眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 ボーイズ小説・窓:水原とほる

「幸せを運んだブルドッグ」(幻冬社)という本を買った。
著者が高一の時に飼いだしたブルドッグとの9年に渡る生活を漫画で描いている。700Pの読み応えのある内容だ。これを読むまではブルドッグに馴染みがなかったのだが、こんなに愛らしい動物なのかと驚き、そんな素敵な犬と出会えた著者が羨ましくなった。
成績が悪く友人も少なかった著者が、多感な時期を過ごす傍らにはいつもこの犬がおり、時に自分の昔を省みて少女時代特有のきついエピソードも織り込まれているのだが、その度ごとにその犬に慰められ成長していく著者の姿は、逞しく優しい。
別に意識して著作を追いかけている訳ではないのだが、この漫画は何故か私の人生の転機に目の前に現れる。はじめて雑誌に載っていたのを見た時も、それが総集編として雑誌形式で出た時も今回も。
そんな本がたまにある。こちゃこちゃ書いたが、ようは、ぶる可愛いーーということ。



ボーイズ小説・窓(ピアスノベル)水原とほる

短編集。雑誌掲載3本と書き下ろし1本の計4本。書き下ろしは雑誌掲載の続編ではなく独立した話。
一つ目は同じ高校の後輩×先輩。10年攻に拘束されているうちに離れられなくなって…という話。二つ目は叔父×高校生甥で両親の離婚で叔父と住むようになり…という話。三つ目は社会人二人×高校生で被虐の性をヤンエグ社会人の二人に暴かれるとかいう話。四つ目は画家の義父と息子で相手の事が好きだがH出来ないので…とかいう話。
どれもキャラ小説というよりは、ボーイズの様式美にはまった鬼畜SM系の作品集。読んでいて昔あったロマンジュネに載っていそうな話だと思った。ほんのりズネ風味。久しぶりに好みの様式美な鬼畜を読めたので楽しかった。
特に1つ目の監禁ネタ。攻が受に執着して執着して精神的に拘束して、受は最初それに怯えて恐怖を感じているが、逃げる機会があっても最終的に攻の檻に自分で戻っていくという(←ここ重要。心のアンダーライン)シュチエーションが昔から大好きで、この話もその様式美にのっとって書かれていたので大変満足。
監禁ネタは好きだが、体が拘束されているよりは精神が拘束されているほうが萌える。全部のボーイズを読んだわけではないが、この様式美にのっとった作品は案外少ない。これまで読んだ中ではこの作品を入れても片手で余る。誰か沢山知っているなら教えて欲しいぐらい。
二つ目の近親○姦も三つ目のSM3Pも美味しく頂いた。最後まで3Pなのは久しぶり。この設定で1冊じっくりと読んでみたい。
読む人を非常に選ぶと思うが、楽しめた1冊だった。
後書きを読むと、ピアスが休刊となり作家さんは行き場を失っているらしい。勿体ないので、どこかに拾われて生き残って欲しいのう。また濃いー話を書いて欲しい。
SM。近親○姦。鞭。首輪。3P。監禁。スカ○ロ。鬼畜。

2004年08月09日(月)
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