眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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小説・君が誰の隣りにいても:月上ひなこ/スィートセレナーデ:雪代鞠絵
ボーイズ小説・君が誰の隣りにいても(ルチル文庫)月上ひなこ
元教師で現在江戸友禅の新進気鋭の作家である受は、数年前に別れた恋人で教え子だった攻と再会し…
設定が気になったので買ってみた。今一つと可もなく不可もなくの間。
受は江戸友禅作家。元美術教師。大学の後輩と結婚したが離婚。息子が一人。手入れされていないぼさぼさの髪。やぼったい眼鏡。顔立ちやスタイルは悪くないが地味。くたびれたオヤジ。眼鏡受。
攻はホスト。有名レストランチェーンの社長の息子。派手なスーツ。料理の腕は良い。遊んでいる。学生時代は真面目だったが受にふられてからは自堕落な生活。
花丸で書いている作品の印象が強かったが、もしかするとしっとり系も書けるのかもと思い買ってみたけれど、やはり根本の所は花丸作品と同じ印象だった。
出てくるキャラの年齢によって、10代は10代の30代は30代の、或いは学園物は学園物の社会人物は社会人物の、一般的なものの考え方があると思うのだけれど、この作品は一見社会人物に見えるが、キャラの言動が学園物仕様に見えて、色々同意できなかった。
攻は受に捨てられたと思い、すっかりひねくれて投げやりな生活を送っている。他人に自分の生き方の責任をなすりつけているようで、二十歳を過ぎてこの考え方をされては、そのキャラに好感が持てない。
最後はなし崩しにまとまってはいたが、攻が精神的に成長したようには見えなかった。一応更生はしていたけど、何かで躓いたらすぐ酒に溺れるタイプに見える。
受や攻が相手を好きになった理由が分かりにくい。ついでに受が結婚した理由が苦しいというか。よくある理由なのだが、奥さんの容姿や人間関係など詰め込まれすぎていて、ごちゃごちゃしているように見えた。
一見好みそうな雰囲気だが、内容は色々物足りなかった。
次は別カプで続きが出るみたいだが、買わないかも知れない。
社会人物。特殊業界物。ホスト23歳×江戸友禅作家30歳。受はバツイチ。子供有り。
ボーイズ小説・スィートセレナーデ(ルチル文庫)雪代鞠絵
スランプでピアノが弾けなくなった攻はコンクールを棄権し引き籠もる。ある日街で攻のことを別の名前で呼ぶ高校生の受と出会い…
設定が気になったので買ってみた。可もなく不可もなく。
受は高校生。少女と見紛う可愛らしい顔立ち。小柄で華奢な体つき。小さい頃はアトピーで病弱だった。医者の父親。一途。成績は平均。
攻はピアニスト。ヨーロッパで育ち現在日本の音大に通う。両親とも有名な音楽家。理性的な切れ長の黒い眼。のばし気味の黒髪。均整のとれた長身。堂々として華やかな佇まい。プライドが高い。無愛想。
いつもの一途受なのだが今回は攻視点。攻を自分の恋人と間違えてつきまとう受に次第にほだされ、スランプが治るついでに受も立ち直る話。
受のつきまとい方が一種のストーカーのようで、この先好き合うと分かっているから、何とかなってるんだよなーと思ってしまった。
傲慢強引な攻の強○始まりや監禁ネタに比べれば全然マシなんだろうけれど。
受は探していた恋人とのことで深刻な状態だったのだが、ピアノに火をつけようとしたりすごいことになっていた。
この作家さんの受はいとけなくか弱いはずなのだが、妙なたくましさを感じる時がある。
この手の話は、恋人がそれぞれのトラウマを克服するために助け合って乗り越えるパターンが一般的だと思うが、このカプはあまり助け合っている気がしなかった。
受はピアノを弾くなと言っているし。あの状況でよく立ち直ったな攻。攻は一人で乗り越えたように見える。それはそれでありだと思うのだが、この手のパターンのテンプレからずれた行動をするので、時々その行動はどういう意図なのかと考えてしまった。
Hはそれなり。エロエロではなかった。
次も設定次第。
ピアノ。コンテスト。事故。ピアニスト音大の生徒×高校生15歳。攻視点。
2005年11月18日(金)
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