眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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ボーイズ小説・覗く瞳、濡れる心:中原一也
ボーイズ小説・覗く瞳、濡れる心(アズノベル)中原一也
3軒のクラブを経営する受の元に、大学時代の恋人であり現在カメラマンをやっている攻が6年ぶりに戻ってきた。ある日突然居なくなり音信不通だった攻は再び付き合おうと言ってきて…
最近よく買う作家さんの新刊なので買ってみた。悪くないと割と面白かったの間くらい。
受は大学時代親が借金をして亡くなり、それを返済するためにホストとして働き完済。今は3軒のクラブのオーナーで4軒目を出店中。きめの整った肌。シャープな整った顔立ち。スーツが似合いストイックな雰囲気。男3人を1人で殴り飛ばす腕力。水商売をやっている割にすれていない。
攻は鋭い視線。日本人離れした野性的な雰囲気。男くさくふてぶてしい態度。油断ならない。低く響く声。アメリカと日本を行き来して写真を学ぶ。技量はまだ未熟だが力のある写真を撮れる。日本でも人気が出てきだした。
この作家さんのカプも8割ぐらい似た感じで、これは一番よく書かれているパターンのカプだった。攻が男くさく、受が男前というのが特色。今回の受も気が強く喧嘩も強く時に攻を殴り飛ばすが、でも最後の最後では攻が好きで折れる。みたいな感じ。受の男前度はこの作家さん比で二割り増しぐらい。相変わらず攻に振り回されているが、自分に降りかかった火の粉は自分ではらっている。
Hシーンもそれなりー。
ただ一つ、攻が消えた理由が説得力が弱いというかしょぼい。割と萌萌と読んでいたのだが、最後までその理由が出てこず、しかもいまいちだったので少し拍子抜けした。これが納得行く理由だったら、感想は割と面白かったまで上がっていたと思う。
攻はテレビインタビューでカミングアウトするわ、受の店の中で従業員みんながいる前で受は攻と付き合ってますと宣言することになるわ。割と災難。クライマックスのエピソードは笑えた。
脇キャラも立っていたし、荒っぽいエピソードもあったわりに上手く収めている。話のバランスも首を傾げる部分は無かった。読後感も悪くない。
最後の最後。本当に文章の最後の一行。受の心情と二人の関係がよくあらわれていて、ツボった。綺麗にしめてあると思う。
次も設定いかんでは買ってみる。
社会人物。カメラマン×クラブオーナー。高校からの同級生カプ。28歳。受に横恋慕。コミカル。
シャレから今出ているこの作家さんの新刊は、探偵物で今ひとつ好みで無さそうなので買っていない。
2004年11月06日(土)
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