やるきまんまんの日記
DiaryINDEXpastwill


2007年01月28日(日) 今週の見通し・為替 円、軟調に推移


 今週の円相場は軟調に推移しそうだ。米国経済の底堅さが経済指標で確認されるとみられる一方で、日銀による早期利上げ観測は弱まっているためだ。市場参加者の予想は1ドル=119―123円台に集まっている。

 30、31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備理事会(FRB)は政策金利を据え置くとの見通しで市場は一致している。関心が高まっているのは声明文での景気認識。これまでの好調な経済指標を受けて強気な認識が明らかになれば、ドル買い安心感が一段と強まりそうだ。

 米国では主要な経済指標の発表が相次ぐ。31日に発表する2006年10―12月の実質国内総生産(GDP、速報値)や2月2日発表の1月の雇用統計などが注目材料。米経済の好調さを示す数値が期待されているため、市場予想を下回れば円買い・ドル売り圧力が強まる場面もありそうだ。日米金利差に着目し、これまでほぼ一方的に円売り・ドル買いを進めてきた国内外の投資家による円の買い戻しが出やすいとの指摘もある。


2007年01月21日(日) 今週の見通し・為替 金利差縮まらず、円売り続く


 今週の外国為替市場では円が売られやすい相場環境が続きそうだ。日銀の利上げ見送りをきっかけにした円売り圧力が強く、先週は一時、対ドルで3年10カ月ぶりの安値をつけた。国内の利上げ時期が読みにくい一方で、米国は経済指標の改善が続いている。日米金利差は縮まらないとの見方から、1ドル=119―123円台の間で緩やかな円安・ドル高進行を予想する市場参加者が多い。

 今週は26日に発表される2006年12月の全国消費者物価指数が注目。市場の事前予想は生鮮食品を除く総合で前年同月比0.2%上昇。予想を下回れば円売り・ドル買いに拍車がかかりそうだ。米景気の底堅さが意識される中で、原油価格の軟調が続くと個人消費を後押しするとの見方からドル買いを誘うとの声もある。

 22日に福井俊彦総裁が国際会議であいさつするほか、25日には須田美矢子審議委員が講演する。日銀幹部の発言に対する市場参加者の関心は高く、早期の利上げを示唆するような発言があれば、一時的に円に買い戻しが入る公算が大きい。


2007年01月14日(日) 今週の見通し・為替 円安継続、122円台も


 今週の円相場は下落基調が続きそうだ。日銀による利上げの有無が最大の焦点だが、利上げしても「日米金利差が急に縮まるわけではない」との見方が多い。原油価格の下落や米経済指標の改善から米国の利下げ観測が後退していることが円売り・ドル買いの流れを後押しするとみられる。

 市場参加者の予想は1ドル=119―122円台が中心。円はほぼ4年ぶりの安値水準まで下落するとの見方が多い。

 日銀は17、18日の金融政策決定会合で利上げの是非を議論する。前月から経済指標の明確な改善がない中で、市場参加者の見方は依然割れている。昨年7月以来の利上げとなれば、一時的に円の買い戻しが強まり、119円程度まで上昇する場面がありそうだ。ただ、その場合も次の利上げは当面先とみられるため、日米の金利差はまだ大きいとして再び円安基調に戻る公算が大きい。

 米国では17日公表の地区連銀経済報告や、18日発表の昨年12月の米住宅着工件数が注目材料。米経済の軟着陸予想を補強する内容ならば、ドル買いが膨らむ可能性が高い。


2007年01月07日(日) 今週の見通し・為替 円売り出やすく


 今週の円相場は円売り・ドル買いが出やすくなりそうだ。雇用統計など最近の米経済指標を受けて、米景気が底堅いとの見方が強まったためだ。市場の予想は1ドル=117―120円台が中心となっている。

 今週は12日発表の12月の米小売売上高に注目が集まる。前月比0.2%増が予想の中心。数字が予想を上回り、クリスマス商戦での消費の好調さが意識されれば、円売り・ドル買いが強まる公算が大きい。

 原油など商品価格の下落も円相場に影響を与えそうだ。円を借りて高金利の資源国通貨に投資していたヘッジファンドが投資を手じまい、円を買い戻すきっかけになるとの見方がある。半面、米景気が底堅く長期金利も上昇すれば、商品価格の下落は米景気を後押しするとして、ドル買いを誘うとの指摘も出ている。

 来週17、18日には日銀の金融政策決定会合を控えていることもあって、11日発表の11月の景気動向指数など、利上げの判断材料となる国内景気指標への関心も高い。結果次第では日銀の早期利上げ観測が強まり、円買いが入る場面もありそうだ。


やるきまんまん |MAIL

My追加