やるきまんまんの日記
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2006年12月24日(日) 今週の見通し・為替 円相場、もう一段の下落も


 今週の円相場は日米の絶対金利差を背景にした円売り・ドル買いが出やすくなりそうだ。日銀が年内の利上げを見送り、福井俊彦総裁も記者会見で個人消費や物価など直近の経済指標の弱さを指摘したことで利上げの時期が読みにくくなったためだ。1ドル=120円近くまで下落すると予想する市場参加者が多い。

 今週は日銀の早期利上げの可能性を占ううえで国内の経済指標に注目が集まっている。26日発表の11月の全国消費者物価指数は生鮮食品を除く総合で前年同月比0.2%の上昇が市場の事前予想。また28日の11月の鉱工業生産指数への関心も高くこちらは前月比1.1%の上昇が予想されている。

 いずれも早期利上げを後押しする結果となれば円高に振れる局面もありうる。ただその場合でも円の上限は117円程度とする見方が大勢。多国籍企業中心に年末のドル買い需要は根強く、円高・ドル安に振れると急速にドルが買い戻されるとの指摘もある。

 25日には福井俊彦日銀総裁の講演もある。発言次第では相場を大きく振れさせる可能性もある。


2006年12月17日(日) 今週の見通し・為替 金融政策巡り見極めにくく

今週の見通し・為替 金融政策巡り見極めにくく

 今週の円相場は日米の金融政策への思惑で方向感を見極めにくい動きとなりそうだ。市場でも売買が交錯しており経済指標などに大きく振れやすくなる展開が予想される。市場参加者は1ドル=116円―119円台で推移するとみている。

 今週の注目材料は日銀の18、19日の金融政策決定会合だ。年内利上げは見送りとなる見通しだが、記者会見での福井俊彦日銀総裁の発言に市場の注目が集まっている。年明け1月の利上げを示唆するような発言があればいったん後退した利上げ観測が再燃し、円買い・ドル売りが入りそうだ。ただ、今後の各種経済指標の動き次第の要素も強く、積極的に円を買い進める状況にもない。この局面での円買いは一時的にとどまる公算が大きい。

 米国では19日発表の11月の住宅着工件数への関心が高い。年率換算で150万戸程度と低水準を記録した前月から小幅改善すると市場は予想する。米連邦準備理事会(FRB)は住宅の調整圧力が次第に緩和するとの見方を示す。市場予想を上回れば米景気の軟着陸シナリオが強まり円売り・ドル買いも出そうだ。


2006年12月10日(日) 今週の見通し・為替 円、景気巡り神経質な展開に


 今週の円相場は日米の不透明な景気や金融政策を巡る見方が交錯し、神経質な動きになりそうだ。市場の予想は一ドル=114―117円台に集まっており、振れやすくなるとの見方が多い。

 日銀が15日に発表する12月の企業短期経済観測調査(短観)は最大の注目材料だ。国内ではやや弱めの経済指標も出ており、日銀の利上げ時期を巡る市場の見方は定まっていない。民間予測では大企業製造業の業況感が前回調査より一ポイント上昇する見通し。予想以上の改善や、人手や設備の不足感が強まれば円買い材料になりそうだ。

 米連邦準備理事会(FRB)は12日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。市場では政策金利の据え置きがほぼ確実視されており、FOMC後の声明に関心が集まっている。インフレを警戒する姿勢が強調されれば円安・ドル高が進みそうだ。


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