眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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漫画・フラワーオブライフ1:よしながふみ/ボーイズ漫画・1Kアパ→トの恋:冨士山ひょうた/落下速度:富士山ひょうた
漫画・フラワーオブライフ1(ウイングスコミック)よしながふみ
ボーイズではない高校の話。久しぶりに買ってみた。よしながさんは、読めば面白いとは思うのだが、作り込まれ過ぎた話はたまに読むとつらい時がある。美味しく頂けるけど量はいらない感じ?
新刊を読むのはアンティーク以来なので、どんなものかと思ったが、主役の一人である転校生がやって来てクラスメートに「白血病でした」と言うところで掴みはオッケーと思ってしまった。面白い。
一癖あるキャラが立っていて、視点が自分では思いつかない部分から見ているところは、いつも素直に感心してしまう。
読後感も悪くない。出来すぎていても後味の悪い話は、よほど練られていないと読むのがつらい。みんないい人ーなのは良いのだが、一つだけ。
転校生の家に遊びに来た同級生が、その転校生の父親と語る部分。息子と同じ世代にいきなりその話はヘビー過ぎやしないかと思った。優しさと親切さを装ってはいるが、ある意味親の利己的な部分がとてもよく出ている気がする。それを良いお話でまとめてしまうには少し鼻についた。続きも買うけどね。次が楽しみ。
おまけの夏コミ参加の漫画は自嘲混じりで非常に笑った。コミケに行った事のない人間はひくかもしれない。
ボーイズ漫画・1Kアパ→トの恋(ダリアコミック)冨士山ひょうた
クリスマスの日、飲んでうっかり寝てしまった高校生のカプと高校からの同級生で攻の進学とともに一緒に上京して同居しているフリーターの受というカプの2つの話がそれぞれ2本づつ。この二つのカプはアパートの隣同士の部屋で、二組のカプが一緒に出ている話1本。と新装版の書き下ろし漫画15Pの計6本。
旧版を持っていたが書き下ろし漫画と全サ応募のために買ってみた。好きな作品じゃないとやってられん。そのぐらいは気に入っている。
で、書き下ろし漫画は、2年経って引っ越すことにした大学生とフリーターのカプの手伝いをする高校生カプという話。それなりに面白かったのでまあいいか。
初出が5年ほど前なので絵柄は古いが、平凡で平均的な男子が恋に悩んだりする姿はやはり萌える。
ボーイズ漫画・落下速度(ダリアコミック)富士山ひょうた
「わりとよくある男子校的恋愛事情」の受の兄が主人公になった話。受はビール会社勤務。取引相手である広告代理店の攻と飲み友達であったが、受の弟に男の恋人が出来たと告白し酔いつぶれたところから、雰囲気がおかしくなっていき…
雑誌掲載5話分に書き下ろし13P。好きな作家さんで雑誌の時にも読んでいたが買ってみた。面白かった。
受は「恋愛事情」に出てくる男子校出身で真面目な性格。顔は悪くない。どこにでもいるようなサラリーマンだが仕事は頑張ってやっている。攻は体育会系っぽい外見でハンサム。こちらも普通のサラリーマン。こうと決めたら押しが強い。
この作家さんの話は、大会社の御曹司や天才的な才能を持った有名人や、ベンチャー企業のあり得ない生活をしている社長や特殊能力を持った人物などかっ飛んだタイプの人物は出てこず、日常の平凡な風景の中で話を作ってくれるところが好きかも。キャラも突出するほどの性格でもなく、すぐ隣りでいそうな感じの普通の兄ちゃんなので親近感が持ちやすい。
ノンケだった攻に告白され、最初は本気にしていなかったり狼狽えている受が段々相手が気になり…という展開は読んでいて楽しかった。「好きだ」「俺も」で一気に最後までいかず、割と悩んでいる期間がある話は、最近あまり見ない気がする。
絵柄はうまいという感じではないのかもしれないが、雰囲気があってHシーンも妙に生々しくて萌える。
この作家さんのこれと「わりとよくある」「1K」は雰囲気が似ている。いくつかある作品の中でも特に気に入っている。作風が元々好きなので、個人的な外れの少ない作家さん。
出来ればこの二人のカプで続きが読んでみたい。次の作品も楽しみ。
社会人物。広告代理店営業27歳×ビール会社企画部25歳。受の弟の話有り。ほのぼの?
2004年04月27日(火)
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