初日/ご紹介 最新 目次 MAIL


ぱるたの仕事場日記
あなたは 人目のお客様です

pulta
MAIL

2011年06月27日(月)
イラストレーター急募

社長がiPad2を買ってきたり、動画のサイトにこだわったり、スマホサイトを作ろうとしたり顧客向けフォーラムに動画を見せたいと言ったり、いろいろ新しい技術を使って見せることに情熱を傾けている。

昨今の動画は3D動画。作るソフトも特殊で、mayaとか、cinema4dとか、私の知らないソフトばかりだ。この種の物は最初から動くことを前提に絵を作り、それをソフトに取り込んで動かしていくのらしい。

が社長は、まずは静止画がありき。絵をたくさん描いてネタを貯めたらそれを一気に動画作成会社なり個人の技術者なりに委託して動画化すればよいというのだ。

そこで、絵が描ける人を探せ、となって、しかも学生アルバイトだ、という。

CGイラストや3D動画かと思ってその種の専門学校に声をかけたが、最終的には「まだ動かなくていい」となったので、急遽、方針変更して、人体をきちんと描ける、美術の基礎を学んでいる人を探すことになった。つまり美大生だ。

都内の5代私立美大といえば、多摩美、武蔵野美、東京造形、女子美、日大藝術学部(日藝)である。この大所に全て求人をこれから出すのだー。

しかし、時給ったって、昼間は学校があるだろうし、在宅で一点いくらで雇うにしても、いったいいくらなら学生は応募してくるのか、皆目検討がつかない。本来なら、割ける予算を必要枚数で割って出すのだが、予算がないから出しようがない。
1枚3000円〜、というよくわからない表現で文案を作った。




2011年03月17日(木)
20110311以降の覚書

2011年3月11日金曜日14時46分頃、三陸沖を震源とする巨大地震が起きた。H社のオフィスもかなり揺れた。私自身は事の成り行きを見守るため自席を離れなかった。記録のために14時48分に地震のことをツイッターに書き込みもした。
が、オフィス内は騒然とし、ほとんどの社員が会議室の大きなテーブルの下に入り、部長秘書は大声で助けを求めながら柱にしがみついている。(一番落ち着いているかと思った部長秘書が一番怖がって騒いでいたのには驚いた)
揺れは5分以上続いたと思う。どんどん大きくなって、それは恐ろしかった。もしこのビルが崩れたら、こんなに意識がはっきりしている中で、死に行く自分を見るのだろうかと一瞬思い、動悸がしてきたので、大丈夫大丈夫と唱える。

あまりにも揺れるので、これは電話がつながらなくなると思い、揺れる中、会社の固定電話から自宅の息子に電話を入れるも、一度目は出てもらえず。すぐに二度目の電話を入れると、羽田に向かう準備をしていた家人が出た。家は倒れていない。ほっとする。
事務所内は上の方の書類が落ちたりはするものの、なにかが壊れるというような被害は無かったと思う。がサーバーはラックから飛び出した。
停電も無かったし、なによりもインターネットはずっと順調につながっていた。

地震の第一波が引くとすぐにジュニアが会議室のテレビをつけみなで画面に注目。私はPCでツイッターのタイムラインを追いつつ、ニュースサイトをチェック。と、また大きな余震。会議室のテレビを見ていた社員は再びテーブルの下へ。相変わらず私は自席にすわったまま。

10分おきくらいに余震が来る。小さいの大きいの。ビルは耐震構造ゆえだろう。地震が終わっても船のように揺れ続ける。

15時半ごろ小学校から保護者向けにメールが入る。余震が続いているので児童は学校に待機。けが人は無し。小学校からのメールはその後も入り続け、第2報が15時52分、現在学校に残っている児童は校庭に避難中ということと引き取りの時の注意点。第3報は、16時20分で、残っている児童が体育館に移動したことが知らされた。最後のメールは17時5分で、その時点で残っている児童は40名ほど、体育館内の視聴覚室で待機しているとの連絡。

そのときには、もうテレビ画面は東北地方の津波の状況を映し出していた。この世のものとは思えぬ災害。目を覆いたくなるような画面をジュニアが一人会議室で注視している(他の社員はさすがにほとんどが自席に戻っていた)。私は、小学校からの4通目のメールで意を決し、早退を願い出て会社を後にした。

ところで、この日、社長は一日不在。部長も、不在。
私が帰るとき、ジュニアは特に何かを指示するでもなく、とにかくテレビを見続けていた。その後、交通機関が続々と止まっているという報道を見ながら、社員の帰宅の心配をしてくれたのだろうか。私は自分のことを優先して帰ってしまったが、後で聞くと、千葉から通っている部長秘書は、都内に住む娘さんのところに身を寄せたそうだ。

週が開けて14日月曜日。いつもより早めに出社すると、業務部壁際にあるラックの扉がはずれ、中の書類が散乱している。業務部責任者Nさんは電車の遅れによりまだ会社に到着していなかった。計画停電が実施されればサーバーが落ちる。パートタイマーさんが片付けようとするのを押しとどめ、とにかく受注業務を優先して行うように指示し、片付けは私と部長部隊のHさんがあたる。

