眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 ボーイズ小説・熱砂の誓い:橘涼香

ボーイズ小説・熱砂の誓い(パレット文庫)橘涼香

高校生の受は片思いして失恋した従姉妹に誘われ、砂漠の国にツアーでやっていくる。うっかり砂漠で迷い盗賊団に捕まりセリにかけられそうになったが、その国の皇太子である攻に助けられ彼のキャンプに連れてこられるが…
単行本2冊目の新人さん。砂漠物なので一応買ってみた。思っていたより面白かった。
受は高校生。イギリス育ちの帰国子女。日本の学校で馴染めず浮き気味。従姉妹に励まされ淡い恋心を抱くが、従姉妹に恋人が出来て失恋。砂漠の国に傷心旅行にやって来る。童顔。気が強く頑固。
攻は国王と白人の女性の間に生まれた一粒種。金髪で左目は青く右目は茶色。白人風の風体のため幼い頃から宮殿で疎まれてきたが、砂漠に住む民衆からは愛される。砂漠の鷹。強引で優しい。力強くトップに立つにふさわしい雰囲気。
文庫の割に読み応えがあった。同じページ数を使っても話がたっぷりあるように見える作家さんと、さくっと終わる作家さんがいるのは何故だろう。
砂漠物は9,5割がベルトコンベアーに乗った既製品と書いたことがあるが、これもその既製品にちょこっとパーツを変えただけのもの。
最初は強○始まりで定番だが、攻が無理にやるより丸め込むタイプだったのは少し他とは違うかも。ついでに攻はぶいぶい言わせているわけでなく孤立しているところも他と違う。受も最初は少しうざかったが、二人が寂しい部分にひかれてくっついていくのは良かった。
砂漠物はハーレクインの定番の一つだが、その中でも恋愛ものっぽかった。二人がらぶらぶしているのがよく分かる。最後まで恋愛してるーという感じだった。恋愛部分に力が入り過ぎているのは苦手な方だが、これは楽しめた。続きが読んでみたい。
Hシーンは濃くないが甘い感じ?
最後に盛り上がるための事件とオチは砂漠物にしては珍しいパターン。厳しい現実が待ち受けているのだろうが二人で頑張って行ってください。という感じ。でも取り敢えず受は実家に電話しておいた方が良いのではないか。親に心配かけるもんじゃない。
気に入ったので既刊のサッカーものと来月出る新刊も買ってみる。楽しかった。ありがとう。
砂漠物。ダブルの皇太子20代後半ぐらい?×日本人高校生。ハーレクイン。

2004年07月07日(水)
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