眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 ボーイズ小説・宵山恋歌:小川いら/金曜日は濡れていい:六本木曜

うっかり忘れていたが、そろそろ冬の新刊の準備をしなくては。さぼり癖がついているので、ここに書いておけば重い腰が上がるかも。ていうか上がれ。



ボーイズ小説・宵山恋歌(花丸文庫)小川いら

京都の老舗の道具屋の養子で跡取りである高校生の受は、店の客としてやって来た青年実業家である攻と出会い、京都を案内する事になるが…
よく買う作家さんの新刊なので買ってみた。悪くない。
受は4歳の頃両親が亡くなり、娘二人しかいない親戚の家に引き取られ、跡取りとして育てられる。家族仲は良い。日本画が学びたくて進路に悩む。可愛い系の顔立ちで真面目で素直な性格。純情。攻は官僚一家の放蕩息子。レストランや店を数店舗経営する青年実業家。京都に新しい店を出すためにやって来た。優男風なハンサムで落ち着いた雰囲気。憂いがある。
京都の主要な観光スポットを周り大文字や祇園祭などが出てくる京都探訪入門編。高校生の受が進路に悩みつつ、攻に出会い付き合っているうちに恋をして悩んでみたいな話。カプの話ばかりでなく京都、受の進路、恋愛が程良いバランスで配合されている。
この作家さんはあまり予想外な展開や話は書かない気がする。これもオーソドックスな内容で小さくまとまり、あまり深刻なエピソードは無くほのぼのとした雰囲気で終始している。話もボーイズ入門編のよう。
シリアスからギャグまで書ける作家さんだが、個人的にシリアスタッチの文章の方がすらすらと読める。これの作品は読みやすい。でもギャグ系の方が好きかな。シリアス系も好きだけど。
Hの時に受は多少幼児化するが、どのキャラも好感が持てて安心して読める。
初々しい雰囲気を楽しんだ。次も期待。
京都観光。青年実業家20代後半から30代頭?×高校生高二17歳。ほのぼの。純情。日本画。



ボーイズ小説・金曜日は濡れていい(アクアノベル)六本木曜

受が勤めている会社が経営不振で再建のコンサルタントがやって来る。そのメンバーの中にかつて小学生のころに助けてもらった攻がいて…
設定が気になったので買ってみた。悪くない。
受は童顔な元気青年。昔冬山で助けてくれた青年が初恋。前向きでへこたれない。子犬系。攻が気になり何度も話をしようとする。攻は仕事は出来るが再建先でしがらみを作らないようにしている。ハンサム。冷たく見える。過去にトラウマがあり、なかなか受を受け入れられない。
最近受の調教物を良く読んでいるが、大概金持ちの攻が、無理矢理受を良いようにしてなパターン。これは純情な受が攻に詰め寄って関係を切らないよう、Hしてもらう変則的な調教物。受のどうせボクなんてエーンを堪能した。子犬受は健気で可愛い。攻も段々ほだされた模様。
クライマックスは受の思い入れのある田舎を一種地域復興する話。
以下オチのネタばれにつき注意。

この作家さんの名前の3冊とも読んだが、この作品が一番突っ込みどころが少なく安定している気はする。ただ最後の最後、Hして一度受の前から去った攻が再び受の前にあらわれた理由がよく分からなかった。二人とも好きあっているのは分かるのだが、攻が敢えて一度姿を消した理由が分からない。そのまま告白でいいやん。と思ってしまった。仕事が一段落してからというなら再会した後それを説明してくれれば良いのに。
それがなければ、そこそこまとまった子犬健気受を楽しめる話だった。
また内容によっては買ってみる。
社会人物。再会。田舎。会社再建。再建コンサルタント31,32歳ぐらい?×観光交通会社の社員23歳ぐらい? 



今回は頑張る子供並び。六本木さんのは一応成人しているけど、子犬系なので。

2004年09月22日(水)
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