眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 ボーイズ小説・復讐はため息の調べ:いとう由貴/王子様は魔法使い:五百香ノエル

ドラを買ってみた。
ユキムラと佐倉ハイジと西村しゅうこが目当て。西村しゅうこは絵は好きでも話が好みでなかったが、この話は割と好き。かな。まだ途中なのでどちらかというと最後まで好きでいさせて。佐倉ハイジはどこに行っても同じ作風。
新人賞で佳作をとっている人の漫画、わりと設定がシビアで驚いた。


ボーイズ小説・復讐はため息の調べ(シャイノベル)いとう由貴

大戦中大尉であった受は上部の命令で、味方を置き去りにした過去がある。戦後見殺しにした男・攻があらわれ、受の妹の治療費を出す代わりに妾になれと持ちかけて…
設定とレーターさんの意外性があったのでつい買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間くらい。
受はそこそこ良い家へ養子に貰われる。血の繋がらない妹が一人。大きな目。整った顔立ち。童顔。四角四面な生真面目な性格。真っ直ぐ。養子であったため嫌われないよう、良い子であろうとしていた。
攻はがっしりした長身。傲慢で威圧的な雰囲気。鋭い目。意志が強い。戦後は小さな貿易会社を経営している。
妹のために仕方なく妾になってH三昧な話。切っ掛けが戦地で仕方がないとは言え見捨てた受と多くの仲間を失いながら何とか生き延びた攻という関係なので、どんなにどろどろするのかと思ったが、つらい過去の割にあっさりほだされて許していたような。攻は復讐心に燃えていたわりにほだされやすい。
受がとてもペシミスティックで自己懲罰するタイプなので、とてもうじうじと悩み続けている。受の気の持ちようでもっと話は軽くなるのではないか。
この作家さんの書くこの手の話は、昼メロの連続ドラマのようなわざとらしい分かりやすさがある。それが鼻につかずぼくが悪いんだーが好きならそこそこ楽しめるのではないか。
人間関係が最後の方で少しごちゃついているので、それをややこしく感じるかも。
二次大戦後設定。妾。元部下かつ貿易関係の仕事30歳×元上官かつ男妾26歳。シリアス。戦争話。


ボーイズ小説・王子様は魔法使い(パレット文庫)五百香ノエル

高校生の受は彼女居ない歴=年の数を挽回すべく夏休みの最後の日をナンパに精を出す。ようやくゲットした女の子と二人きりになった途端、白い煙がまいあがり魔法の国の13王子・攻が現れて…
良く買う作家さんの新刊なので買ってみた。微妙。
受は高二。そこら辺の女の子より可愛い顔立ち。華奢な体型。元気。両親のラブっぷりを見て自分も恋愛がしたいと思う。流されやすい。
攻は不思議の国の魔法使いの第13王子。兄12人が全て男と結婚したため、女の婚約者を押しつけられるが男好き。絶世の美形でH好き。99人の恋人を持ちふってきた。愛を信じていない。
一言でいうとポルノみたい。Hシーンをのぞけば、愛を信じない魔法王子が日本の高校生を好きになって結婚するみたいなへぼい話。
受は普段わりと元気な男の子なのに、Hシーンになると急にハイテンションでエロゲーの女の子のように喘ぐ。「いっちゃう」やら「おっきい」やらキャラが変わっている。彼女いない歴=年齢のはずの受は、何時の間にこんな言葉を学んだのか。ビデオやその手の雑誌でか。
Hシーンでキャラが変わらなければ、もう少し萎えなかったのに。ついでに設定は多いが詰め込みすぎで全体的に駆け足。キャラの心情をもっと書いて欲しかった。性格設定自体はこの作家さんの書くテンプレの1つ。
今度は中身もちゃんと確認して買ってみる。
魔法。エセファンタジー。Hシーンもファンタジー。魔法王子×高校生。エロメイン。

2004年12月07日(火)
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