眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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青田買い2003年11月・12月・2004年1月
2003年11月
六青みつみ/市村奈央
今月の青田買い
雑誌でしか見ないような新人さんの話の感想を書いている。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所まで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
面白い作家さんだけを挙げるか、つまらなかった作家さんも挙げるかはその時の気分。
至福の庭・リンクス12月号・六青みつみ
大学時代にトラウマを負い対人恐怖症、外出恐怖症になった受は、兄のカウンセラーの元で暮らしている。兄の患者として訪れた会社員の攻は何かと話しかけてくれ、外に遊びに行こうと誘われるが…
作家さんとしては初読み。悪くはないのだが色々微妙。文章はしっかりしているし、キャラの言動も首を傾げる部分は無い。デビュー単行本は設定が好みでないので読んでないが、何となく作家さんは強引で王様な攻と堪え忍ぶ健気受という図式が好きっぽいかも? と思えるような話だった。見えないアンダーラインが引いていそう。王様な攻属性が強くなると個人的に読めなくなりそうだ。今回もいい人に見えて実は何様だったのだが、一応ボーダーライン内だった。
受のトラウマの原因が攻に大きく起因しているので、やり直したいという攻にどの口がいうねん。帰れ。と言いたくなるが、反省してるし改心した後は誠実であるので(強○未遂の部分はともかく)まだマシ。両思いになった後で攻が受を大切にしてます的エピソードを入れれば、もう少し好意的になれたかも。リンクスの新人さんは他と比べて、内容がしっかりしている印象がある。
きっと騎士(ナイト)に恋をする・ビブロス12月号・市村奈央
高校生の受は亡くなった叔父が生前話してくれた物語が盗用されていると知り、作家である大学生・攻のところに文句を言いに行くが、攻は叔父と同級生で親友だった…
可愛い系の話を書く作家さんらしい。これまでもほのぼのだったが今回もほのぼの。もう少しこなれてくれれば好きな話と思えた。ちょっとお馬鹿な受を可愛がる攻という図式は嫌いではない。
でももう少しこなれてくれればな。生き残って好みの話を書いて欲しいと思った。
2003年12月
青野ちなつ/毬谷まり/いつき朔夜/烏科ひゆ/晴野そらめ
今月の青田買い
雑誌でしか見ないようなボーイズの新人さんの話の感想を書いている。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所まで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
面白い作家さんだけを挙げるか、つまらなかった作家さんも挙げるかはその時の気分。
ラブシートで会いましょう・ビボーイ1月号2004年・青野ちなつ
会社員の受は飛行機に乗っている際、キャビンアテンダントになった中学時代の親友攻と再会しうっかり寝てしまうが…
文章はそこそこ。内容も悪くない。ほのぼの系の人か。前半はそれなりに楽しんでいたのに、後半攻とのエピソードの後受遁走というパターンが3度ほど続き、もうちょっと変えて欲しいと思った。ついでに攻が受の搭乗券に細工するのはちょっとひく。んで受を探すためこの職業についたというのは、そりゃ無理だろうというか電波っぽい感じがする。も一つついでにちょっとくさいと思うシーンもある。こちゃこちゃ言っているが全体的には好き系な話。馴れたら気にならなくなるのかも。他の作品も読んでみたい。
もう一度クリスマス・イブ・シャレード1月号2004年・毬谷まり
事故で18才以降の記憶をなくした受は、なくす前一緒に暮らしていた攻と再び暮らすようになる。恋人だと言われそのように付き合うが…
面白かった。これがデビュー作らしい。一種の謎解きになっており、どんでん返しもそれなり。記憶喪失で男の恋人と同居というのは高遠さんを思い出すが、もちろん話の展開は違う。割とほのぼのとしているというかシャレードっぽい作風だと思う。好きなタイプ。次の作品も楽しみにしている。それにしてもこの作家さんの名前をどこかで見た記憶があるのだが、どこで見たのだろう。気になる。
コンティニュー?・ディアプラス2004フユ・いつき朔夜
妻が失踪し生後11ヶ月の乳飲み子を抱えて会社を首になった受は、背に腹を変えられずゲーム会社の社長・攻の愛人になるが…
目新しい物はないが悪くない。色々突っ込みたいところはあるが、書き慣れれば解消されるだろう。ほのぼの系で好きな作風ではあったが、この話自体は好みでない。他の話も読んでみたい。
どうでもいいことだが、挿し絵の人のコメントにある女の子が可愛かった。
ホシガミエルカイ?・ショコラ1月号2004年・烏科ひゆ
バトルの片方。学園退魔物。退魔コースにいる受が、魔物をやっつける試験中に天敵の攻とHして出来る話。面白いとか面白くないとか言う以前。論外。1P目で延々昼休みのパン争奪戦をやっていて学園物かな? と思いながら読んでいたらその学校には退魔コースがあることが分かり「?」となった。ギャグだと思っていたらいきなりオカルトになったような気分。あらすじを追うことに精一杯でエピソードの枝葉の楽しみがない。変わった設定で勝負するのは良いことだと思うが、この手のエセオカルトみたいな設定は、あからさまに作家さんの筆力が出ると思っているので、読んでいてつらい。
虹色のヒラメキ・ショコラ1月号2004年・晴野そらめ
バトルのもう片方。相手とHすると未来が見えるという高校生の受が、攻とHするが未来が見えず、好きな相手とHしても未来が見えないので好きだと自覚する話?
