眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 ボーイズ小説・恋はひそやかにはじまる:いとう由貴

ボーイズ小説・恋はひそやかにはじまる(ホワイトハート)いとう由貴

両親が亡くなり双子の妹とともに探偵の叔父と暮らす大学生の受は、叔父の客の依頼で女装の婚約者のふりをする事になるが、その相手は昔受を慰めてくれた優しいお兄ちゃん・攻で…
設定が気になったので買ってみた。可もなく不可もなくよりちょっぴり上。
受は大学生。5歳の時に両親が亡くなり施設にあずけられる。そこで慰問にきた攻と出会う。その後すぐに海外を放浪していた叔父に引き取られる。双子の妹と違い消極的で大人しい。頭は良く美人の妹とうり二つ。
攻は老舗百貨店の御曹司。跡取り。結婚とうるさく言われるのが面倒で、婚約者の芝居を頼みに来る。口数が少なく年齢のわりに大人な雰囲気。無味乾燥な雰囲気。冷たい目。仕事には熱心。
ずっと憧れていたお兄ちゃんに再会するが、お兄ちゃんはすっかり優しさを忘れ無感動な青年になっている。それでも忘れられずちょっとした優しさで幸せを感じつつも、すぐにどうせぼくなんてえーん。で終盤まで進む。
とても王道。脇キャラもそれなりに立っており、大きな破綻もなく、攻もめちゃくちゃ傲慢ではなく、この手の話が好きなら安心して敷かれたレールを歩きながらそこそこ楽しめる。
この作家さんは、文章の流れや受の演技が合わない時が多いのだが、これはどちらも気にならなかった。
ただ出来上がった後はバカップルになるところと、攻の両親のためにも良い女性と結婚するべきとか言っているわりに、出来上がった後はそっちのことにはあまり触れていない。現金といえば現金。
次も設定が合えば買ってみる。
幼なじみ14年後再会。受の女装。百貨店の跡取り26歳×大学生19歳。

2004年11月08日(月)
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