眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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ボーイズ小説・カテドラルな恋:ゆりの菜櫻
ラキア夏号を買ってみた。面白そうなので楽しみ。今号で7周年だそうだ。これも創刊から買っているが、正直3号ぐらいで消えると思っていた。一応名の通っている作家さんを揃えたアンソロのようなイメージがあったが、全力投球っぽい作品が少なかったというか。取り敢えず長く続いて何より。そこそこ買っているレーベルの一つになった。
ボーイズ小説・カテドラルな恋(アズノベル)ゆりの菜櫻
リゾート開発会社で働く受は、新しいシンボルタワーのコンペに参加するよう上司に言われ、学生時代から好きだった建築家&デザイナーのスペイン人・攻に設計を頼むため、単身バルセロナへ乗り込む。最初は忙しいと断られ続けるが、粘る内にお互いにひかれていき…
シャレでデビューした新人さん。単行本2作目なので一応買ってみた。微妙とつまらないの間。
受は童顔。学生のように見える。仕事熱心。真面目だが世間知らず。一途。攻はスペインの新進気鋭の建築家。世界で認められて来つつあるところ。写真嫌いでこれまで殆ど露出が無かった。ワイルドな美形。愛情を信じていない。
主にバルセロナでの話がメイン。この手の海外ものによくあるように軽い旅行記のようになっている。前に行ったことがあるがその時の記憶を思い出してその部分は楽しんだ。
バルセロナと言えばガウディ。作中でもよく出てきている。この辺りは作家さんの思い入れが強そう。強さが出過ぎているきらいもある。
新人さんなので仕方がないのかもしれないが、エピソードとエピソードの間がうまく流れていなくてぶつぶつととぎれている感じ。1ヶ月経たずにカプになっている(?)ので経過が急ぎすぎ「ええー」と思うこともしばしば。恋に落ちていく過程がまったく楽しめなかった。段階を踏んで盛り上がっていないので最後まで首を傾げたまま。ここら辺は書き慣れれば、何とかなるのかも知れないけれど。
一つ気になったのが、攻がゲイだと分かり受が驚く下りがあるのだが、そこらへんの受の言動がひっかかる。
例えば、とある人が自分はゲイだと告白したとして、その人と知り合い程度の関係の人間が、冗談交じりの口調で「俺は襲うなよ」と無神経な軽口を言う場合があるが、そんな感性の持ち主というか。上手く言えない。
お前なんか襲わねーよと言いたくなる無神経な軽口をいう人は個人的に嫌いなのだが、この作品に同じスメルを感じたので、もしかすると今後も要所要所でむっとすることがあるかもしれない。
脇もキャラが立っているわりにうまく動いていないような。脇がくっつきそうになったのが唐突で、これも「は?」だった。悪いキャラではないんだけどね。
安定して設定が合えばそこそこ楽しめるのかも知れないが、私の萌えツボとは外れていそう。
建築。バルセロナ。ガウディ。建築家×会社員25歳ぐらい。脇カプ有り。外国人×日本人。脇は日本人×外国人。
2004年07月05日(月)
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