心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2004年08月31日(火) うーん、タバコ臭さい。

神奈川県にあるという「本社」で面接を受けるために、片道4時間ずつアコードの狭い後部座席に押し込められていました。しかも、ドライバーは制限速度を大幅に超えて、追い越し車線ばっかりを走るというツワモノであり、ショックは限りなく硬く、ハンドルはシャープで、アクセルもブレーキもど〜んという操作でありました。

そんな悪条件下にも限らず、ぐっすり熟睡してしまいました。ペットボトルのお茶を飲もうにも、揺れすぎて飲めない中で眠れるのは、やっぱりドライバーに対する信頼があるからでしょうか。そして、その信頼は事故の経験数に裏打ちされています。アコードは外観はボコボコでありますが、それは限界を超えた回数の証拠であります。無事故無違反をひけらかす人々は、実のところ怖い・怖くないを基準に走っていたりするので信用なりません。

最初は僕の車で行くという話をしていたのですが、「ちなみに禁煙ね」と言ったとたんにアコードに変更になりました。

「うんと言うまで返さないというキャッチセールスみたいなことはしないですから、心配しないでください」と最初に言われておりましたが、面接に4時間以上かかり、終わってみると全員「うん」と言っていました。

最後に、「希望の年収をメールで送ってください」と言われました。もちろん働くからには賃金交渉をしなければいけないのですが、先方から「ウチの基準はこれこれなので」という提示がある場合はともかく、こちら側から賃金の希望を言うのはなかなか難しいことです。
それは取りも直さず、「自分自身に値札をつける」という行為であります。しかも、メールとなると「言った証拠」が残ってしまいます。やっかいな話であります。

帰宅して服の匂いを嗅いでみると、強烈にタバコ臭いのでした。風呂に入って着替えても、まだ臭いのです。鼻の穴の中を掃除する(鼻くそをほじるとも言う)と、やっと匂いから開放されました。
これは新オフィスも禁煙(分煙)にしてもらわないと、臭くてたまらないでしょう。

無事に賃金が決まれば、11月あたりから働くことになりそうです。不安もいっぱいですが、人生なるようにしかなりません。


2004年08月29日(日) 趣味は?

趣味は? と聞かれると「読書とドライブ」と答えているのですが、どちらも最近あんまりしていません。

僕の趣味のドライブには2種類あって、ひとつは物憂げな音楽かなにかを流して、考え事をしながら、田舎の平坦な道をあてもなくたどって行くいうドライブです。雨が降っていたりすると、より情緒がでてよろしいです。考え事は、とめどなく広がっては、また一ヶ所に固まるという、拡散と収斂を繰り返していきます。むろん同乗者がいてはいけません。

もうひとつも、やっぱり天気は良くないほうがよろしいです。すれ違いの面倒な山道では、対向車が少しでも少ないほうがいいですから。オートマチック・ミッションではスポーツドライブができないかというと、そんなこともないです。
左足はブレーキに、右足はアクセルに、左手はセレクトレバーに、右手はハンドルに。
コーナー入り口では、ブレーキを踏みます。シフトダウンしたらアクセルも踏んで回転数を維持し、クリッピングポイントでブレーキから足をはずします。タイミングを間違わなければ、車はコーナー出口へ向かって「どん」と加速してくれます。もちろんハンドルの向きを間違えると、谷底までまっさかさま。
緊張感と恐怖感を克服するために奥歯を噛み締めながら走っていくと、つまらない考え事なんて頭から吹っ飛んでいってしまいます。
こちらのパターンでも同乗者がいると、なぜか気分が悪くなって吐いたりするので、孤独なドライブが吉です。

久しぶりに行った峰の尾根は、霧(というか雲)の中でした。谷底から湧き上がってくる雲を浴びながら、It's not that matters という言葉を思い出していました。もし僕がタバコを吸っていたら、ここで一服するところでしょうか。

