眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 ボーイズ小説・この胸をどうしよう:高遠琉加/隠された庭:ごとうしのぶ

ボーイズ小説・隠された庭(ルビー文庫)ごとうしのぶ
シリーズ18冊目。前回3組のカプが同じ島の屋敷に集まると書いたが、集まってやっとそこでの話のさわりが出た所あたり。内容が無いようという感じ。
約一年かけての続きがコレかと思うと泣けてくる。ほのぼのとしているのだが、この世界では男同士がくっつくことが普通になっている。というのは今更か。何かといえば男二人を恋人かと邪推する受は、いい加減、無遠慮に他人の恋路に首を突っ込むババアのような事をしとらんと、自分の将来を見据えてはどうだろう。しかも手に負えなくなったら攻に丸投げする気満々。
自分が男とうまくいってるからといって、わざわざ情報を聞き出してまでくっつけようとする姿は、結婚した途端女は結婚するべきとか、子供を産むのが当然とか持論を押しつけてくる女性の知り合いそっくりで普通にひく。
非常に嫌なヤツに見えるので何とかして欲しい。これも今更だが。
この話は全3巻らしいが、これから有名建築家の作った庭を探して、サロンコンサートやって、脇役をくっつけてと考えると、このペースでは絶対におさまらないと思う。後書きでは4冊になるかもとか書かれていたが、4冊でもおさまらないだろう。
庭見つけた。きれかった。コンサートやった。楽しかった。恋愛みのった。やったね。
なら1行で終わるが、もうそれでも良いんじゃないか。
話がいくら長くなっても、内容があり、キャラが成長したりするなら喜んで読むんだがなー。
惰性で買うのもつらい。が、どうせ次が出るのは来年末だろうから、このつらさも忘れて続きを買いそう。
シリーズ。学園物。ほのぼの。


ボーイズ小説・この胸をどうしよう(アズノベル)高遠琉加

大学生の受は幼なじみで俳優になった攻と都内で二人暮らし。子供の頃、助けて貰ってからずっと攻のことを一番に思っているが、ある日攻が恋人を連れてきて…
表題と番外2本の計3本。よく買う作家さんの新刊なので買ってみた。悪くないとわりと面白かったの間くらい。
受は躾教室を細々と営む祖母に育てられる。未婚の母親は幼い頃に亡くなる。攻としかちゃんとつき合えない。大人しく控えめで心にバリアを作って生きてきた。整った顔立ち。思い詰めるタイプ。
攻は普通の明るい家庭で育ち、転校してきた時からずっと受の側にいる。スポーツが出来て頭も悪くない。男前で高校生のころからモデルのバイトをして、映画にでて認められ若手俳優として売り出し中。面倒見が良い。
思いこみが強くペシミスティックな受は、この作家さんのよく書くタイプ。ジメっぽい雰囲気に幼なじみでずっと好きだった相手に片思いという好みの設定だったので美味しくいただいた。
脇キャラも立っているし、読後感も悪くない。ペシミスティックで家族から愛されず攻に精神的に縋る寂しい受の話が好きならそれなりに楽しめるとは思うが、引っかかったのは2つ。以下ネタばれにつき注意。

1つ目は、攻とその恋人の芝居のばらし方が一瞬分かりにくかったのと、2つ目は、攻がせっぱ詰まって受を押し倒す時に恋人と勘違いして押し倒した風を装うのだが、後で「そうして押し倒したらいけるかと思ってーごめん(意訳)」とか言われても、ふざけんなと突っ込んでしまう。
実は嘘だったと分かるまでの受の追い詰められ方を見ていると、嘘だったと分かって良かった良かったで丸く収まるのもなんだかなーと思ってしまう。必要以上に受が煮詰まっているだけかもしれないけど。
それがなければ、感想は面白かったまで行ったと思う。
次も設定如何で買ってみる。
幼なじみ。若手俳優×大学生。19歳ぐらい?同級生カプ。攻に恋人。芸能界。ペシミスティック。

2004年12月04日(土)
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