眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 ボーイズ小説・真冬の蛍:せんとうしずく/灼けつくほどに抱かれたい:中原一也/危険な残業手当:剛しいら

ボーイズ小説・真冬の蛍(オヴィスノベル)せんとうしずく

高三の受は高校生の思い出にと幼なじみの3人と夏休みにキャンプに行く。そこで幼なじみの一人がもう一人の幼なじみ・攻に告白し友達だと思っていた関係が変化していき…
高校生物が読んでみたいと思って買ってみた。この作家さんを読んだのは殆ど初めてだが、今ひとつ。ぱっとしない。
受は平凡な高校生。頭もそこそこ顔は可愛い系。本当に普通。攻は母子家庭。頭が良く寡黙。女にもてる。バイクが好き。
以下思い切りネタばれ。
ようは夏休みに攻の事が気になった受が攻ともう一人の幼なじみがくっつくのを見てやきもきして、冬に両思いになってHしてハッピーエンドという流れ。
ノベル1冊使っている割に読み足りない気がした。延々受が攻の事を考えているので、その描写にページをとられて受自体の人となりが浅く、キャラにあまり好感が持てなかった。上のキャラ紹介が短いのもこのため。好感もてないキャラが延々悩んでいてもふーんで終わる。
展開もくどい書き方で、これをすっきりさせてもうちょっと学校でのエピソードとか普段の生活を書いてくれればもう少し面白いと思えたのに。残念。
キャラが嫌とかではなく(そういう感想を抱く前にキャラが掴めない)、本当にただただキャラに親近感が持てなかった。別の学校の知り合いの知り合いの恋愛話を聞かされた時のよう。
学園物。同級生カプ。幼なじみ。



ボーイズ小説・灼けつくほどに抱かれたい(アズノベル)中原一也

会社員の受は社内旅行先の南の島で上司のお供として射撃場を訪れる。そこで若い日本人のオーナー攻と出会い心惹かれる。後日その射撃場で起こった事件がきっかけで押し倒され…
作品を読むのは4つ目。単行本では2冊目。可もなく不可もなく。
受は真面目で頑張りやの会社員。上司への面倒見も良く仕事もそれなりに出きる。整った顔立ちだがおっとりして癒し系。両親を早くに亡くし祖父母に育てられた。攻は見事な体格で男臭い雰囲気。一匹狼。逆境に強いが娘の事になるとたじたじ。
起承転結の起きる部分までは楽しんで読んでいたが、攻が無理にHして受が帰国する辺りから雲行きが怪しくなってきた。何が悪いわけではないが、海外・射撃場での出会いで始まった割に後半の事件があまり大きくないというか。目新しい設定で期待した分、あまりにも普通な感じだったので尻窄みに感じた。
脇キャラは立っている。受の直属の上司と攻のやりとりとかは狐と狸のようで期待したが、その割に…という感じ。途中までが期待できるので、後半でうーんとなることが多い。
後は文章のテンションが流れるようになっていないので、盛り上がるべきところでがたがたしているように見える。無駄にドラマチックというか。一緒に併走していたら急にダッシュかまされるというか。
後、3作読んでみんなどこか1カ所泣き寝入りしているエピソードが気になる。すべてがまるくおさまるのも変だとは思うが、その部分がひっかかってハッピーエンドでも心から良かったと言えない。これはたまたまなのだろうか。
受攻ともキャラはとても好みなのだが、文章と話の展開でこけた感じ。
ボーイズでは珍しく男臭い攻が書ける作家さんだと思うので、こんな感じでまた書いて欲しい。
射撃場経営32歳×家具関係の会社員27歳ぐらい? 銃。攻は×一。子供有り。



ボーイズ小説・危険な残業手当(ラキアハイパー)剛しいら

部長が不正をている疑惑があるので調べろと専務に命令された新入社員の受は、一人で残りパソコンを探る。不審な電話で資料室に入ると背後から縛られ強○される。次の日犯人を捜そうとしたが…
「タイムリミット」の兄弟本。やまねさん挿し絵大丈夫になった記念の2冊目として何となく買ってみた。何とも言えん。まったく面白くないとは言わないが、この作家さんの書くみょーな話の一つ。
受は正義感が強く突っ走るタイプ。顔に全部出る性格。父親がリストラされ下の兄弟のために会社に残れるように頑張っている。童顔で流されやすい。細かいことは気にしない。ゲームやネットが趣味。攻は同期入社の遊び人。縁故なので気楽に生きている。入社式の時から受を狙っている。頭は良く行動力はありそう。
何からどう言えばいいのか。受が会社の派閥争いに巻き込まれ、最初いた派閥から相手方に寝返る話。話がアクロバットしているみたいでぽんぽん飛ぶ。段々ギャグを読んでいる気分になっていた。他の作家さんなら破綻していそうな話を、力業と筆力で押さえつけているようにまとめている感じ。受も強○されたわりに悩みもせずあっさりカプに収まっている。普通なら何じゃこれはと思うところだが、こういうのも有りかとノリで流してしまった。この作家さんだから最後まで読めたかもしれないみょうな話。脇キャラは立っている。たまに読むぶんにはいいが、続けて読みたい傾向の話ではないな。
22,23才カプ。会社の同僚。お家騒動。カプは二組。強○始まり。

2004年03月15日(月)
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