やるきまんまんの日記
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2007年09月23日(日) 今週の見通し・為替 円、じりじりと上昇


 円相場はじりじりと上昇するとの見方が優勢だ。米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げへの思惑からドル安観測が引き続き根強い。ただ政局の不透明感などで円を積極的に買う理由にも乏しいことから円の急上昇は想定しにくく、一進一退を繰り返しながら上昇余地を探るとみられる。市場予想は1ドル=112―117円に集まっている。

 外為市場のテーマは「ドル離れ」。ドルは対ユーロで最安値を更新するなど全面安の様相だ。一方、円もドル以外の通貨に対しては金利差を背景に売られており、「円安・ドル安」の綱引き状態で方向感を見いだしにくい。

 ただ米経済の動向次第でドル売りが優勢になるだろう。8月の中古住宅販売など米住宅指標の公表が相次ぐ。雇用や消費指標が悪化するなか、住宅市場の停滞が確認できれば先行き不安からドル売りが強まるとの向きが多い。原油高も米景気の悪化懸念を強め、ドル売り材料となるだろう。

 FRB幹部による発言が相次ぐ。今後の利下げや米経済の先行きにどのような考えを示すかにも注目が集まっている。


2007年09月09日(日) 今週の見通し・為替 円相場、堅調に推移


 円相場は堅調に推移するとの見方が強まっている。市場で不安心理が高まるなか、米経済の先行きに不透明感を強める市場参加者が多い。米経済指標や米株式相場次第では円高・ドル安が加速する可能性がある。市場参加者の予想は1ドル=112―116円に集まっている。

 米実体経済の動向に関心が集まっている。前週末発表の8月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比4000人減と、市場予想(11万人の増加)を大きく下回った。14日発表の8月の米小売売上高が低水準だった場合、消費など米経済の先行き悪化懸念が広がり、一段の円高・ドル安につながる可能性がある。

 一方、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が徐々に強まっており、ドル売り圧力になるとみる市場参加者が多い。市場ではフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標(5.25%)の0.5%引き下げを織り込み始めている。

 また、米金融機関の6―8月期決算の発表が相次ぐとみられている。サブプライム問題をきっかけとした損失がどこまで膨らんだかも焦点だ。


2007年09月02日(日) 今週の見通し・為替 円高方向に振れる局面も


 今週の円相場は引き続き円高に振れやすい展開になるとの予想が多い。金融市場の動揺はやや落ち着きを取り戻したかにみえるが、警戒感は消えていない。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題による金融機関の損失の表面化や米経済指標などの悪化を受けて、円買い・ドル売りが進む場面もありそうだ。市場参加者の予想は1ドル=113―118円台が多い。

 市場の動揺が収束に向かうのかどうか、各国の金融政策に注目が集まっている。今週は欧州中央銀行(ECB)が政策決定の会合を開く。利上げか見送りか、市場の見方は交錯している。今後の日銀の利上げ判断にも影響するとみられており、決定内容やその後の総裁会見を受けて相場が振れる可能性がある。

 サブプライム問題の実体経済への影響を見極める意味から、米国で発表される経済指標も注目されている。市場が混乱した後の景況感が表れる米サプライマネジメント協会(ISM)発表の景気指数や米地区連銀経済報告(ベージュブック)、8月の米雇用統計などが悪化しているとドルが売られるだろう。


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