眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・華麗なる落札者:新井諒

月刊あすかのマの手帳の全サがやって来た。値段に見合ったものだった。
収集するだけなので別に良いんだけれど。

麗人ブラボーを買ってみた。
鈴木さんと吉池さんと鬼嶋さんと深井さんと井上さんが面白かった。
鈴木さんは受の息子の友人×教師。オヤジ受〜。吉池さんは死神シリーズだった。受の死神時代の姿が見てみたかった。鬼嶋さんは絵柄も相まって20年前の設定みたい。深井さんは地味でうらぶれた雰囲気が好き。井上さんはちっちゃいけど男前な攻だった。がちゃがちゃした雰囲気だけど笑った。
この雑誌の新人さんは割と好みな人が多い。

小説ビーボーイを買ってみた。買ってみた宣言のみ。
浅見さんが楽しみ。他の作家さんは読んでみないと分からない。ひちわさんの袋とじはエロを目指したヤクザ物だったが、あまり萌えは無かったかも。こういうすれた受が好みでないからか。評判が良ければ大幅書き下ろしで単行本化されるのだろうか。
次回は木原さんが載るらしい。今蔵は好きなので楽しみ。と言いたいが「脱がない」のカプもあり得るのか。後編待ちでまだ読んでいないのよね。



ボーイズ小説・華麗なる落札者(ショコラハイパー)新井諒

学芸員の受は、英国貴族攻のプライベートコレクションを日本で展示するため交渉してきた。正式契約のために攻の元を訪れるが一方的に拒絶され…
設定が気になったので買ってみた。可もなく不可もなくから一歩悪くないに行く感じ。
受は大きな会社を経営する家の次男。母親は離婚して父子家庭。美術が好きで学芸員になる。博多人形のように目尻が上を向いた切れ長の瞳。深いブラウンの瞳。きめ細やかな肌。柔らかなブラウンの髪。整った容姿。計算も出来る。男は未経験。
攻は由緒正しい英国貴族。大企業を所有する。美術愛好家。あでやかなプラチナブロンド。すべてを見通しそうな紺碧の瞳。人目を惹く華やかな気品。触れると切れそうな鋭さ。地位と冨と名誉と才能と容姿に恵まれた存在。
ショコラでよく出されている貴族物の一つ。
契約して欲しければ、Hしろと脅されHして監禁紛いで連れ回されて、気付けば好きになっている流れ。
部分的な受や攻の言葉には萌えた。ただ所々感情の流れが唐突で、いつのまにそんな気持ちに…と思う事もしばしば。
それでも2/3ぐらいまでは、ほうほうと思いながら読んでいたのだが、クライマックスがへぼい展開で笑った。
以下ネタばれにつき注意。

攻のライバルに騙されるようにオークションに出された受。それを落札されるまでじっと見ていた攻は、落札した男の所に行って受を愛しているから譲ってくれと頼み込む。
愛しているからペットを購入するように落札したくなかったと言いつつ、周りに人がいるにも関わらず受に愛の告白。その間、受は猿ぐつわをされ、素っ裸で前を薬でたたせて椅子に革で縛り付けられたまま。
んでもって受も告白し両思い。盛り上がってキスしている間、周りはおいてけぼり。
呆気に取られている落札者の男に向かって、攻は「愛しているのを分かってもらえたか? (証明が)たりないならこの場でHしても良いよん」とか言っている。そういう問題じゃ無いと思うのだが。
金で落としたくないなら、譲ってもらう代わりに何かするつもりなのか。それでは結局物で手に入れた事にはならんのか。しかも結局小切手を切っているんだけど。
何より、オークションにかけられる前に受と会っているんだから、その場で連れて帰るという選択肢は無かったのか。いらん恥をかいた受が可哀想。
クライマックスまでは少し切ないお貴族物のつもりで読んでいたのに、いきなりトンデモ展開で驚いた。
既刊の「抱擁は」も一見シリアスでクライマックスが似た展開(オークションではなかったが)で、これと同じ系統なのかも。
攻と攻のライバルの関係や話の締め方とかは割と好きなのだが、最後の最後で萌えと笑いの混在する微妙な作品になった。
次も設定次第。
貴族物。英国貴族31歳×学芸員28歳。白人×日本人。オークション。監禁。人身売買。美術品。

2005年09月14日(水)
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