眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 ボーイズ小説・駆け引きのレシピ:和泉桂

ボーイズ小説・駆け引きのレシピ(ルチル文庫)和泉桂

受は将来カフェをしたくて大学を休学しバイトしている。そこに客として来た百貨店勤務の攻と最初の出会いは最悪だったが、偽装の恋人になって欲しいと頼まれ引き受けることになり…
設定が気になったので買ってみた。悪くないに一歩足りない。
受は小さい頃飲んだココアの味が忘れられずカフェを経営したいと考えている。大学に入るが休学中。幼なじみと同居してバイトしている。真面目で真っ直ぐ。すれていない。誠実。整った顔立ち。短かめの髪。
攻は老舗百貨店勤務。デパ地下に出店する店舗を探し誘致するのが仕事。実家は長野の旧家。男女双子。人形のように整った顔立ち。美人攻。学生時代文化祭で女装した。仕事は出来るしやり甲斐も感じている。ゲイ。うらぶれた中年のオヤジが好みだった。
真面目なバイト青年が、美人系の社会人攻と付き合う内にお互いが好きになり誤解してみたいな流れ。この作家さんは何冊か機会があるごとに読んでいて、上手いと思いつつも今一つ萌えきれなかったが、今回ほぼ初めて普通に楽しめたかもしれない。ちと感動。
大風呂敷を広げた設定ではなく小さくまとまっており、キャラも飛び抜けて優秀なタイプや突飛な性格ではない。攻も顔が綺麗なだけで色々落ち込んだり上手くいかなかったり普通に悩んでいる。
構えずに読めキャラが何様な事もないのが良かったのか。二人の会話の惚けている感じが可愛かった。美人攻は良いね。
それともこの作家さんの書くヘタレ攻に開眼したのかもしれないが。
文庫なのでノベルほど読み応えはない。もうちょっと長く色々書き込んでくれたら、感想は悪くないまで行っていたと思う。
この作家さん「らしさ」みたいなものがあまり無かったので楽しめたかと思うと少し複雑だが、ともかく初めて素直に萌えられたのでいいや。
Hは最後に一度だけ。押さえ気味。
次もこんな感じだと良いが。
カフェ。バイト。デパ地下。百貨店勤務29歳×フリーター19歳。ほのぼの。

2005年05月18日(水)
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