眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 ボーイズ小説・デンキの速度で伝われ!:麻生玲子

ビデオを借りてみた。
「JAZZSEEN」
ジャズプレイヤーを撮り続けた写真家の自叙伝のような映画。正直ジャズの良さはよく分からないのだが、たまに聴きたくなる。アーティストやジャケットが沢山出てくるので、お好きな人にはたまらん作りなんだろう。知らない世界の事がのぞけて面白い。
「フォーンブース」
公開密室のような作りのサスペンス。電話ボックスから離れられないのは面白いアイデアだが、もうちょっとひねりが欲しかったかも。
死体ももう1つ2つ欲しかった。



ボーイズ小説・デンキの速度で伝われ!(ガイノベル)麻生玲子

アマチュアバンドのボーカルである高校生の受は、何度もスカウトされるがずっと断り続けている。人気アーティストで新しくプロダクションを立ち上げた攻が受の歌を気に入りスカウトするが…
よく買う作家さんなので買ってみた。つまらなかった。
受は高校生。学校は好きだが勉強は苦手。友達が多く人気者。可愛い系。声に特徴がある。頑固。
攻は世界でも知名度のあるアーティスト。CDを出せば売れる。はずみで所属事務所に子会社を作ってもらい社長になる。受の声に惚れスカウトする。顔はもちろん良い。大きな家に住んでいる。強引。子供のような部分もある。
プロを拒否するカリスマボーカルがスカウトされ云々という流れを見て、昔よく見たよなーと懐かしい気分になれた。中学高校ぐらいの時に読んだらそこそこ面白かったかもしれないが、今となってはよく見た内容。
後書きで最近バンドものは敬遠されるとあったが、この作品が面白くないのはバンドものだからでは無いと思う。
内容も悪い意味で同人のような感じ。作家さんが楽しんで書いているのは伝わるのだが、独りよがりっぽいというか。最初はバンドものっぽい話だったのに、攻が受を気に入り粉をかけてきてからは一度もバンド仲間が出て来ない。見事なほど。
カプになるのも最後20Pぐらいで受が好きとか言うし。いつのまにそんな気持ちになっていたのかさっぱりだった。
ついでに受がプロになるのを拒否していた理由が弱く、長く嫌がっていたわりにあっさりとプロになる事に決めた辺りもこんなにページを使って何をしていたんだろうと思ってしまった。
言いたいことは分かるんだけど…と後は沈黙してしまう。
この作家さんも恋愛以外に比重のある設定(バンドだったりデザイナーだったり)を作ると恋愛要素が薄くなるか構成のバランスが微妙に悪くなるような気がしてならない。
バンドもの。人気アーティスト29〜30歳×高校生17歳。約10歳差。

2004年07月09日(金)
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