せっかく神様が夏休みをくれたというのに、趣味にも時間を使っていなかったなんて、僕はやっぱりホーリックであります。


2004年08月28日(土) 邂逅

がんの手術をしたというAAメンバーと会う機会がありました。
近況報告もしていないのに、「最近大変だねー」と言われたのは、たぶんこの雑記を読んでいてくださるせいでしょうね。携帯電話経由のアクセスはCGIゲートウェイを経由するので、カウントされません。だから、いったい何人が携帯電話経由で読んでらっしゃるのか、僕には分からない仕組みです。

今の健康状態はどうなの? とたずねると、「3年後生存率は20%ぐらいだって」と簡単に返されました。こういうときにびっくりしたり衝撃を受けたりすることができない自分は、冷たい人間なのかもしれません。それでも言葉が見つからず、「余命半年でもらえる保険金もらいながら、(たぶん)まだ生きている人もいるよ」と答えるのが精一杯でした。
それよりも、体力が落ちて、もうミーティングには通えそうもないと言われたときは、なんだか切なかったです。いったいこの人は、スピリチュアル・ペインをどこで癒せばいいというのでしょうか?

(あんたの住んでいるところから、車で15分のところでミーティングやってんだけどな)と思ったのですが、アル中の頑固さは変えようがないということも、AAに来て学んだことのひとつであります。

「ともかく、年賀状送っても大丈夫かどうかぐらいは知らせてください」と伝えておきました。喫茶店で食べたピザトーストとアイスコーヒー代を、なんだかんだ言っておごってもらってしまいました。うーん、無職ってなんだか情けないなぁ。

帰ると、義理の姉から保険の掛け換えの勧誘を受けました。5才の娘に2,000万円の生命保険を掛けるのもナンセンスだと思うのですが、そこは義理もあって断りきれないところでもあります。義理で実兄のMLMの商品を買ったり、従兄弟の写真店の会員になったり・・・。

なんだか命について考える一日でありました。娘が死んだときに金もらっても意味ないよなとか、ジジババずっと元気で孫の世話してもらわないと困るよなとか、そんなことばかりですけど。
自分は愛情深いというより打算的だなぁとつくづく思います。AAやっているのだって、「これやっていれば絶対自分にとってプラスになる」と信じているからやっているだけだったりします。友達いないし。


2004年08月27日(金) 留守電

ミーティングから帰ってみると、留守番電話に6件メッセージが残っていました。

最初の5件は同じ人だったので、たぶんスリップ(再飲酒)がらみかなーと思って折り返し電話をしたら、飲酒じゃなくて「○タ○ン2錠飲んで思いっきりギャンブルしてしまいました」という話で、ご本人も「これってスリップですよねぇ」という相談でした。
スリップかどうかはともかく、精神状態は再飲酒したのと同じぐらい荒廃しているのじゃないですか? と言ってしまいました。

最後の1件は、2年目から同じグループでAAをやっていた人からでした。最近は僕もグループを変わってしまったし、彼も何ヶ月かに一回しかミーティングに顔を出さないので、めったに会うことも亡くなっていました。東京に就職して、長野を去るという話でした。
ストレスライフイベントを飲まずに無事やり過ごしてほしいものです。そのためにはミーティング・ミーティングだよ、という話を改めて言いはしませんでした。まあ、何事も彼自身が決めることです(もし彼がハイヤーパワーを持っているなら、それとの関係の中で)。

最近ちょっと「心の家路」へのアクセス数が多いなと思って、ログを見てみたら、Yahoo の掲示板 にURLを書いてくれた人がいたのでした。やっぱり大手の掲示板に掲示されると瞬間的ですが、アクセス数は増えます。
あと最近多いのが、「心の家路」というキーワードで検索してくる人です。アドレスは忘れても、タイトルはなんとなく覚えているってやつでしょうか。


2004年08月26日(木) 三顧の礼

「サラリーマン生活が終わったら、もう雇ってくれる会社もないだろうから、自営でやってみる」とうそぶいて、家族も説得したり、営業行為を行ったりしておりました。
しかしまあ、この一ヶ月足らずの自分の生活を振り返ってみると、なんか「自己管理できてねーなー」というのがその印象です。午前中は半分寝ていて、起きるのが早くても朝10時。お昼ごはんを食べるとまた眠くなってひと休み。夕方近くになると、なんとなく頭がぼんやりしてひと眠り。そんでもって、夜更かしして夜中はがんばるのかと思えば、そうでもなくて、布団が「良いではないか、良いではないか、近こう寄れ」と誘いをかけてくる始末。

