眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
■
■
■
■
■
■
小説・やさしい告白:うえだ真由/機械仕掛けのくちづけ:洸/駆け引きはベッドの上で:ふゆの仁子
ボーイズ小説・やさしい告白(クリスタル文庫)うえだ真由
実家が下宿をしている高校生の受は、下宿人の兄弟の兄の方に片思いしていたが、兄が結婚する事になりショックを受ける。弟の攻に慰めてもらい告白されるが…
よく買う作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。
受は高校生。大学教授の父親が家の空き部屋を学生に開放し下宿をはじめる。父親は亡くなり、母親と二人で下宿をきりもり。一通りの家事は出来る。女の子ともつき合えるけど、ずっと下宿人の兄の方に片思いしていた。前髪は長め。全体的にすっきりとした美少女めいた顔立ち。まわりに気を遣う性格。前向き。
攻は大学院生。兄と同じく受の家で下宿している。一見飄々として口は悪いが、よく周りを見て優しい。切れ上がった奥二重。すっきりとした端正な横顔。がさつでワイルド。包容力はありそう。
最初は片思いしている相手が結婚するので攻に慰められ段々好きになる話だと思っていたのだが、その通りの筋だが違ったのは、、、
以下、激しくネタばれにつき注意。
片思いの相手である兄が事故で亡くなり、その死を乗り越えかつ攻が好きになる話だった。よく受の過去に忘れられない人がいて、攻とかが「一緒にその思い出を大切にしていこう」とか「忘れるまで側にいる」とかクライマックスHの辺りで慰めるエピソードがあるが、この攻は単行本半分くらい使って見守っていた。
受が片思いの相手の死を乗り越えて、攻の優しさに気付きひかれていく過程が、1年くらいかけて丁寧で地味に書かれている。派手なエピソードは無いが、堅実でまったりした雰囲気なのはこの作家さんらしくて好き。脇キャラも立っていて優しい雰囲気。
ただ、死を乗り越えるだけあって、重く暗く辛気くさい雰囲気が終始漂っている。好きな雰囲気だが、やはり死にネタはつらい。
でも最後はお約束とはいえ、両思いになれて良かった。これからは二人で静かに愛を深めて下さいという感じ。
次も設定次第。
下宿もの。親しい人の死。大学院生23歳×高校生2年。しみじみ。地味。
ボーイズ小説・機械仕掛けのくちづけ(キャラ文庫)洸
玩具メーカーに勤める受は、上司で大学時代の一年先輩である攻に学生の頃から片思いしているが、思いを隠して参謀役に徹してきた。ところが攻が挑発するように接近してきて…
設定が気になったので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。
受は攻の部下。すらりとした手足。怜悧な美貌。女性的ではないが優美。冷静で落ち着いている。一途。
攻は新しい部門の責任者。大胆で自信家。強烈なリーダーシップを持つ。野性味のある顔立ち。感情が激しい。男女共にもてる。
大学時代に攻と出会い、誘われ同じ会社に入りずっと片思いしている。
枝葉はあまりなく話がシンプルなので、報われない片思いで悶々としている受は普通に楽しめていたのだが、途中攻に無理矢理抱かれた後の攻の態度が、何様攻っぽくて萎えかけた。
それと最後は受から折れていたので、攻を甘やかしているのは今一つ。これが無ければ感想は悪くないまで上がっていた。
この作家さんの書く何様攻は、微妙に地雷かもしれないのでいつもドキドキ。
次も設定次第。
社会人物。玩具メーカー。上司28歳×部下27歳。大学時代に出会う。
ボーイズ小説・駆け引きはベッドの上で(ラヴァーズ文庫)ふゆの仁子
やり甲斐のある仕事をし結婚も考えていた受は、会社から理不尽なリストラをされ自棄になり退職金を使い込むべくラスベガスに行く。そこで謎の日系人・攻と勝負することになり…
設定が気になったので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。
受は大手スーパーの出世頭だった。完璧なマーケティング能力を持ち、周囲にも気が配れる。自分の事になると少し抜けている。目鼻立ちのはっきりした独特の雰囲気。瞳に力があり一度見れば忘れられない顔。大らかな部分がある。175センチ。
攻は米国企業のCOO。日系人。米国生まれ。185センチ以上。生来の賭博師。指が長く綺麗。筋肉質。軽い癖のある亜麻色の髪。精悍で鋭角的な印象の顔。エキゾチックで端正な顔。長い四肢。強引。落ち着いている。
最近あまり萌えていないので期待は薄かったが、思ってたよりは楽しめた。が、もうちょっとここをこうしてくれればと思う部分も多かった。気に入った設定だけに残念。
カジノで攻と出会ってこゆいHしているのにページを取られすぎて、日本に帰ってからの受の話が駆け足っぽく感じる。恋人や親友に裏切られたを知った後、攻と再会しての下りは、結局受がどうしたいのかよく分からなかった。ここら辺をじっくり書いてくれた方が萌えられたのに。文庫だから仕方がないのかもしれないが、バランス悪く感じる。
最後は攻とくっついたところで終わっており、元親友との確執も落ち着いていないので、秋に出るという脇主人公の話では書いて欲しいのう。
と言うわけでシリーズになったようなのでそれは買うつもり。
どうでも良いことだが、表題は「ベッド」なのだが、本文ページの斜め上についているタイトルは「ベット」になっていた。
社会人物。カジノ。賭。スーパー。米国大手スーパーのCOO30代?×元大手スーパー勤務27歳。札束。
2005年06月23日(木)
≪
≫
最新
目次
MAIL
HOME