そうこうしていうるうちに社長が出社してきた。計画停電についてH社エリアがどの時間帯に当たっているのか詳細を調べるように社長から指示。東電のページに我が社が位置する町名が重複して書かれていたのだ。いったいいつ停電になるのか。詳細はどこに載っているのか。ツイッターでつぶやくと、すぐに3人ほどの人が反応してくれて、市のホームページに載っていることを教えてくれる。こういうときは自治体のサイトが有効なのだと学んだ。

H社エリアは16時50分から3時間ほどの停電が予定されていた。その情報を社長に届けると、朝10時から全社員集めて会議が行われた。この時点で会社に来られないのでお休みという人が一人、電車が動かないので自転車で向かっていると言う人が一人、そして、ジュニアはどこに行っていたのだろうか。会議には参加していなかった。

社長から、社内の被害状況確認。特約店の被災状況調査についての指示。計画停電に伴う終業時間短縮の決定。などなど。そして今週いっぱい16時半終業と決められた。そして、この状況下、もし社長や部長が不在の場合は、ジュニアに指示を仰ぎ、ジュニアの判断と了解、指示の下に行動してほしい、というお話し。ふーん。ジュニアね。今だっていないじゃん。・・・なーんていうことはおくびにも出さず、みな神妙に社長の話を聞く。

オフィス内の電気を半分ほど消し、いつもは鳴らしている有線放送も切って節電に努める。まだ余震が続いており、落ち着かないながらも一日仕事をし、留守番電話の応答メッセージも入れ直して(停電してしまえばこれも使い物にならないのだけれど)、16時半には社長が率先して帰り支度、全員で退社した。

帰りの道すがら16時50分からの計画停電は回避されたと町内アナウンスを聞いたが、もう遅い。今日は16時半終業なのだから、と思い帰宅。

翌15日火曜日。
この日の計画停電は昨日とは違う時間帯に設定されていた。15時20分から19時ごろまでだ。昨日からの様子からすると実施されるかされないかは、本当に直前にならないとわからない。もし停電が実施されたらその時点で終業としよう、と社長が決める。とにかく午前中にさばけるだけさばいてしまおう、と受注部門を中心にあわただしく仕事が始まった。

午後からはマーケティングシステム会議が行われ、私の作ったフローチャートを中心に2時間程。15時過ぎに停電になるかもしれないという緊張感の中、充実した有意義な会議になったと思う。結局、時間になっても電気がついたまま。会議を抜けて市のサイトを見ると中止の文字が!

この日は16時55分に退社した。他の社員はまだかなり残っていた。

16日水曜日。朝一番で市のホームページを確認して停電時間をホワイトボードに張り出す。この日の停電時間帯はお昼の12時20分から15時頃まで。これはいくらなんでもひどい。もし停電した場合は、お昼で帰るわけにはいかないから、午後は電気がなくてもできる範囲のことをして4時半終業とすると社長が決定し、それぞれの業務に当たった。
報道は原発関連にかなり時間を割くようになっていて、社長もときどきテレビをつけては確認している。
停電はこの日も回避。結局、16時半終業は有名無実化し、みな定時の17時45分まで仕事をした。

そして本日。17日木曜日。計画停電は一部除外地域ができたという。H社エリアは○○町2丁目なのだが、除外地域のなかにある○○町2丁目は、「○○町2丁目の一部」

一部ってどこなんだーーーー!?

ということで、またしても関係各所に電話で確認して、真相究明に励む。

まずは東電カスタマーセンター。どのエリアと言うことはできないが、住所を言ってもらえば該当するエリアかどうかお調べすることはできます、というので、会社の住所と、ついでに社長の自宅住所もしらべてもらうことに。
待つこと2分ほど、会社のあるビルは、東電は電気を供給していないのでわかりません、管理会社に聞いてください、というお答え。社長自宅については、除外エリアであることがはっきりしてこちらは一安心。

しかし東電じゃないのかこのビルは(驚)。

で管理会社に電話する。と、担当者の女性は今日は自宅待機だと。でも自宅に連絡を取って対応させると言われ待つこと30分。やっと担当者から電話がはいって、このビルは「新日鉄エンジニアリング」と契約して電気を供給しているのだということを初めて知る。

そこで、新日鉄エンジニアリングに連絡を入れてもらって、停電除外なのかどうなのか調べてもらって待つこと15分。再び担当者から電話。

「電気は新日鉄エンジニアリングから送りますが送電には東電の電線を使っているので、計画停電エリアに入っていれば停電します。」

だーかーらー。計画停電エリアの除外地域なのかどうなのかを聞いてるんだってばーーーー!!!

