眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・ふしだらで甘い誘惑:和泉桂

実家の両親は共働きだが、母親が畑仕事が好きで庭の1/3くらいは畑になっていた。
野菜系は、ニンジン、カボチャ、椎茸、ネギ、ツルムラサキ、シシトウ、ほうれん草、青葉、インゲン、キヌサヤ、トマト、ゴーヤ、ピーマン、ムカゴ。ハーブは月桂樹にオレガノ、クレソン。
果物系は、夏みかん、グミ、ポンカン、キューイ、うすら梅、ブルーベリー。
ざっと思い出しただけでこれぐらいある。
中でも椎茸は最盛期に300本以上原木を買い込み、庭で育てていたため1年の内半分ほど椎茸が食卓に並ぶ羽目になり、それが何年も続いたので、未だ自分の料理で使わないほどお腹いっぱいの状態。家を出た後も買ったことがない。
キューイも子供の頃からずっと実家のすっぱい味しか知らなかったので、買ったことがなかったのだがここ数年食べていないということで、この間試しに買ってみた。甘くて美味しかった。
家では味わえなかった味に、ずっと買わなかった事を後悔し、最近頻繁に食べている。
母親はまずは作るという発想の持ち主なので、数年前に目が極端に悪くなり、ブルーベリーが目に良いとどこかで聞いてくると、スーパーで実を買う前に、ブルーベリーの苗を買ってきた。
この行動力は、何年経ってもかなわんと思うところ。私には出来ない。
今にして思うと、とても恵まれた子供時代だったと実感する。甘いキゥーイは美味しいけれど、実家の酸っぱいのも今では懐かしい。夏になると実家の庭先から香る青くさい植物の匂いを思い出す。

ボーイズ漫画・センチメンタルな刻(松文社)つくも号を買ってみた。
短編集。同人や商業アンソロからの再録13本。描き下ろしはコメントのみ。
ショタ系漫画なので内容も短くエロが中心。大人×子供と子供×子供が半々ぐらい。個人的には最後のさ○えさんパロ(?)が笑ってしまった。因みにま○お×鰹。
やっているのがメインだが、それ以外の話の部分は割と好き。この手の雰囲気の話はショタ系というか男性向けにたまに見るような。切ない話も多いが、あくまで男性向けな切なさ。



ボーイズ小説・ふしだらで甘い誘惑(ダリア文庫)和泉桂

高校生の受は予備校の帰りに怪しい男達にさらわれそうになるが、助けてくれた攻に連れられ、期限付きで攻の家に留まることになる。自分の出生に関わる事で…
たまに買う作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくから1歩悪くないに行く感じ。
受は高校生。父子家庭。父親は妾腹で父親(受には祖父)は財界のドンと言われていた。二重のきりっとした涼やかな瞳。通った鼻筋。端整なライン。スタイルの良さが際だつ。恵まれた容姿。模範的な優等生。普段は目立たないようださい格好をしている。頭が良く大学教授である父親と同じ勉強をしたいと思っている。小遣いは株で稼いでいる。
攻は元会社員だが現在充電期間中。女性的な部分は無いが綺麗な顔立ち。完璧な造形美。頭が良く顔も良い。男女共にもてそれなりに数もこなしているっぽい。世の中を退屈しきっている。外見に似合わず子供っぽい面もある。飄々として動じない。横柄な物言い。
この作家さんの書く攻は、とても余裕があって何かあってもびくともしないイメージがあるが、この攻は外見は美人で飄々としているが、心の中では割と迷っているっぽい。後書きでもあまり書かない攻とあった。
キャラ単体ではそれぞれ悪くないし好感も持てるのだが、話が微妙に中途半端な印象。
上手くいえんのだが、例えば、こうしたのはこういう理由で恨んでいたからと書いた後で、でも恨んでいないところもあったとフォローされているみたいな。実は悪役も悪いヤツばかりじゃないとしたかったのかもしれないが、悪いヤツとして書かれた後ですぐ悪くないと言われると、感情を引き回されているように感じる。単純な悪役であれば怒りの対象にしやすいが、悪い人でなくなれば受に酷いことをした相手にたいする怒りの行き場が無くなり腹の座りが悪くなるというか。もっと丁寧に書かれていたら納得できたと思うのだが、文庫で短く展開が早いので、なおさら中途半端に見えた。
ほのぼのドメスティックな作風でないので、こういう展開だと釈然としないものが残りやすい。
別に悪役を悪役のままにしてほしかったわけではないのだけどね。
攻が受を守ると約束→受が襲われ攻が庇って怪我をする→受が謝り攻は守りたかったから守っただけと言う→どうしても守りたいなら攻が傷ついたのと同じくらいの傷をつけろと受が頼む→H。
の流れが納得いくようないかんような。ボーイズにはよくある展開なのだが、なんでHになるのか。なんで同じだけ傷つけろと頼むのか。今更だけど。
次は攻の一卵双生児の兄弟が主役で話が出るらしいので、これは買ってみる。これとその兄弟の2冊で全サの小冊子が申し込めるらしい。最近この手の企画が本当に増えた。
誘拐。出生の秘密。シリーズ。株。元証券マン29歳×高校生17歳。

2005年07月16日(土)
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