眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 ボーイズ小説・罪に濡れる夜に:中原一也

今回イベント参加をしてふと思ったのだが、東京駅などで遭遇するイベント帰りのオタと一般の見分け方。
※手荷物の中に数回使用されたっぽい紙袋かビニール袋に包まれたものが入っている(大抵本だったり)。
※旅行に行く&帰ってきたような服装・荷物でなくても(ようは身軽で小さいバックのみの普段着)、500mlのペットボトルを持っている。
※産地限定のお菓子の箱を持っている。6パックで売られているようなお菓子の1箱だけとか。
この条件が揃えば必ずオタという訳ではないのだが、イベント会場からの空気はこういうところにも残っているのかなとしみじみ思った。



ボーイズ小説・罪に濡れる夜に(クロスノベル)中原一也

司祭として地元の教会に戻ってきた受は、幼なじみの攻と再会する。昔と同じように友情を温めようとするが、攻に言い寄られ…
気になる作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。
受はカトリックの司祭。大学卒業後神学校に通い司祭となる。白い肌。柔らかそうな髪。中性的で清潔感がある。くだけた性格だが、司祭としての立場には真摯。高校時代に母親が病死。清涼な空気を纏う。
攻は工務店の跡継ぎ。小さい頃から教会で受と遊んでいた。浅黒く日焼けした肌と男らしい鼻梁。鍛えられた肉体。牡の匂いを漂わせる。硬派で昔から大人びていた。愛想が悪く怖いイメージ。リーチが長く逆三角形の体。一応カトリック信者。
教会の司祭物。攻に無理めにHされるが、好きであることに気付き…みたいな流れ。攻を好きな女が出てきて、受に襲われたと虚言し陥れようとする部分は割と生々しいので、そこらへんは苦手とする人はいるかも。最終的には憎めないキャラとして書かれていたが、私的には微妙なエピソードだった。
受はこれまで読んだボーイズの神父の中ではさばけていて柄が悪く世慣れているが、司祭であることに対しては真摯に勤めている。
キリスト教物は背徳感を楽しむものだと思っているが、この作家さんが書くキャラは、元々健全前向きなので、その手の背徳感はあまり楽しめなかった。あくまで普通の男が同性愛に悩む感じ。信仰の色は薄かったかも。
最終的に攻と両思いになったとしても、同性愛がタブーな宗教では聖職者を辞めてハッピーエンドなのが大概だが、今回は違う。
受本人が後ろめたいまま司祭を続ければ、攻とできても個人的に引っかかったのだろうが、今回は受が納得していたので、この終わり方でも気にならなかった。受の気の持ちようで何とでもなりそう。
Hシーンは2回。特に何がどうとは思わなかった。
次も設定次第。
キリスト教。社会人物。信仰。工務店の跡継ぎ×司祭。幼なじみ同級カプ。20代半ばから後半。

2005年08月15日(月)
最新 目次 MAIL HOME