やるきまんまんの日記
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2008年12月28日(日) 今週の見通し・為替 円相場、方向感乏しい展開


 今週の円相場は方向感の出にくい展開になりそうだ。国内の市場参加者が年末年始の休暇に入り取引が細るため、小幅な値動きが見込まれる。市場参加者の予想は1ドル=87―92円台に集中している。

 先週の円相場は欧米市場がクリスマスで休場のため、1ドル=90円前後で小幅な値動きに終始した。ただ市場参加者のドル安懸念は根強い。米自動車会社をはじめ、経営難に陥った事業会社が破綻するといった悪材料が出る可能性も残っている。商いが薄いため、急激に円高・ドル安が進むリスクは残る。

 今週は米景気指標の発表が相次ぐ。31日の新規失業保険申請件数や、2日の米ISM製造業景況感指数が注目だ。「米景気の悪化は織り込み済み」との指摘がある一方で、「景気の底が見えないほど悪い数字になる可能性もある」との声もあり、市場の警戒感は強まっている。

 ユーロの動きも注目される。利下げ打ち止め観測もあり、ユーロは底堅く推移している。対ユーロや豪ドルなどで円安が進めば、対ドルでも円の上値を抑えるだろう。


2008年12月21日(日) 今週の見通し・為替 円高を意識した展開

 今週の円相場は円高を意識した展開になりそうだ。今週から欧米の市場参加者がクリスマス休暇に入るため、取引が大幅に減少するとの見方が多い。市場参加者の予想は1ドル=85―90円に集中している。
 先週の円相場は16日に米連邦準備理事会(FRB)が事実上のゼロ金利政策に踏み切ったことで、日米の金利差が逆転。円は一時1ドル=87円台まで上昇した。19日には日銀が政策金利を年0.1%に引き下げたが、「為替市場への影響は少ない」との声が多く、円高傾向が続くとみられる。ただ急激に円高が進む場面では、政府による介入への警戒感が強まり、円の上昇に歯止めがかかる可能性もある。
 米政府がゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラーへのつなぎ融資を実施すると発表し、今後の焦点は再建計画の行方に移るが、「先行きへの不安は残る」と警戒感は根強い。
 年末に向けて、事業会社の決済に絡んだ動きや、投資家の持ち高調整も出やすい。取引が薄いため大口の注文が出れば、荒い値動きになる可能性がある。


2008年12月14日(日) 今週の見通し・為替 円、高値圏で推移


 今週の円相場は高値圏で推移しそうだ。資金繰り難に陥った米自動車大手の動向に市場の関心が集まっている。米政府は金融安定化法の緊急融資で支援すると発表したが、一時しのぎとの見方から神経質な値動きが続きそうだ。市場参加者の予想は1ドル=88―92円台が多い。

 先週は米自動車大手の救済策を巡る米上院の協議が決裂。これをきっかけに円は約13年4カ月ぶりの高値となる1ドル=88円10銭まで急伸した。

 今週は米連邦準備理事会(FRB)が15―16日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)にも市場の関心が集まる。政策金利を年0.25%に引き下げるとの予想も浮上し、そうなれば日本の政策金利がわずかながら上回り、円高・ドル安の基調が定着しやすい。また会合後の声明で量的緩和政策の導入などに言及すれば、ドルはさらに買いにくくなる。

 一方、日銀が15日に12月の企業短期経済観測調査(短観)を発表する。金融危機の影響を受け企業の景況感は大幅に悪化するとみられ、一時的に円売りが進む可能性もある。


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