眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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ボーイズ小説・Over:榊花月
甲子園がはじまった。昔からスポーツはまったく見ないのだが、夏の高校野球だけはたまに見る。スポーツというよりは夏の風物詩みたいなものなのかも。
ボーイズ小説・Over(シャイノベル)榊花月
抱きしめたいシリーズ3冊目。短編3本。今回は「Over」「車の中でかくれてキスをしよう」を再録。「車の」は雑誌掲載のみ。書き下ろし「フラジャイル」は30P強。今回も初っぱなからネタばれ全開なので注意。
登場人物は1冊目の感想のABCDで表記する。性格設定は1冊目に有り。
「Over」は時系列では「Replay」の後、Cと付き合うようになったA。それに未練を見せるB。AはDに呼び出されBを見捨てないで欲しいと言われながらCと遠距離恋愛を続ける。Dが電車にひかれて亡くなる。
「フラジャイル」はDの一人称。生い立ちから自分を裏切った恋人と親友の事、Bとの出会いと付き合うようになってからの心境。そして亡くなる瞬間までの感情。
「車の中でかくれてキスをしよう」は、AとBが付き合っていた頃の話。いちゃいちゃしている。BがDとはじめて浮気した頃?
今回の書き下ろしでDの事が少し身近になったというか。寂しい人生だったんだねーと思って同情してしまった。自殺か事故かきっぱり書かれていなかったけれど、あの絶望していた状況ならばどちらでも関係ないのではないだろうか。
最近では後味が悪いからと滅多に見られないようなDの扱いに、逆に感心してしまった。ただ死にネタも残された者が前向きになったり更に破滅したりとその後の展開がいきてくれば良いのだが、このまま同じ場所で足踏みしているような成長の無さだと、Dも死に損だろう。
半分くらい新装版ではDは生き残るかもと思っていたが、これでいよいよ3角関係。このまま元鞘でも納得いかん。
元々Bもイタイ性格だけどAも煮え切らず、どちらかと言うと割れ鍋に綴じ蓋カプでそれなりに均衡を保っていたのだが、今回の新装版でBが一人で株を下げたため、Aの立場が勝手に浮上した感じなのだが、元々のぐだぐだしているのは変わらない。そしてBは相変わらず中学生のように上手くいかないと足をばたばたさせている。なんかもういいや。慣れた。
取り敢えずこの刊で前に出た時系列まで追いついたんだっけ。本当に何とかうまくまとまるのだろうか。改めて前2冊の感想を読み返すと、自分の中でもそれなりに落ち着いてきているのが分かる。
挿し絵は、1巻目の時は流石に前のイメージが強かったが、2巻目では今の人に慣れて、3巻目では自分の中ですっかり定着した。
2004年08月10日(火)
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