眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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ボーイズ小説・身勝手な狩人:愁堂れな/恋愛引力レベルMAX:花月咲夜/不純物100%:坂井朱生
ボーイズ小説・身勝手な狩人(キャラ文庫)愁堂れな
社会人2年目の受は、会社の新入社員の中に高校の時に体の付き合いがあった攻がいることに気付く。動揺するが流されるように再び体の関係が出来る。攻の事で悩んでいる時にアメリカからVIPが訪れ受が接待にかり出されることになるが…
前回の本で萎えたが、出版社が違いノベルとは形態の違う文庫だったので、感想は変わるかと思い試しに買ってみた。やっぱり萎えた。
受は英語を生かしたいと商社に勤めて2年目。顔は綺麗で仕事は出来る。有望株として上司の覚えも目出度い。高校の時に攻とHして攻の事が気になっている。攻は顔が良く頭も良い。京都の大学で院卒で1年遅れて受の会社に入る。ビジネスエリート。
何が一番ひっかかったか考えてみた。受は攻が好きだが、好きというと拒絶されるのが怖くて何も言えずに体の関係だけ続けている。多分この作家さんは仕事をばりばりしつつ恋に悩むリーマンの心情などを書くのが好きなのだろうが、悩んでいる姿ばかりがクローズアップされ、仕事でのマイナスな事ばかりが書かれている。前回もそうだった。伝聞で受は仕事が出来ると書かれているのだが、具体的なエピソードが全くないので嘘臭い。マイナス面は実際のエピソードにあり、プラス面は伝聞だと実は優秀だと思いにくい。
ついでに攻もHしているだけで攻自身の魅力が書かれていないため、こいつのどこが好きになったのか大きな疑問。せめて二人で遊んだエピソードとかでも入ってれば見方も変わったかも知れないが。学生時代の思い出はHのみ、会社に入って再会した後もHのみ。もうちょっとさー。種馬じゃないんだから。攻も仕事が出来るそうだが、そのすばらしさは伝聞のみで、具体的なエピソードが無い。
攻のHシーン以外の存在感がうっすいまま最後受を追いかけて大阪まで来た時には、何しに来たんやお前。と真剣に突っ込んでしまった。歓迎会でのエピソードも攻のせこさというか、形から入る性格に反感を持ってしまったし。一番好感が持てたのが当て馬のアメリカ人だった。
文章とか悪くないし書きたいことも伝わってくるのだが、読み進めるうちにじわじわと不快感が増していくのは、だいたい前回と同じ理由。
リーマン以外の設定が出たら買ってみるかも。後1、2冊は様子を見るつもり。それでダメならきっとずっとダメなんだろう。
20代半ば同級生カプ。リーマン物。微妙な3角関係。
ボーイズ小説・恋愛引力レベルMAX(リンクスノベル)花月咲夜
恋人を亡くし傷心の教師・受は寮の舎監になり寮に入る。そこで親切にされた寮長の攻に口説かれるようになり…
この間載った読み切りが割と良かったので買ってみた。表題は読んだ記憶があった。表題と続編2本。可もなく不可もなく。
受は1年前プロポーズ寸前で恋人を亡くした高校教師。寮の舎監になる。童顔で可愛い性格。真面目。亡くした恋人の事を深く想っていた。攻は高三の寮長。面倒見がよく明るい。頭が良い。片思いの相手を亡くしており受の心情を理解する。
寮物も既出な感じのする普通のボーイズ。取り立てて良くも悪くもない。ただ雑誌掲載の作品を読んで、もう少し変わった個性ある話を書く作家さんだと思っていたのでその点では肩すかし。Hシーンは割とラブラブしている気がする。
全体的にほのぼのした作風ではあるが、受がなにかちゅーと大げさに落ち込んだり愕然としたり食が細くなったりする激しい恋愛体質なので、そこらへんがひいてついていけなかった。ついでに甘えるときは幼くなる。
今回は当てが外れたが、他のも設定によっては萌えられるかも知れないので出たら試してみよう。
寮物。高三寮長19歳×教師23、24歳ぐらい。ほのぼの。
ボーイズ小説・不純物100%(リンクスノベル)坂井朱生
父親の破産で一家が離散した高校生の受は、学校を辞めるか奨学金を受けるかの選択に迫られる。最初は辞退しようとしたが、奨学金を出す元モデルで会社社長の攻に賭けを申し出られ…
雑誌掲載の時にそれなりに気になっていたので買ってみた。悪くない。
受は有名私立高校の生徒。父親が破産して辞める瀬戸際になる。頭は良飲み込みも早い。顔が良く意地っぱり。頑固。攻は高校中退してモデルになり一角の成功を収めた。足を怪我して引退。フード系の会社を立ち上げそこそこ業績を伸ばしている。傲岸不遜でワガママ。強引で強気。元モデルだけあってスタイルも顔も抜群。弟がいて店を手伝っている。
高校生がやさぐれた大人の社会人とカプになるのが、ラキアから出ていた「奇跡のバランス」と同じ雰囲気の話っぽい。ただ「奇跡」の方が個人的に好み。
受が奨学金をもらうというエピソードが、最後まであっちにいったりこっちにきたりで同じ所で足踏みしているように落ち着かない。そこまで引っ張る話かと思ってしまった。
後、攻の秘書と弟のキャラが立ちすぎていて、別に話が作ってるんじゃないかと思ってしまった。キャラが立っているのは良いことだが、別話の主人公がゲスト出演しているような印象だったので。これが無ければもっと素直に楽しめたかも。
フード系会社の社長30代頭×16際高校生。奨学金。
2004年04月20日(火)
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