眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・ひめやかな殉情:崎谷はるひ

ボーイズ小説・ひめやかな殉情(ルチル文庫)崎谷はるひ

刑事の受は画家の攻と付き合って4年目。幸せの中にも将来に不安がある。そんな時に攻の学生時代の友人という男が現れて…
別の出版社で出ていた作品の続編書き下ろしと番外小話を同人からの再録。最近気になる作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくから一歩悪くないに行く感じ。
受は長野県警の刑事。繊細で若作りな見た目。ラファエル。ハンサムデカというあだ名。体毛が薄い。顔に似合わず短気で熱血。体力はある。母子家庭で母親は蒸発。初体験は14歳で学校の教師に無理矢理。ゲイ。
攻は天才画家。日本の画壇で知られた存在。浮世離れしている。家事は一通り出来る。精悍な印象。日焼けした肌。ソフトな甘い声。クセのある少し長い黒髪。髭。美大を出て旅行中に容疑者と間違われ受と出会う。その後受の側に引っ越してきた。
あらすじを読んで何故か刑事が攻だと思い込んでいたが刑事は受。別の出版社から出た単行本の続編で、これだけでも話は分かるが、前の話も修正され単行本になるらしい。
この前の話が出会い編なら、今回数ページ使ってダイジェストで書かれているので、もしこれから読むなら次に出る話を読んでからこっちを読んだ方が良いかも。個人的にネタばれはまったく気にならないが、経緯が一部始終書かれていると読む楽しみが減る。
話の印象は、最近ずっと書いているがやはり長い気がする。じっくり読めて良いのかもしれないが。だらだらしている訳でもないのに、長いのが気になるのは何故だろう。
このレーベルから出ている2冊ともストーカーまがいのネタが出てきているので、これは目先を変えて欲しかった。
受は割と恋愛至上主義。延々と攻との関係に悩んでいる。攻は飄々として見えて昔の(5年前)恋人など殆ど記憶していない。酷い男だが受至上主義。
受が攻の親友に疑いを持ち次第にに正体が見えてくる過程を丁寧に書いているのに、結局男に捕まってやられそうになる所を攻に助けられるのなら、普通に正体を知らないままでも良かったんではないかと思うのだが。受の頑張りが殆ど実っていないのが気になる。脇キャラには好感が持てた。
Hは付き合って4年目なので初っぱなから全開。喘ぎも相変わらず。
キャラは好みな方なのだが、所々可愛いと思えたのだが、親近感が持てなかったのは、微妙にキャラがダブって見えたからかも。二重人格とかではなくて、似ているが部分的に違うキャラが手ぶれみたいに二重写しで見えるというか。上手く言えないが読んでいて何度か首を傾げた。
次に出る過去話はどうかな。これより未来の話なら買うのだが。
社会人物。画家27歳×刑事31歳。年下攻。4つ差。ストーカー。続編。髭攻。

2005年07月18日(月)
最新 目次 MAIL HOME