ああ、こんな生活をしていたのでは「ダメ人間」になってしまう(というか、すでに過去形でダメになってるし)。やっぱり自営でやるには自己管理がしっかりしていないといけません。自分の最大の敵は、やっぱり自分でありました。

会社がつぶれたときに、従業員まとめて(といってもたった4人ですが)引き取ってやるから、うちの会社に来ないかと誘ってくれたところがいくつかありました。その中でも、終始もっとも熱心に誘ってくれた会社に、4人のうち2人の心が傾いていると知りました。そこへ自分を足して3人にすれば、ほぼ話は固まるだろう踏みまして、「自営はやっぱり厳しいからやーめた。りーまんが楽でいいよね」と思いを変えました。

来週に4人で神奈川の本社を訪問して、社長と面談して待遇なんかを煮詰めることになりました。ひとつ問題になるのは、僕が以前に提出した履歴書の「健康状態欄」には、何も書き込んでなかったということです。その時は、まさかその会社に就職する気になるとは夢にも思っていなかったので、わざわざ要らぬ情報を書くこともないと思ったのです。

面談のときに、うつ病であることも、アルコール依存症でAAに通っていることも話してしまおうと思っています。組織であるからには、いつかは明らかにせざるを得ないでしょう。隠したって始まらない。僕が精神科医に通うことと、AAミーティングに通うことを必要としているのは、隠し通すことのできない事実なのですから。

それで態度が180度変わるような会社であるならば、最初から僕には縁のなかった話だということであります。僕はネゴシエーションは不得手で、最初から全部のカードを表にして交渉したほうが気が楽なのです。
内心(なんとかなるさ)と思っているあたりが、僕の傲慢なところであるんですけどね。


2004年08月25日(水) 時代はめぐる

新聞の記事 によれば、若者たちの酒離れが進んでいるのだとか。

以前ゲームプログラマーをやっていたときに、「こんなにも子供向けゲームが横溢する社会って、どうよ」とたびたび聞かれたものです。どうよって言われても困るんですけどね、「ゲームで遊んで育った子供たちは、画面から情報を読み取るリテラシーを身に着けるでしょうから、彼らが大人になったら、社会は変わるでしょうね。なにせ、人間の持っている金銭も時間も有限です。映画が衰退したように、本のような紙メディアも衰退するでしょう」みたいな、分かった風なことを言って相手を煙にまいていたのです。

ゲーム以前にも、テレビ番組が子供に与える影響とかが言われていましたね。例えば、宇宙刑事が悪敵をぶっ飛ばすというような番組を子供に見せると、子供は「正義を成し遂げるためには暴力を使ってもかまわない」と考えるようになるとか・・・。

話を戻して、当時ゲームで遊んでいた子供たちも、もう30才を過ぎるころでしょうか。僕の予想を超えて、時代はどんどん変わっていきます。ケータイが登場して、人々は金銭も時間もそれにつぎ込むようになりました。
ケータイってどうよ、と言われると「ブラウン管の向こうの機械と対戦しているよりは、人間を相手にしていたほうが健全なんじゃないんですか?」と答えてみたものの、出会い系だとか、パケットを通すと人格が失われるとか、悪い影響もたくさんでました。

ゲーム代金に3万円使うのはバカかマニアだと思うのですが、現在では電話代(パケット代)に3万使うのは珍しくないとか。そういうメディアを媒介しないと成立しない人間関係ってのもどうかと思うのですが、ともかく「親が高校生のケータイに払っても良いと考えている金額の上限が3万円」とかいう話を聞くと、生の人間関係ってやっぱり誰にもしんどいのかなと思ってみたりします。

何かに3万使っていれば、アルコールに使う金はなくなるわけで、酒造メーカーの努力にもかかわらず、酒の消費量はこれからも減っていく(のでしょうたぶん)。
ひょっとして30年後ぐらいには、アルコールは覚せい剤と同じぐらい依存性がある恐ろしい薬と思われ、公共の場所で酩酊するのは、禁煙の場所でタバコをすうのと同じぐらい反社会的な行動ということになったりして・・・。