ちょっと違うあらすじだがまあこんなもの。こちらも論外。こちらもあらすじを追いすぎ。あらすじが骨ならエピソードは血肉。両方きっちりついて初めて話として綺麗にバランスが取れると思っているが、この話も骨付きチキンの食べ終わった後みたいな感じ。骨にちょこっとしか肉がついていない。話も筋が通った気がしない。どのキャラにも好感が持てない。
ショコラのバトルは趣向として面白いが、投稿者のレベルが高くないと辛いのではないか。どちらが面白いかではなく、どちらがマシかになっている気がする。
2004年1月
神楽日夏/小川あんり/馬原鉄/絢谷りつこ/花月咲夜/南野十好
今月の青田買い
雑誌でしか見ないようなボーイズの新人さんの作品の感想を書いている。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所まで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
面白い作家さんだけを挙げるか、つまらなかった作家さんも挙げるかはその時の気分。
小説アクアはショコラと同じく新人バトルが入っている。これで勝者が即単行本デビューはいくら何でも乱暴すぎると思うのだが。
掟破り・2004年ビーボーイ2月号・神楽日夏
高校生の頃気になっていた攻と再会して、攻の通っていたバーに勤めるようになった受。どさくさで同居するようになり、Hもする仲になったが攻の不興をかわないようにと我慢して…とかいう話。嫌いでない。設定もキャラも好みなほう。投稿だったので仕方がないのだろうが、いつか書き足されることがあれば攻受の背景をもう少し書いて欲しい。そうするともっとキャラに親近感が持てると思う。受が攻に嫌われないよう頑張っていたが誤解されて切れて、本心を告白するという流れなのだが、切れるきっかけが何かあったように見えずどうして急にこの展開になったのかと思った。次も期待。
運命の人・小説アクア創刊号・小川あんり
受験で悩んでいた受は人気の占い師・攻にみてもらい運命の人と会えると言われるが…とかいう話。オチは攻が運命の人。面白い、面白くないと感想を言う以前。同人スカウトの勝てば単行本デビューの挑戦者(?)の一人。一応起承転結は書けているがそれだけ。攻に指定されたホテルに行って攻に告白されるのだが、いつのまにか悩んでいた内容からどんどん外れている。何一つ解決していないまま、いつのまにそんな話に? と考え込むような結論になっていた。欄外に載っていた担当によるとHシーンが分かりやすいのが魅力らしいが気付かなかった。書き慣れればもう少しマシになるのかもしれないが。
勝負!・小説アクア創刊号・馬原鉄
空手に生き甲斐を感じている主人公は事故に遭い空手の道が閉ざされる。そこへいつも突っかかってきていた先輩が見舞いにやって来て…
もう少し長い目の話を読んでみたい。この短さでは分かりにくい。同人スカウトのもう一人。つたない文章ながら笑える部分もありキャラも立っていたので、書き慣れればもう少し読めるようになるかも。ただパロをやっている人っぽいので、その匂いが消えたときに同じ物が書けるのか。
これで勝って単行本デビューになっても、今のままではきついと思うのだが。
私が投票するとしたらこっちの人かな。でもあくまでどっちが良いではなく、どっちがマシか。という視点。
イミテーションスター・リンクス2月号・ 絢谷りつこ
高校生の受は幼なじみの攻が学校に来ないのが心配で仕方がない。今日も攻がいる廃工場の中に行ってみるが…という話。前回と違い現代物。と言いつつ年代は少し遡るようだ。雰囲気は10年前の青春物のように古いのだが、話は悪くない。ただ気を引く目新しい物がないので、悪くはないけど…で終わっている。
しっかりした文章で安定しているので、ものによっては萌える作品を書いてくれるかも知れない。
Beloved you・リンクス2月号・花月咲夜
保育士をしている攻は幼稚園の生徒の父親と仲良くなる。好きになってはダメだと自戒するが…。という話。新人さん扱いして良いのか分からなかったが検索してもあまり出てこなかったので一応。
可もなく不可もなく。ほのぼのしていたので設定によっては萌えるかもしれない。文章は書き慣れているっぽかった。リンクスは好みがあるが一番新人さんもしっかりしているような気がする。
箏花・リンクス2月号・南野十好
琴の家元を継ぐ受が、合奏する相手にかつて子供の頃に助けてもらった攻を選び練習をするが、攻のことが好きであることに気付き…という話。
よわよわでセンシティブな受と普通の大学生っぽい攻。悪くはないのだが、手垢がついた設定と展開で印象が薄い。何かに特化した書き方でないので、流れるように話が終わりぱっとしない。出来ればもう少し攻の普段の生活、学校での生活など。を見てみたかった。キャラの背景が薄いので親近感が持ちにくい。
2004年06月04日(金)
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