眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 ボーイズ小説・ラブストーリーで会いましょう上下:砂原糖子

帰国。
家は燃えもせず泥棒にも入られずいつも通りだった。良かった良かった。
家に帰ってすぐ部屋の片づけや旅行の整理をしないとゆっくり出来ないのがしんどかった。が、遊んできたんだから当たり前よね。
ベトナムで数日遊び倒して楽しかった。Iさんありがとうございます。
割とこの時期でも日本人の観光客が多く、最近の流行のためか若い女性が多かったが、壮年層も多かったかも。雑貨屋など日本人の女性を見かけたが、ちらほらとお仲間の姿が。確実にそうだと分かるわけではないが、こういう時にイベントに行く途中で無意識に嗅ぎ分けてしまうクセがつい出てしまう。
食べ物は美味しいし見学に行った場所は美しかった。満足。
ベトナムといえば、エビリティの2週目の話を思い出した。あの時はえらく展開が現実から離れているだと思ったが、帰国して読み返すと行ったことが有れば案外いけるかもと思い直した。しかもハノイが舞台なので思い出しながら読んでしまった。

ビーボーイLUVを買ってみた。剣解さんが目当てだったが、短くて残念。他の話はこんなものか。と、思ったら2つほどふいたのがあった。飛行機のファーストクラスを全部予約して受と攻が青空Hするのだが、突っ込んでいる時に飛行機がゆれて攻が「大丈夫か?」と気遣う下り。あんたが大丈夫かい。
もう一つは時代物で暗殺されそうになった王様と参謀役(?)の受が、馬に乗りながらHするやつ。それどころじゃないだろう。と。
列車の豪華寝台でHするカプもいたし、テーマはハネムーンというよりも乗り物かと思ってしまった。



ボーイズ小説・ラブストーリーで会いましょう上下(アイスノベル)砂原糖子

雑誌の編集で働く攻は女性誌の小説連載のため作家の担当になるが、作家・受は変わり者で、連載のシナリオを攻に送りその通り芝居をしてヒロインの気持ちになって書くことをしていた。初めは面食らっていた攻だが次第に受が気になりだし…
雑誌掲載と一度雑誌で漫画化されたその後を再度小説で書き下ろし、本編に出てくる脇カプのなれそめ話。アイスの3回連載で載った作品。他の作家さんと設定を合わせて書いていく競作。
雑誌掲載の時から気に入ったので買ってみた。雑誌掲載の時も感想を書いたがもう一度。悪くない。
受は人気作家でスケジュール通りに生活しないと精神的に不安定になる強迫症。顔は良い。真面目だが言葉が直球すぎる。恋愛小説を書くが現実の恋愛に関してはさっぱり。
攻は編集者。ネイチャー系の雑誌を作りたくて出版社に入社したが、今は女性誌の編集。ワイルド系の外見にハンサム。実家は有名な財閥で跡取りだが嫌で逃げている。
この作家さんは、天然の変わり者キャラを書くのが上手いと思う。細かな部分で笑えるネタがある。今回は受が変人だったが、時間に正確でそれに対する弊害のエピソードが笑えた。
時間に正確というのとカントを思い出すが、あの哲学者は毎日同じ時間に同じコースで散歩したので、街の人間がその姿を見て時計の針を合わせたという逸話が残っているが、この受もそんなエピソードがあれば面白いのにと思ってしまった。
全体的に面白く読めたのだが、どうしても受の作家のあの性格で恋愛小説が書けるのかが納得しにくいと言うか。例えば推理小説やエッセイなら分かるのだけど。
ついでに最後に攻の用意した船はもっと活用するのかと思ったがあっさり帰ったのが勿体ない! と思ってしまった私は所詮庶民。
キャラが立っているし、良い味を出していると思う。脇カプの受もロマンチスト。受とのエピソードも好き。
次も期待している。
編集者25歳×作家29歳。ほのぼの? ギャグっぽい。脇カプ有り。

それにしてもビブとアイスは、作家さんの競作(小説と漫画など)という似たような企画をしていたのだが、アイスの方が地味に見えるのは設定からか。ビブのありえんくらいのゴウジャスな設定と比べるとはるかに庶民的。両方とも好きだけどね。

2004年09月19日(日)
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