そういう時代にアル中をやるのは、今以上にしんどいでしょうね。


2004年08月24日(火) スピリチュアル・ペイン

スピリチュアル・ペイン(あえて訳すなら実存の苦痛)を、例えばアルコール依存症にあてはめてみると、「なぜ自分はアルコール依存症にならなければならなかったのか」という疑問に対して、答えが得られないことであるかもしれません。

お酒を飲む人が全員依存症になるというなら、答えは明快です。でも、人口の半分が酒をたしなむのに、アル中になる人は人口の1%内外です。「なぜ自分が苦しまなければならないのか」「自分だけが」。
アルコール依存に限った話でもありません、「なぜ摂食障害を抱えるはめになったのか」「なぜ借金で苦しむまでギャンブルに熱中するのか」「なぜこの親の元に自分は生まれたのか」。それらに対して納得できる答えはないでしょう。科学的に何かの根拠を示されたって、苦痛はなくなりはしません。

スピリチュアル・ペインは別に依存症に限ったことではありません。「なぜ自分はがんで死ぬ運命にあるのか」「なぜ自分は親の介護をする羽目になったのか」「なぜ精神障害を負う羽目になったのか」などなど。

スピリチュアル・ペインを解消する力は、自分自身が持っているものです。子供ならともかく成人した後は、ケアは自己責任です。ところがその力は、自分自身ではなかなか取り出せないようです。そこで共感という道具が必要になるのでしょう。
「大変だったね」という言葉が、うわべだけのものでなく、心の奥から出てくるものであることを感じること。自分だけがこの苦しみに耐えているわけでないことを知ることは、苦痛を癒す効果があるのは間違いありません。

AAでは「仲間」という言葉を使って、依存症であることの苦痛をいちいち説明しなくても理解しあえる相手を示しています。

という文章を書いてみたのだけれど、なんとなくしっくりこなくて、お蔵入りしていました。まあ、日記の埋草ということで・・・。


2004年08月22日(日) AAサービスディ

起床朝5時。歩いてバスターミナルへ向かいます。
仕事明けのキャバクラ嬢が、客からのプレゼントや花束を抱えて次々と店から出てきます。僕はキャバクラに入ったことがないので、そこがどんなところなのか知りません。

午前に2時間、午後に2時間の委員会。そのために往復8時間の移動時間。

秋のラウンドアップの申し込み状況は現在42名だそうであります。受付開始から10日あまりでこの数というのは「良い出足」でありましょう。このぶんだと220人の定員はすぐに埋まっちゃうかもしれません(・・と脅しておく)。

帰りのバスを降りて、松屋で夕食。帰宅途中でピンサロの客引きに捕まってしまいました。僕はピンサロに入ったことがないので、そこがどんなところなのか知りません。
帰宅夜9時。


2004年08月21日(土) リコール四方山話

車のディーラーの「お客様感謝デー」という催しに行ってきました。
10ヶ所無料点検というのがウリでありますが、これはタイヤの空気圧であるとか、ランプ類の切れだとか、油脂類のチェックだとか・・・法律では「運行前点検」といって、毎日車に乗る前にドライバーが自分でチェックすることが義務付けられている類です。でもいまどき真面目に運行前点検する人はいないでしょうね。

あと、エンジンオイルの交換をオイル代+工賃こみで2,000円でやってくれるので、これはかなりお徳であります。で、車を預けている間は、フリードリンクを飲んだり、ちょっとしたお菓子(エクレアとかカキ氷とか)を食べて、買う気もない車の試乗をして遊んでいたりできる仕組みになっています。

なんでこんな儲からないイベントをやっているのかというと、ひとつには営業データの集積のため、そしてもうひとつはリコール対策なんだそうです。
10年ちかく前に、日産とスバルがリコール隠しをしていたことが内部告発されて、大きなニュースになりました(当時両社は共通の部品をかなり使っていました)。そこで問題になったのが、売った車を今誰が所有しているかの判明率の低さです。リコールしようにも、それを知らせる相手が誰だかわからないと、危険な車がいつまでも走り続けることになります。

