眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 ボーイズ小説・この恋は君のもの:火崎勇/棒投げ橋で待ってて:小林典雅

ボーイズ小説・この恋は君のもの(ルビー文庫)火崎勇

同期の攻と仕事を組むことになった受は、一緒に仕事をするうちに攻が好きだと自覚する。片思いのままでいようと決めていたが、ある夜接待で酔っぱらい、攻に介抱され一緒に風呂に入ることになり…
よく買う作家さんの新刊なので買ってみた。既刊「すべて」に出てきた秘書二人カプ。可もなく不可もなくと悪くないの間くらい。
受は外資系に勤める。仕事に対して真面目で真摯。美人系の顔立ち。眼鏡。冷静ですました雰囲気。米国に住んでいた経験あり。親は離婚している。一人称は私。
攻は体育会系のがっしりした体格。ハーフっぽい目鼻立ちのはっきりしたハンサム。可愛い物やグッズを集めるのが好き。企画力に優れ積極的。人好きがする。母親がアメリカ人で親の離婚で帰国。
前とこちらではこちらのカプの方が好み。ほどよく、どうせぼくなんてえーんがある。そういや受は作家さんがよく書く前向きに突き進むタイプではなかった。
話の筋としてはオーソドックスな、好きで片思いで誤解して追い詰められて切れてというパターンなので、この作家さんが好きなら読んでみてもいいかも。ただ文庫なのであまり読み応えは無い。
次もまた買ってみる。
社会人物。シリーズ。同期カプ。眼鏡受。ともに20代半ばから後半?



ボーイズ小説・棒投げ橋で待ってて(シャレード文庫)小林典雅

小児科病棟勤務の看護士・攻の元に幼い頃1度だけ遊んだことのある受がやって来る。おぼっちゃまである受は、自分に常識を教えて生き甲斐を見つけるまで側に置いて欲しいと頼み込むが…
雑誌掲載2本と受の兄の別カプの書き下ろし1本の計3本。初単行本の新人さん。雑誌掲載時に気になっていたので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間くらい。
受は大きなグループの御曹司。3男。小さい頃から蝶よ花よと家族中から溺愛され育つ。おっとりとした素直な性格。天使のような美貌。芯は強く頑固な面もある。
攻は看護士。母方の祖父母は受の屋敷に住み込みで働いている。母親は売れない作家の父親と駆け落ちし攻が産まれた。頑固で真面目。堅実。遊ばない性格。恋愛経験は乏しい。
読んでいる途中何度も笑えたので、ギャグ要員として期待している。ありえん家族の行動や医者にエロビデオを見せられ男同士のHを勉強する受には笑った。
表題のカプの方が好みかも。受はすっとぼけている天然なのだが、なかなかしたたかな面も見せている。攻の生真面目さも好み。
1番最初の話が一番勢いがあり纏まっている気がする。2番目は後半の締め方がだらだらして、書き下ろしはギャグに走りすぎている気がした。医者の攻が登山の格好をして受の屋敷に侵入する辺りは笑えるが。
ついでに、既製品の名前を出しすぎ。いや出すのは良いのだが、その製品を知らない人もいるだろうから、説明もなく並べられてもぴんとこない。例え説明されても認知していないものでは、それを選んだキャラの良さが分かりにくいと思う。特定の人しか楽しめない。
も一つついでに、ギャグは面白いとは思うのだが、読んでいて文章が長いため、切れが悪くテンポが合わない時がある。
ついでのついでに、視点がたまにゆらぐのはもう気にしないとして、たまに神視点(作家視点)でキャラが話しているところがあるようで(キャラが知り得ないはずの観点で考えたり話したりしているというか)そちらは気になった。
文章はもちろん全体的に拙いのだが、書き慣れれば解消するのではないかな。
次も期待している。
看護士22歳×お坊ちゃん24歳。年下攻。攻視点。2カプ。もう1カプは小児科医30代頭?×大会社の令息20代後半?

2004年12月03日(金)
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