眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・ラブ・シェイク:英田サキ

ボーイズ小説・ラブ・シェイク(プラチナ文庫)英田サキ

代議士の息子である受は、大学に行かずにバーでバイトをしている。父親の秘書であり、昔受を裏切った攻がやってきて、話がしたいと言われるが…
気になる作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。
受は大学生。父親は頭角を現してきた代議士。12の時に母親が死亡。攻を家族として頼っていた。小柄で顔立ちが甘め。女顔という訳ではないが、黒目がちな大きな目。長い睫。柔らかそうな唇。すれていない。
攻は受の父親の秘書。きりっと男らしく整った涼しげな風貌。隙のないスーツ姿。成績優秀。背が高く男前。受の家に母親共々住み込んで働いていたが、高校の時に母親が亡くなり、受パパの勧めで大学を出て秘書になる。
攻は受を密かに思い押し倒さないように、ついつい酷い言葉で追い払って決裂してしまい2年経つ。受が他の男と付き合っていると誤解して切れて…みたいな流れ。
受にきつい事を言いながら心では既に反省しているなら、やらなければいいのにとも思う。微妙にヘタレ。作家さんは攻の悶々とする様子を書きたくて、受攻両視点にしたらしいが、後半攻が出てくるたびにヘタレぶりが上がっていった。
受は酒をあまり飲まない設定にしているとはいえ、未成年がバーテン見習いをするのはつらい。自分で作った酒を飲まないと勉強にならないし。プライベートでは飲んでも、職業にするのはどうなのか。1年ぐらい年齢を上げてもあまり大筋は変わらないと思うのだが、何故ぎりぎり未成年にしたんだろう。、
Hはレーベルに合わせて攻が言葉責めなど頑張っていたが、所々どうしても笑ってしまう。
前も書いたが、やはりこの作家さんは微妙にへぼいテイストが入っている気がする。たまにくさい言い回しに笑ってしまうが、こういう作風はキャラの言動が多少イタクても、その作風でむかつく度合いが薄まるので、後味が悪くなる事は少ない。
全体的にそつなく無難にまとまっている印象。ただテンプレなのであまり萌えは無かった。あくまでも無難。
脇カプの方が気になった。評判が良かったら、こっちがメインで書いたりするのかな?
次も設定次第。
バー。バーテン。代議士。ヤクザ。幼なじみ。政治家秘書30過ぎ×政治家の息子19歳。

2005年11月03日(木)
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