そこで、あまり意味のない無料点検と、格安のオイル交換を餌に、ユーザーをディーラーに呼び込むことを考えたのがこのイベントだと聞きました。

実際のところ、この間に3回リコール修理のためにディーラーに車を持ち込みました。1回はガソリンタンクの圧力調整弁が閉まっていて、温度上昇して圧があがっても弁が開かず、タンクがひび割れてガソリンが流出、車が爆発炎上の可能性があるというやつで、ディーラーから5回ぐらい「早く点検に持ってきてくれ」という催促を受けました。

リコールが多いメーカーも困りものですが、隠し通されるのも困りものです。我が家には三菱車もあるのですが、ディーラーに行っても飲み物も出してくれませんでした(いや本当)。同社の乗用車のユーザー把握率は4割ぐらいだとか。リコールを届け出ても、6割の車はどこを走っているかわからないというお話。
中古の三菱車をお持ちの方は、ともかくディーラーに連絡だけはしておいたほうが無難だと思います。


2004年08月20日(金) プチ・クレーマー

掲示板を読まれない人の方のために書いておくと、先日の横幅200画素のグラフバーが見えないという話をして、みなさんに「見えていますか?」と教示を願った件ですが、解決しました。掲示板やらメールやらで「見えている」という情報をいただいたので、問題は僕のパソコンに局所的におきている問題だと絞り込めました。
ファイヤーウォールがそのGIF画像を「余計な広告画像」だと判断して表示させないようにしてくれていました。
原因が判明して、無事問題は解決しました。感謝、感謝であります。

午前中に主治医のところに顔を出して、精神障害者保健福祉手帳のための診断書を受け取りました。ちなみに診断書代金は5千円でありました。長野県ではアルコールでは手帳は取れないから、うつ病であることを強調したそうであります。ほかの府県ではアルコールだけで、手帳を交付してもらえるところもあるのにね。
手帳の目的はただひとつです。
NTTドコモなら ハーティ割引。auなら スマイルハート割引。ボーダフォンなら プライオリティサポート
携帯電話代で泣きそうな思いをしている人は、一度検討されたらいかがかと思います。

CCCという会社の運営するビデオレンタルショップに寄りました。『ファイトクラブ』を借りるためであります。が・・・、見つかりません。洋画であることはわかるし、たぶんアクション映画なんでしょう。で、その棚を探していくのですが、それがまた複数に分かれているのです。「戦争アクション」「SFアクション」「(普通の)アクション」などなど・・・。
足が疲れたので探すのは諦めて、店員さんに「ファイトクラブ見つからねー」と訴えたところ、10分ぐらい探して見つけてきてくれました。
「どこにありました?」と聞いたら、「洋画のアクションの『グループ対決』のコーナーです」だそうであります。いったいどういう分類なんだろう?
レジで相手をしてくれた店員は、アルバイトじゃなさそうだったので、思わず「店長に言っといてくれや」と、プチ・クレーマーとなってしまいました。反省。


2004年08月19日(木) alt.recovery.aa

ネットニュース(netnews)というのをご存知でしょうか?
いや、ウェブ上の新聞社や通信社のサイトのことでもなければ、ニュース掲示板や最近流行のRSSフィーダーの話でもありません。Eメールと同じぐらい昔からあるやつです。

これは言ってみれば、全世界共通の掲示板みたいなもので、投稿された記事はバケツ転送で全世界じゅうにばら撒かれます。あなたの契約しているプロバイダー会社でも、(おそらくは)基本契約の中にニュースサーバーの利用が含まれていると思います(例外はヤフーBB)。
僕の契約している「ぷらら」でもBIGLOBEでも、DIONでもニュースサーバーはあります。

「2ちゃんねる」が普及した後は、日本ではニュースの利用者ほとんどいなくなってしまいましたが、国外ではまだまだ元気です。もしあなたが、英語を多少なりともたしなんでいて、アメリカ・カナダ(+英語圏)のAAの雰囲気をダイレクトに感じたいならば、alt.recovery.aa という「ニューズグループ」を購読してみたらどうかと思います。

