やるきまんまんの日記
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2007年10月28日(日) 今週の見通し・為替 円、米利下げなどに神経質


 円相場は日米で相次ぐ経済指標の発表や金融政策決定会合の内容に神経質な動きになりそうだ。市場予想は1ドル=113―115円に集まっている。

 最大の焦点は30―31日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)。市場では米連邦準備理事会(FRB)が政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を引き下げるとの観測が強い。

 FRBが利下げに踏み切った場合、米株高が進みドル高になるとの予想がある一方、日米金利差が縮小することで円買い・ドル売りが入るとの見方もある。

 住宅ローン問題の影響がどこまで米経済に影響を及ぼすかにも関心が集まっている。10月の雇用統計を中心にサプライマネジメント協会(ISM)の業況感指数など米経済指標の発表が相次ぐ。内容次第でドル安が強まる可能性がある。

 もっとも円を積極的に買う動きにも乏しい。日銀は「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」を発表。市場の事前予想では実質経済成長率の見通しを下方修正するとの見方が優勢だ。円は高金利通貨を買う動きに押されて弱含みしそうだ。


2007年10月14日(日) 今週の見通し・為替 円相場、やや軟調に推移


 今週の円相場はやや軟調に推移するとの見方が多い。国際金融市場が落ち着き始め、ヘッジファンドなどが低金利の円を売って高金利通貨で運用する意欲を強めているためだ。もっとも、19日にワシントンで開く7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議を前に、金融当局者の発言などで振れやすくなる可能性もある。市場参加者の予想は1ドル=116―119円程度に集まっている。

 米経済に対する過度に悲観的な見方が弱まり、ドルを買い戻す動きがみられる。米国では地区連銀経済報告(ベージュブック)や9月の鉱工業生産、住宅着工件数など景気の足取りを確認する上で重要な材料の発表が相次ぐ。米連邦準備理事会(FRB)による追加利下げ観測が根強いものの、内容によっては金融政策の方向性を巡る市場の観測が大きく変わる可能性がある。

 ユーロ高の進行を警戒する市場参加者も多い。G7が近づくにつれてユーロ圏の財務相らによるけん制が強まるようだと一時的にユーロ売りが進んで、円が下げ渋る場面もありそうだ。  


2007年10月07日(日) 今週の見通し・為替 円相場、もみ合いに


 円相場はもみ合うとの見方が優勢だ。米経済の先行きに関心が高い。一方で、下旬に開く7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議を控え、売買を一方向に傾けにくいとの見方もある。市場予想は1ドル=115―118円に集中している。

 市場の関心は引き続き米経済の動向。前週末発表の9月の米雇用統計は非農業部門の労働者が11万人増と市場予想通りで、4000人減としていた8月分は8万9000人増に改定。米経済の先行きに対する過度の懸念は薄らぎつつある。

 一方、米連邦準備理事会(FRB)が10月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げするとの観測が前週まで強かった。堅調な雇用を受け利下げ観測が後退すれば米株式相場が軟調に進む可能性がある。その場合はドル売りとなるだろう。9月の小売売上高など米経済指標にも引き続き注目が集まっている。

 実需では国内輸出企業の為替予約(先物の円買い)が入り、円の一段の下落を抑えるとの観測も出ている。日銀が金融政策決定会合を開くが、市場では金利据え置きの予想が強い。


2007年10月01日(月) 今週の見通し・為替 円相場は一進一退


 今週の円相場は一進一退の展開になりそうだ。米経済の減速懸念でドルは売られやすい一方、金融市場がやや落ち着いていることを背景に、低金利の円を売る動きも出始めている。市場では1ドル=113―117円程度で小幅な変動を予想する声が多い。

 焦点は10月5日発表の9月の米雇用統計だ。8月は非農業部門の雇用者数が4年ぶりマイナスになり、ドルが大きく売られた。9月は10万人前後の増加が予想されている。米民間会社が3日に発表する雇用者数も材料になりそうだ。

 日銀は1日に9月の企業短期経済観測調査(短観)を発表する。企業の景況感は前回6月調査より悪化が見込まれている。ただ、結果が予想と大きく違わなければ、それほど材料視されないだろう。

 対ドルで最高値を更新し続けているユーロや、商品相場の上昇を受けて買われている資源国通貨の動きが、円・ドル相場の波乱要因になる可能性もある。欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁が4日の会見で金融政策や為替相場についてどのような発言をするかも注目だ。


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