー入っていないか? 駅で口げんかして逆恨みして後を追って刺す若者のようでひいた。基本的に攻のイタイ性格は好みなのだけど、出し方をもう少し考えて欲しいというか。次もこんな地味目は話を読んでみたい。

診察室は甘く誘う(リンクス12月号)風見香帆
病院の情報管理室で働く受は、医者の攻に口説かれ気になるが…医者34歳×病院職員28歳。
デビュー作らしい。可もなく不可もなく。病院のカルテ管理の仕事を詳しく知っている作家さんが(実際はどうか知らないが)、ここでこういう物語があったら良いなーと思いながら書いたように見える話。仕事話が詳しく説明されそれに対する見解なども丁寧に出ている。ようは身近なネタを萌えで突き進んだような話に見えるので、次はどうなるのかと思った。
オーソドックスな流れだが嫌いではない。取り敢えず他の話も読んでみたい。

優しさの温度(リンクス12月号)冴島久美
愛人をしていた受は、相手の奥さんにばれ逃げた所で攻と出会い、部屋に転がり込む。初めはただの居候先として接していたが…ペット屋勤務20歳×売り専25歳。
普通。基本的に刹那的で投げやりで体を売る蓮っ葉なキャラに好感がもてない。お人好しで穏やかな攻は好きなタイプだが、この受は駄目だった。文章は安定して普通に読めるけど、あまり好みでないかも。萌えにくい。文章は前と同じ印象だったので固定されたのかも。当分は雑誌で様子見。ここに書き留めるのも今回で止めておこう。

手をつないで行こう(小説ビーボーイ12月号)宮園みちる
片思い相手に失恋した所を偶然ボランティアに来ていた大学生の攻に見られた医者の受は、慰めてもらい…みたいな話。大学生×医者。
可もなく不可もなく。前よりは読みやすくなっていた。この作家さんはほのぼのとした雰囲気が一番気に入っているのだけど、設定やキャラがテンプレの中に収まり、小さくまとまってしまい今一つ印象に残らない。無難すぎて埋もれている。
もう少し心に残りそうなエピソードや台詞を入れてくれないものか。

バード・イン・ブルー(小説ビーボーイ12月号)志野原ケイ
後日。
これがデビューになるらしい。


月末発売は来月に。

2005年11月19日(土)
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