久しぶりに購読してみたら、千件以上の投稿が送られてきました。例えば、最近ではこんな記事がありました。
「私たちのグループでは、新しく来た人がリラックスできるように、みなで話しかけたりして、歓迎されていると感じてもらえるように、いつも努力をしています。でもこの前、田舎のほうを旅したときに訪れたAA会場では、誰も私に話しかけてくれず、私はとってもいづらく感じてしまいました。これってどう思いますか?」
そんな記事に対して、山のように返信(フォローといいます)が送られていました。
現在、一日数十通程度の投稿があるようです。

Windowsに無料でついてきて、おそらくあなたがメーラーとして使っているOutlookExpressで購読できます。設定の仕方はプロバイダーごとに微妙に違うので、サポートに電話して聞いたほうがいいでしょう。もっとも最近はニュースの利用者は少ないので、
「ニュースを使いたいんですが」といっても
「はぁ?」という返事が返ってくるかもしれませんが・・・。

ちなみに、alt.recovery階層には、aaのほかに、na addiction-sexual adlut-children codendency nicotine などもあります。
aaに以前投稿してみたことがありますが、非英語圏からの投稿にはとっても welcome のようであります。


2004年08月18日(水) 教えてください

7月末に怪我をした左手の小指ですが、傷跡がかゆくて困っています。
かゆいからといって、かくと痛いし。
耳学問によると、人間の体細胞は、怪我をするとそこを修復しようと、急速に分裂して成長しようとするのだそうです。その際に細胞の正常な成長の過程をすっ飛ばしてしまうので、粗製乱造された細胞は、通常の細胞と違っているという説があります。治った傷口が、ほかの部分と違う色や硬さをしているのは、そのせいなんだとか。
この粗製乱造をする遺伝子が間違って働いてしまうと、ガンが発生する・・というのはまゆつばな話です。

さて、一ヵ月半ぶりの更新 を果たしました。やっぱり文章を書くにはそれなりに、落ち着いた環境でないとだめですね。すこしずつ身辺も落ち着いてきたので、そこそこの更新ペースに戻りたいと思います。

ところで、こちらのページ をご覧になって、7月30日の所のグラフがどう見えるか、教えてください。
本当(?)だったら、ほかの行と同じように灰色の横棒が、横幅200画素で見えるはずなんですが・・・、今のところ我が家では、どうやっても「まっしろけっけ」になってしまいます。
皆さんのところでは、どう見えますか?


2004年08月17日(火) 別のチャンス

ラウンドアップの広報担当ということになっているので、病院だとか中間施設だとか保健所に案内状を郵送で送る算段をしておりました。
今回は長野県内七十数か所と、関東中部地区の中間施設十ヶ所あまりに送ります。封筒詰めは前回の実行委員会で仲間が手分けしてやってくれたので、今回はタックシールを使うことになります(普段は封筒に直接印刷してます)。
県内のいろんな施設の一覧はあるのですが、県外の中間施設の一覧は持っていません。MACの一覧はは こちら にありますが、Operaでは見ることができない呪いがかかっているページであります(白地に白文字になる)。もとはメリノール教会派の施設だったわけですね。

あとほかに「自助館」というのと「自省館」という名前を聞いたことがあります。こちらは救世軍の施設だと聞いたことがあるので、それを頼りに調べてみました。以前東京の月島にあったアルコールリハビリ施設(奉仕センター)が移転した先が「自助館」という名前の施設の跡地であったこと。現在は杉並に「男子社会福祉センター」という名前で存在していること。清瀬に新しく作られた中間施設が「自省館」という名前で、それとは別に「自助館」という名前のホームレスケアの施設があること・・・。なんだか難しいですね。
救世軍ではバザーを資金源のひとつにしているので、ラッフルの景品をここで買う理由もやっと理解できました。

タックシールは仲間がくれたものです。宛名印刷ソフトにない品番だったので、見ると「東芝ワープロRUPO用」と書かれていました(いつのだよ)。年賀状用に買ったソフトですが、思った以上に重宝しています。

