眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 ボーイズ小説・先生は悪魔のとりこ:小鳥遊てつみ

ボーイズ小説・先生は悪魔のとりこ(アクアノベル)小鳥遊てつみ

数学教師の受は難しいテスト問題を作るのが趣味。ところがある日、その力作のテストで100点を取った生徒が現れる。その生徒・攻は不良のような外見をし、受はカンニングしたのではないかと疑うが…
前作が気に入ったので2冊目のこれを買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間くらい。
受は顔はそれなりに整っているが、性格が悪く難しいテスト問題を作って、生徒に悲鳴を上げさせるのが好き。小心者で天然。どこかピントがずれている。童貞。プラモデルを作るのが趣味。
攻は金髪ピアスの外見。絵を描くのが得意。同じ学生から慕われ人気がある。好きな人以外には冷たい面も見せる。料理が得意。
話的には、教師の受が学生の攻に告白され迫られているうちにほだされて好きになり…というオーソドックスな流れ。
文章はそんなに整っているわけではないし、話のエピソード自体も目新しいものはないが、キャラが好みだった。
受は繊細そうな外見とは裏腹に性格が悪く、小さいところで意地悪だけど底が浅いので小者のまま。ひねくれているが人間性自体は素直なので趣味に忠実で妙なところでぼけていて可愛い。少し違うかも知れないが、自分の欲望に忠実なハムスターなどの小動物が、走り回って勝手に自分で転けてジージー怒っているみたいな感じで、可愛いというか。何というか。
この手のキャラを可愛く(?)書けるのはこの作家さんの特徴か。前作のちびちゃい攻も似たタイプだった。
作風はまったく違うが、木原さんの書く性格の悪い小心者キャラが、慢心して舞い上がり何かで叩きつぶされ泣くエピソードを楽しむ感覚に似ている。
裏を返せばそれだけなんだが。
攻はなかなかいい男に書かれているが、受を好きになった理由は今ひとつ説得力が無かった。でも好きなカプ。良い意味で割れ鍋に綴じ蓋カプ。
Hシーンは普通。受の内股に絵を描いて勢い余って、筆で乳首を悪戯するシーンがある。初Hシーンは受が騒いで初々しい。
作品の雰囲気は好きで、勢いとキャラも気に入ったので、今度も設定次第で買ってみる。
学園もの。高校生17歳×数学教師26歳。コメディテイスト。

2004年11月24日(水)
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