で、またまた待つこと15分。やっと真意が伝わり、うちの会社は停電除外であることが判明した。

すぐに社長に報告すると、今日から通常営業に戻すことが決定された。

しかし相変わらず、ヤマト運輸の集荷は東北北海道は荷受け禁止だし、受付時間も16時が最終(いつもは一番遅くて19時くらいまで受けてくれる)。
まだまだ非常事態は続いているのだ。




2011年03月03日(木)
久しぶりに

内容的な会議のメンバーになった。社長から、全体を掌握する必要があるから入るようにとのことで。

今度新しく作る予定のマーケティングシステムの打ち合わせだった。社長、ジュニア、部長部隊若手スタッフ2名、業務責任者Nさん、企画制作デザイナーのAさんに私。

販売ルートを広げるべく、様々な媒体を使った広告を打ち、無料キャンペーンを行い、新規顧客獲得を目指している。その顧客管理及びキャンペーン管理及び、今後のプランニングに必要なマーケティングデータ収集&集計のためのシステム。

社長が見たい資料はどういうものなのか、そのためにどういうデータを収集すればいいのか、話を聞いた後、それぞれに役割が振られ、私は全体のフローチャート作りを命じられた。

以上が昨日の話。

そして、今日。フローチャートのたたき台を作り、Nさんのところに行って見せながら雑談していたら、どうやら、この仕事、Nさんが社長に根回しした結果らしいことがわかってしまった。ジュニアは社長が望むようなフローチャートを描けないから、と。
ま、どっちでもいいです。
久しぶりに頭使えるから(笑)。



2011年02月08日(火)
社長帰還

1月26日からタイへG出張に出かけていた社長、今朝成田に着き、午後遅い時間に出社。

私の手持ちぶさたな2週間にやっとピリオドが打てるかな。



2011年01月14日(金)
納得いかない保険の話

死亡保険金一人当たり2億上限話。

社長に伝えると、A損保だけでなく、外資も含めて6億くらい契約している。2億しか入れないなんてあり得ない!と一蹴する。当然だ。社長の場合、D社社長として、H社社長として、C社社長として、同じ人間だけど3人分の保険に入っているつもりなのだから。

改めてYさんが持ってきた書類を見ると、どうしてもA損保内でしか通用しない書類にしかみえない。

つまり。

A損保としては、他社契約を含めて2億以上は原則保険金を支払いたくないから、契約の時気をつけろ、という営業向けのマニュアルにしか見えないのだ。右端に「個人向け傷害保険取扱規定集」とあるし。

早速営業のYさんに連絡し、契約を変更する意志は無いことを伝えると、今日、事情説明と称して代理店の偉い人を連れて来社した。

その偉いさん(名刺に代理店会社の専務取締役とあった)曰く。

保険法が変わって、保険会社同士の情報交換が行われることになった。その流れの中で、他社契約のことも今までは分からなかったけれど分かるようになった。そこで、上限2億ということも今回の保険法で決まったので、今回そのようにお話しした。がしかし、契約者の方によって、バックグラウンドが異なるので2億を超える額でもOKな場合もある。社長さんの場合は、今までの経緯もあるし、なにしろ社長さんなのだから、弊社で2億超えても大丈夫なはずである。だから、大丈夫になるように社内で稟議を回している。正式に決まったらご連絡する。


私が他社契約も含めてあまねく全ての人が2億までしか死んでも払われないのか、と聞くと(いや、もっとソフトな言い方だったけど)そうです。との答え。
変だなあ。
ウェブ上のどこをさがしてもそんなこと書いてないんだけど・・・。

言葉を換えて同じ質問をしてみるのだが、やっぱり答えは同じだ。

こいつらに何を聞いても無駄だ、という気がしてきたのであきらめて、とにかく今回のことはあくまでもA損保さん社内の事であって、弊社には全く関係のないことである、今まで通り、他社の契約も存続する、御社との契約も変更しない、でいいですね?と念押しし、確認が取れたので、とっとと(失礼!)お帰り頂いたのであった。

少し前に、月々の保険金額を見直します、安くなります、今のかけ方では損です、といってだまして、結局こちらが損になるような契約変更をさせられたことがあった。以来、私も社長も保険会社の言うことは信用しない。

いいのかな、こんなことで>保険業界さん。



2011年01月13日(木)
年始客

年明け仕事始めは6日からだったが、社長は今週から。毎日のようにお年始客が訪問する。

おいしいお菓子を持参してくれる方も多く、嬉しい限り。(食い気ばかり先に立つ社長秘書。いや、一応ちゃんと礼儀正しく接遇しておりますよ、はい。)

6日に早々と御挨拶に見えた印刷屋さんは、高級カステラ。
社長の出社に合わせていらした取引先メーカーの社長さんは、バームクーヘン。
そして今日お見えの取引先メーカーのご一行さまは、神田三原堂の栗饅頭だ。
明日の取引先メーカー営業さんが何を持ってきてくださるのか今から楽しみ。(この方がチョイスするお菓子は外れ無しなのだ。)

備忘録

損保の営業さん来社。
保険法が改正され、上限2億円までとなった。
重複して契約しているものがあるので、解約するか契約内容変更をしてほしい、という申し出。

いろいろ調べてみたが、契約者がそんなことする義務はなさげ。

重複保険
同一の目的物に複数の損害保険が締結された重複保険については、独立責任額全額支払方式が導入された。
これにより、他の損害保険契約が締結されている場合には、各保険会社は按分支払せず、自らが締結した保険契約に基づく保険金の全額を支払う義務を負うことになる。
(保険法第20条抄録)