眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 ボーイズ小説・ひみつの比嘉先生:水戸泉/きみがキスしてくれるなら:水戸いずみ/恋のからさわぎ:水戸泉

ボーイズ小説・ひみつの比嘉先生(エクリプスノベル)水戸泉

大学卒業した受は高校生の時に臨時の教師としてやってきた恩師・攻を追いかけ、恩師が勤めている製薬会社に入社した。強引に恩師の実験の被験者になった受は体が小さくなってしまい…
表題と続編。お試し第三弾。この作家さんと付き合うのは諦めた方が良いかも知れないという気分になってきた。いや、敢えてギャグを選んだ私が悪いのか。後1冊ぐらいシリアスっぽいのでチャレンジしてみよう。それで駄目なら当分お別れ。
受は父親が議員で家庭で荒れていた。攻が好きで攻の会社にこねで入り追いかける。童顔単純馬鹿。この作家さんの受のデフォルト? 攻は真面目で穏やかな性格の研究員。眼鏡。割とむっつりっぽい。
これもアホノリの話。媚薬を飲んで受の体が小さくなって熱くなった体を云々という話。続編は何故かまだ両思いで無かった二人が攻の転勤やらを機に両思いになる話。攻の親友である不思議ちゃん(♂)の行動がふるっている。攻受ともたじたじ。
この作家さんの持ち味(?)であるかっとんだ所は何となく理解出来るのだが、どうやら好みで無いようだ。現実にいそうな痛い人間のデフォルメのような突き抜け方は楽しめるが、この作家さんの突き抜け方は二次元ぽいというかアニメキャラのような架空に作られたキャラの突き抜け方のように見える。
いずれにせよ、自分の色恋に忙しくまったく働かない受はとても邪魔なので会社を辞めてくれて良かった。社会に迷惑をかけないよう、是非攻の家庭に入って出てこないで欲しい。
一応会社物。不思議実験。研究者×新入社員22才。受は攻の親友にやられかけてる。



ボーイズ小説・きみがキスしてくれるなら(ルビー文庫)水戸いずみ

高校生の受は幼なじみで有名デザイナーになった同級生の攻に試着して欲しいと服を着せられ、Hな悪戯をされる。どうにか自立しようとバイトを探していた矢先、父親がリストラされ攻の会社に勤めることになり…
お試し第二弾。安い方が財布が傷まないと買ってみた。が、論外。
受はサッカーが好きで今の私立に頑張って入った。元気で単純、目先のことしか考えられないタイプ。可愛い系。攻は元モデルの母親を持ち顔が良く頭も良くデザイナーとしても有名。昔から受に執着していた。
前に読んだのと同じくお馬鹿で単純な受とちょっと鬼畜で3拍子揃った攻。
攻はともかく受はこういうのが作家さんの好みなのだろうか。馬鹿な受でも大丈夫かと思っていたが、元気という名の無神経さや3歩歩けば危険を忘れる頭の悪さや、高校生のくせにお菓子をもらって誘拐犯についていくような単純さは苦手かもしれない。10冊に1冊ぐらい心にヒットするかもと思って試しているが、見誤ったかもしれない。
高校生で億単位稼いでるデザイナーとか常識の範疇が私とは異なる受の母の態度とか、こういうノリで書いているのを知りながら突っ込むのは無粋だと思いながらも気になる。
何より、残り1/5でいきなり何の脈絡もなく攻の影武者が出てきて、しかもその影武者は攻に似せるために整形しており、攻の財産を乗っ取るために攻と影武者の区別がついた受を薬漬けの愛人にしようとして押し倒し、受の危機に駆けつけた攻が大切なはずの受の側にいる影武者の腕を小型爆弾で吹っ飛ばし、血が勢いよく流れるのをみて驚いている受の側で「今の医療なら1時間以内なら元通り腕もくっつくよ」とか言って、ぎりぎり正当防衛とかで何とかなった展開はすごい。どこの国の法律とどこの世界の医療なのか。
傷つけないよう大切にしているはずの受の側で爆弾を使って敵の腕を吹っ飛ばす高校生という設定は笑うところかも知れないと一応笑ってみたが、ちょっと乾いていた。
この突き抜け具合は一種の味か。もうちょっと受に好感が持てればな。ギャグとして何とかなったかも。
学園物? デザイナー攻×サッカー少年受。ギャグ。



ボーイズ小説・恋のからさわぎ(ダリアノベル)水戸泉

受は中三の弱小野球部部長。幼稚園からの幼なじみで有名女優の息子で本人も芸能人に片足を突っ込んでいる攻とは犬猿の仲。ある日病気の妹のために試合で勝ちたいと部員から頼まれ、助っ人として攻を野球部に誘うが…
読むものが無かったので、前から気になっていたこの作家さんの本を買ってみた。つまらなかった。
受は明るく元気な中学生。単純で情に脆い。童顔で可愛く周囲から愛されている。攻は親が芸能人で自分もたまに芸能活動をしている。運動神経が良く頭も良い。顔が良く女の子にももてる。計算高く受のことしか考えていない。
前にいくつか読んで合わないと思っていたが、話の流れに矛盾が無ければ単純な話やギャグっぽい作風も大丈夫になったので、もう一度試しに買ってみることにした。
んでこれなのだが、受を押し倒したい攻と嫌がっても体が正直な受という単純な話は嫌いではないが、エピソードの小さい山谷が延々続き途中であきた。せっかくノベル1冊分あるのだからそれなりの盛り上がりと事件が欲しい。
ストーカー女とか埋蔵金とか文化祭とか色々出てくるわりに1つ1つが小粒。
作風は明るく元気で単純受と顔が良くちょっと電波というか性格の曲がった攻というのがデフォっぽい印象なので、他にも買ってみて試してみる。この程度の作品ばかりなのかこれは外れだったのか3、4冊読めば分かるだろう。
中学3年カプ。鬼畜何様×単純少年。ギャグのり。学園もの。

2004年03月16日(火)
最新 目次 MAIL HOME