眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 ボーイズ小説・負けず嫌いな僕ら:渡海奈穂

ボーイズ小説・負けず嫌いな僕ら(キルシュノベル)渡海奈穂

受は陸上の合同合宿で、インターハイ常連の他校の攻と同じ部屋になる。最初は試合会場で親しく挨拶する程度だったが、受が美術部と陸上部を兼部していることを知ると、突っかかってくるようになり…
たまに出る作家さんの新刊なので買ってみた。悪くない。
受は負けず嫌いだが、愛想が良く人当たりも良い。よく気がつく。周りから愛され人気がある。整った顔立ち。小学校の頃から絵を描きそれなりの賞も取っている。人数合わせで陸上の短距離を走るようになるが、予選で残る程度には早い。
攻は陸上馬鹿。陸上が中心の生活。自分に厳しく他人にも厳しい。男前。綺麗な筋肉。愛想が無く周りとよく衝突する。実力でねじ伏せている。言葉は悪いが間違ったことは言わない。
相変わらず突飛な設定や、恐ろしいほどの金持ちや人智を越えた能力を持つキャラの出てこない普通の学生物。受は絵の才能があるが、等身大で普通に悩んだり迷ったりしている。大きな盛り上がりはないが、地味な文で一つ一つエピソードを詰めている感じ。地味さ加減が割と好きかも。
最近では、こういう学生物が減っているので、貴重といえば貴重。
受は割と最初から攻に好意的だが、攻がなかなか受を認めず何となくいらついて、もしかして恋? みたいな初々しい話になっている。
好きになるまではじりじりしているが、自覚したら一気に気持ちが盛り上がっているのは、少し驚くが若いからそんなものか。
脇キャラはあまり出てこない。出てきてもあくまでモブ。二人にスポットがあたっている。この続きなら読んでみたい。
また次も設定が合えば買ってみる。
学園もの。陸上。合宿。同級生カプ。高二。青春。

2004年11月04日(木)
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