眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 ボーイズ小説・朝を待つあいだに:坂井朱生

ボーイズ小説・朝を待つあいだに(ルチル文庫)坂井朱生

マンションで一人暮らししている高校生の受は、鍵を忘れて途方に暮れているところ、隣りに住む攻に助けてもらう。それ以来気にかけてくれる攻にひかれていき…
気になる設定なので買ってみた。可もなく不可もなく。
受は高校生。父子家庭で父親は単身赴任中。マンションに一人暮らし。父親に愛されていないと遠慮して、何でも一人でこなしてきた。人付き合いが苦手。遠慮深い。うっかりした所もある。細い体。母親似の可愛い顔立ち。素直。
攻は兄の遺した防犯関係の会社の副社長。長身でがっしりした体格。どこから見ても立派な大人な男。甘さの削ぎ落とした整った顔立ち。鋭さが際だつ。低く柔らかい声。相手に不自由しなかったが本気になった事は無かった。
引っ込み思案で親に愛されていないと思いこんでいる高校生を、気にして可愛がり甘やかす社会人のカプ。別にパクっているとは思っていないが、きたざわさんがよく書きそうな話だと思ってしまった。
設定は好みだったのだが、今一つ萌えきれなかったというか。上手く言えないが、受の後ろ向きな考えを語る部分が板に付いていないように見えた。前半はことあるごとに後ろ向きな発言をしているのだが、作家さんの文章は割とさらっとしたイメージなので、数が多いとしつこく見えるというか。もう少しねちっこい文章なら合ったと思うのだけど。
後、攻が受を気になり可愛がるのは良いが、初Hの時にはまだ出会ってそんなに時間が経ていないにも関わらず、いつのまにそこまで好きになっていたんだと思うぐらいに、攻の感情が急に跳ね上がっているように見えて驚いた。
ついでに受が遭う災難にしても、結局は攻側の不始末なので守るのは当たり前のような。
も一つついでに話の後半が駆け足っぽい。
脇キャラは立っているが、脇カプが有りそうな書き方に見えたのは穿ち過ぎか。
Hはそれなりで攻はわりとねちっこくオヤジ。
話やキャラ設定は好みだったのだが、パーツがツボにうまくはまらなかった感じか。残念。
次も設定次第。
防犯会社副社長30代半ば×高校生17歳。隣人。事件。

2005年05月19日(木)
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