眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・天鵞絨の仮面:松岡なつき/漫画・年上vハニー:越智千文/年下vダーリン:越智千文

ボーイズ小説・天鵞絨の仮面(パレット文庫)松岡なつき

フランスルイ13世の御代。国王直属の銃士隊に所属する受は、銃士隊の人気者である攻に好かれ行動を共にしている。攻の決闘に付き合った帰り、王に反発する枢機卿の護衛隊に捕まり…
よく買う作家さんの新刊なので買ってみた。悪くない。
受は金髪碧眼の剣士。兄の助命のため枢機卿のスパイとなり銃士隊に入る。修道院に入っていたが騎士になりたかった。真面目。純情。
攻は銃士隊の人気者。鳶色の髪琥珀の瞳。綺麗な顔立ち。人妻と浮き名を流す。問題児。立ち振る舞いから名門貴族の出だと推測される。
この作家さんお得意(?)のヨーロッパの歴史もの。馴染みがない読者のためにか、歴史背景の説明注釈が多かったがそれなりに楽しめた。
受は枢機卿に弱みを握られスパイになっているが、銃士隊の面々が好きになり自分の立場を悩んでいる。フランスにやって来たイギリスの貴族をたらし込むため、閨房の技を教わる。色々災難が降りかかっているが、腹をくくると男前。
攻もいい男なのだが、何かにつけて受の後をつけ、たまにピンチを助けに来るのは、ボーイズの常套とはいえ、暇なやっちゃなと思ってしまった。一応仕事描写は書かれているが、なにげに仕事をしていない攻っぽい。いやいい男ではあったけれど。
受は、技を教えてくれた青年やたらし込んだイギリス貴族など攻以外ともHしている。
最終的に謎はいくつか残っているので、続けようと思えば続く内容。イギリス貴族も受を諦めていないので、続くとしたら攻と貴族の間で何かありそう。攻と貴族も部分的にキャラが被っているっぽいので、どちらとくっついても良いような気がしている。
服飾の名称が作品によって違うのは、この作家さんなりのこだわりか。
次も設定次第。
歴史物。シリーズ? 銃士隊の人気者×スパイ。フランス。銃士。



ボーイズ漫画・年上vハニー(大都コミック)越智千文

短編集。何となく買ってみた。可もなく不可もなく。
以前出た「レンアイ日常茶飯事」の復刻版。前を読んでいないのでどう集録されているのか分からないが、前の本を買っている人は注意した方が良いかも。6本集録。描き下ろしは後書きのみ。
高校のテニス部後輩×先輩。片思いしていた後輩と旅行に行き泊まるホテルが無くて仕方なくラブホテルに泊まりHされそうになり…みたいな話。ホテルや旅館でするのがメインになっている。シリーズ3本。
読み切りは、高校バレー部の同級カプ。受が怪我をしてマネになっている。
もう一つは、高校の水泳部後輩と先輩の話。片思いの後輩につれなくされている先輩。
最後の一つは高校生と従兄弟の大学生の話。これもカプまではなっていない。
初出は93年から95年の同人や商業誌からの再録。約10年前にも関わらず、絵柄や作風が今と殆ど変わらないと思ってしまうのは、私の目が悪いのか、本当に変わらない作風なのか。有る意味安定している。
昔の話はアラがあったり完成されていないからという理由で、後々はまっても以前の既刊は買わない作家さんはいるが、この作家さんはどれを読んでも似た雰囲気と話な気がする。当たりはずれはあるけど。
大学生か高校生カプで年下攻。タイトル通り。全体的にまったりとして、痛い話はないので安心して読める。萌えは無かったがほのぼのした。
次も設定次第。
短編集。年下攻。ほのぼの。復刻版。再録のみ。




ボーイズ漫画・年下vダーリン(大都コミック)越智千文

短編集。何となく買ってみた。可もなく不可もなく。
以前出た「レンアイ日常茶飯事」の復刻版。掲載6本で描き下ろしは後書きのみ。
初出は95年から96年の同人や商業誌からの再録。これも上と同じく絵柄や雰囲気は割と今と同じな気がする。
保育園の保父×バツイチ子持ち会社員32歳。子供を育てながら働く受が右往左往しているところを攻に助けられ…みたいな話。年下攻っぽい。シリーズ2本。
読み切りは同じ大学の同居カプ。もう一つは、大学生の同棲カプ。
もう一つは、同じ高校の寮の同室カプ。触りっこからはじまり攻が気になる受の話。
もう一つは、同じ高校の明るく人気者の陸上部攻×眼鏡で平凡真面目受。
Hシーンはほぼ入っている。全体的にほのぼのしていて、激しい萌えも無い変わりに萎えも無い感じ。
短編集。キャラの年齢は20頭から30頭ぐらいまで。ほのぼの。

2005年07月15日(金)
最新 目次 MAIL HOME