眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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ボーイズ小説・色男は王子様がペット:樹生かなめ/花のように愛は降る:高岡ミズミ/優しい指でふれないで:鹿住槇
ボーイズ小説・色男は王子様がペット(アズノベル)樹生かなめ
「色男はお金がお好き」の続編。カプになった二人だが、相変わらず闇金の攻は取り立てが厳しく、受は他人に騙されている。年が開けたある日、攻が急に受を売ると宣言し身売りされる事になるが…
金貸しややくざはまず買わない設定なのだが、デフォ買い作家さんなので買ってみた。悪くない。ただ萌える話ではなかった。
顔が綺麗な受は相変わらず人がよく騙されている。仕事は人並みに出来るが鈍い。家族縁が薄く、今では攻が身内みたいなもの。攻はやり手の金貸しで容赦がない。子供の頃はとても苦労したので世の中金がすべてだと思っている。
相変わらず語彙が少なくHシーンもマンネリで、キャラの書き分けも少ない。この作家さんのパターンの中から話が進んでいる。この説明もすでにデフォルトっぽくなっているような。
そして相変わらず、メインキャラに対して容赦がなく、エピソードもへぼいといえばへぼいのだが、作家さんのパワーで吹きとばしている。受がオレオレ詐欺に引っかかったり、攻が自らマグロ漁船に乗り込んだり、予想出来なかった。弱肉強食の世界。
この作家さんの話は、受キャラが何度騙されても、攻キャラはそれを気をつけろよと注意するけど非難しないところが好きだ。受が騙されるのは生来の性格のためで、それを否定していないところが良い。も一つ、受の情の深さも好き。ただの甘い人間なのかもしれないが、受がモブキャラを庇うシーンを読むと、こっちもついほだされてしまう。
運が良ければ続くようなので、また楽しみにしている。このまま突き進んでください。
23才同級生カプ。闇金、金貸し、やくざ。
ボーイズ小説・花のように愛は降る(リーフノベル)高岡ミズミ
失恋して立ち寄ったバーで行きずりの男・攻と関係を持った受は、転職を決め、新しく入った先の会社で社長である攻と再会するが…
気になる内容なので買ってみた。割と面白かった。「夜ごとの花」でふられた兄ちゃんが主人公の話。「夜ごと」よりはこっちが好きだ。
受は失恋の痛手から立ち直られず転職する。仕事は割とできる方。真面目で遊びの恋というものが出来ない。情が深く思う方。攻はワンマン社長。離婚歴あり息子が一人。ハンサムで遊び馴れている。
攻がワンマンで受が困るからという理由で、仕事相手の営業マンを変えさせるエピソードがあるのだが、私情を持ち込んでいるが気にならなかった。というか好感が持てた。設定の通り格好良く書けていれば、この手のエピソードも気にならない。受はなかなか失恋の痛手から抜け出せない。半分以上泣いたり倒れたり気分が悪くなったりしている。この作家さんの恋愛観(というか考え方?)は、どうしてもファッション誌に載っている20代半ばOLの話を見ているようだ。受のために攻の立場が悪くなったり割と波乱にとんでいる。最後はちゃんと弟カプと仲直りする場面があり、これはとても良かった。
この兄の話だったら続きが読んでみたい。
37才社長×25才会社員。リーマン物。失恋の後新しい恋。
ボーイズ小説・優しい指でふれないで(ルビー文庫)鹿住槇
受は母親を亡くし一人で暮らす高校生。父親の年に近い男性と会っているところを援交と勘違いした攻に自分にも体を売ってくれと寝るようになり…
よく買っている作家さんなので今度も買ってみた。可もなく不可もなく。悪くはないが。
受は父親を小さい頃に亡くし、高二で母親を亡くし一人暮らし。バイト先で出会った男と疑似親子のような関係でたまにあっていた。顔は悪くない。人当たりもそこそこ。攻は仕事が出来る社会人。受が気に入り金を払ってHするようになる。顔が良く女性にももてそう。生活レベルは普通の会社員。プチストーカーちっく。
体の関係からはじまり、何となく好きになってというパターン。攻はたまにひく時もあるのだが、後書きにあるようにロクでないしとは思わない。嫌いではない。話は元塾教師に監禁まがいのことをされたり割と波風があって進むのだが、話の進むトーンが同じなので、「ここ」という見どころのポイントがぼやけている。受が身代わりになって刺され入院して二人で暮らす。で終わるのだが、締めがきゅっと締まっていない。話全体は悪くないのだが、それで印象が薄くなっている気がする。ついでに二人がそれぞれを好きになる理由も見えにくいけど。次も買うけどね。
26才会社員×17才高校生。援交。ストーカー
2004年03月05日(金)
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