眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 ボーイズ漫画・百年の恋かもしれない:七星秋生/ディアグリーン:富士山ひょうた/ラブリーVシック:大峰ショウコ

ボーイズ漫画・百年の恋かもしれない(ルチルコミック)七星秋生

両親の再婚で義理の兄弟になった二人は高校生。仲の良い兄弟だったが、弟の用事で出かけた兄が怪我をして一生物の傷を負ってから二人の関係が変わっていき…
表題と同人再録の読み切り1本。買う物が他になかったので、久しぶりにこの作家さんの本を買ってみた。可もなく不可もなく。
キスどまりなので攻受の表現はしない(と言っても兄が受っぽい)。兄は中学時代バスケ選手として活躍した。背は低いが負けん気が強い。可愛い系の顔。事故に巻き込まれ左手に麻痺が残りバスケが出来なくなる。弟は顔がよく頭も良い。兄の怪我を自分の責任と感じて色々手助けをする。女の子にもてる。我慢強い性格っぽい。
兄弟の性格や関係は好みというか初々しくて可愛いのだが、ボーイズとして読むと物足りない感じがした。Hがなくて新鮮だったのが毒されているようで悲しい。そこそこまとまった話で、ほのぼの初々しいカプ。
同人再録の話はドイツ陸軍将校とアメリカの記者(スパイっぽい)のカプの話。アメリカ参戦前の1940年のベルリン。この話も設定やキャラは好みなのだが、壮大な話・設定の割に内容が触りだけだったので、期待した分不満というか。新連載前の予告漫画のような描き方だったので、想像力だけ膨らんで終わった。
最後に書かれた初出の部分で「商業誌未発表」という書き方がものは言いようだと思った。
学園物。高校生カプ。キス止まり。ほのぼの。センシティブ。兄受? 第二次大戦もの。歴史。大人カプ。H有り



ボーイズ漫画・ディアグリーン(ルチルコミック)富士山ひょうた

表題のシリーズ4作と読み切り2作、単行本書き下ろし2作。一つは表題シリーズ3P、もう一つは短編の一つの続き8P。
表題シリーズは高校の同級生だった二人が上京して恋人になり、片方が喫茶店経営、もう片方がイラストレーターになったその日常が淡々と描かれている。読み切りは、社会人×高校生の年末正月の過ごし方で揉める話。もう一つは大学の同級生の片方がゲイでもう片方のノンケに告白して、すったもんだした後くっつく話。すべてルチルで掲載。
表題シリーズは2作目を始めて雑誌で読んで、今ひとつのめりこめないなーと思っていたが、通して読むと、萌えーというほどではないがそれなりに良かった。
もともとこの作家さんは激しい波のない割と淡々として話を進めるように見えるが、連載になると1話で起承転結にならないため(エピソードとしての起承転結はあるが)間延びして見える時がある。それであまりはまれなかったのかも。
特に読んだ話(2話目)は、カプの間に波風が立っていた話でないので、落ち着いた熟年カプの番外を読んだ気分になった。
シリーズは4作目にして初めて二人がHしていた。そんなところも熟年カプ。ついでに付き合うようになった切っ掛け話はルチルで連載中だが、これもテンポがよくないというか間延びして見えるんだな。何でだろう。
もともとは好みの作品を描いてくれる作家さんなので次も楽しみ。
大学生カプ。社会人カプ。ほのぼの。淡々。



ボーイズ漫画・ラブリーVシック(アクアコミック)大峰ショウコ

5年前交通事故で両親を亡くし足を悪くした受は外科医である恋人でもある攻に引き取られ、同居しながらリハビリを受けている。攻のことが大切でついワガママを言ってしまうが…
雑誌で読み面白そうだったので買ってみた。今のところ面白い。まだ続くようなので(続くよね?)最終的な感想は保留。
受は眼鏡の高校生。松葉杖をついて学校に行っている。家でのことは攻が面倒見てくれる。攻は腕のいい医者。顔も良く女性にもてる。受を甘やかすのが好き。5年前術後の受に告白しそれいらい付き合っている。にこやかに笑って嫉妬を燃やすタイプ。実は鬼畜なのか?
どうやって同居に持っていったのかとか、これからどうなるのかとか謎があるのでまだ続くのか。攻が受を攻なしではいられない体にしたいと甘やかしているエピソードがツボ。んで、疲れて受の体を抱いて甘えるところもツボ。攻が受を猫かわいがりして、かつ甘えているカプは非常に好み。攻の親友とその彼女など脇キャラも悪くない。
一つ気になるのは下世話だが、いつから二人はHしているのだろう。あまり年齢が低いと抵抗があるかも。
ついでに、足が悪くて常に攻に横抱きに抱えられているというシチュは一種のフェティシズムを感じた。
今後の展開も楽しみにしている。
外科医28才×高校生18才。

2004年03月12日(金)
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