眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・微熱を残すキス:かのえなぎさ

ボーイズ小説・微熱を残すキス(リーフノベル)かのえなぎさ

家具店で働く受は、上得意の客として来た攻と再会する。中学時代苛められていた攻に怯えるが…
気になる設定だったので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。
受は家具店勤務。アメリカ人の父親は産まれてすぐ失踪。母親も受を施設に預け失踪。施設で育ち高卒で働く。ハーフ。白すぎる肌。整った顔立ち。中学時代は苛められていた。外見にコンプレックスがある。髪は金色(現在は茶色)。紺碧の瞳。人一倍臆病。大人しい。人付き合いが苦手。
攻は投資会社の社長。ワンマン。実家は大きな会社を経営。高そうなスーツを見事に着こなす。立っているだけで存在感と威圧感がある。冷たい光を放つ鋭い眼。荒々しく端整な容貌。強引傲慢。会社の共同経営の親友とその親友の妹で婚約者がいる。
この作家さんの書く人の悪いキャラはわりと好き。と言うか人の悪いキャラの方が生き生きしているように見える。
受を振り回す攻はなかなか何様。受も最初はびくびくしていたが攻に惹かれていき…みたいな展開で萌えていたのだが、後半攻の婚約者とその兄が出てきて、受を追い詰める辺りは、受の感情が多少もたついていた気がしてだれてしまった。
それと、この兄妹にとっては受は後から来てかき回している厄介者なんだろうなーと思うと、一方的に悪役にも出来ない気分になり、すっと我に返ってしまった。
苛められる可哀想な受が好きなら楽しめるかも。
この作家さん、なにげにキャラが一からやり直す時は、持っていた会社を他人に任せたり、前の生活を一切捨てたり、さっぱりする事が多いような。今回もそんな感じだった。
次も設定次第。
社会人物。中学時代の先輩後輩。社長28歳×販売員26歳。いじめっ子×いじめられっ子。シリアス。

2005年09月22日(木)
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