タックシールを張り、封筒に糊を塗って封をする作業を黙々とやっていると、なんとなく頭がほぐれてきます。形式的ではあるけれど、これも12番目のステップ活動です。サービスという名前の12番目のステップは、アルコホーリクの「まだ苦しんでいる顔」を見ることが少ない活動でもあります。ほめてもらえるわけでもないし、感謝をされることも少ないです。
でも不思議と精神的な充足感があります。それは自己満足かもしれません。自己満足という言葉が嫌いならば、自己充足と言い換えてもいいでしょう。自らもって心の足るを知る訓練でしょうか。

たとえミーティングに出られなくても、ハイヤー・パワーは別のチャンスを与えてくれるということなのかもしれません。


2004年08月16日(月) 不真面目なAAメンバー

Windows XPのサービスパック2(SP2)を導入してみました。
IEにポップアップウィンドウの抑止機能がついたのは良いかもしれません。これでさるさる日記を読むときもうっとうしくないということです。ポップアップに広告を表示して、その広告費で成り立っているビジネスモデルは、これから変更を余儀なくされるでしょう。
ファイヤーウォールだとか、ウィルス除去だとか、機能が高まったのはいいのですが、設定がちょっと面倒です。パソコン雑誌はしばらくSP2特集を組むでしょう。

とりあえずWindowsが安定して動作し始めて、いろいろな物事を進められるようになって一安心な午後でありましたが、子供の声がうるさいのが気になりました。そこで先日買った消音ヘッドフォンで集中力を高めていましたら、知らぬ間に何時間も経ってしまい、「ご飯だよ」という大声に気がついてみると、時計は7時半を指していました。

今日は峠の向こうのミーティングに行くつもりだったのに・・・。病院から僕のホームグループのミーティングに長いこと通ってくれた青年が、長野県を去るのが今週だと聞いていました。今夜の峠の向こうのミーティングに行って、別れの挨拶をしようと思っていたのに、すっかり忘れて自宅で夕飯を食べる羽目になってしまいました。

「AAのキャンパスの中にいれば、いつか触れ合う日も来るだろう」

なぐさめとして、そういう言葉もあることだし。

テレビで YOSHI LOVINSON のクリップを見ました。新曲のために3月からジムに通ってトレーニングしたのだとか。正直言って「3月から通ってこんなもんか〜」という現実を見せられた感じです(そうは言ってもそれなりに立派ですがね)。
やっぱり筋肉ってなかなかつかないものであります。僕はとりわけ筋肉がつかない体質なんです(単なる努力不足の面もあるけど)。いや努力不足で片付けられては納得できません。例えば「なかなか痩せない」女性に対して、「単なる努力不足」という言葉を投げつけたら、きっと大変なことになるでしょう。諸般の事情により痩せにくい人だっているんですよ。

同じように、努力が筋肉量の増加に結びつきにくい人もいるのです。でも肉体労働をしているAAの仲間だと、少年ジャンプを真っ二つに引きちぎっちゃいそうな人もいるのです。
「お前さんは頭がいいからいいよな」とか言われても、内心では(あんたのようなフィジカル・エリートにおいらのこの悩みがわかってたまるか〜)と叫んでいたりするわけです。
男の「巨乳が好き」という願望と、女の「筋肉質大好き」という願望って、同じレベルなのかなぁ。


2004年08月15日(日) ただいま戻りました

口座を作ろうと都市銀行に出かけたのですが、タワーパーキングに車を入れてもらえません。制限高は1.6メートルで、僕の車は1580mmなので「ぎりぎり入る」と言ったのですが、もし事故があっても責任取れないからと言われてやむなく、一般の駐車場に入りました。タダ券をもらっているので値段など気にしなかったのですが、出庫時にふとみると最初の30分が360円となっていました。
周囲を見るとワンボックスやワゴンや高級車ばかり。タワーパーキングに入れない人々の足元を見た商売であります。これがちょっと郊外に出ると、無料駐車場数百台なんてお店も珍しくないわけで、土地の値段というものを実感したりしていました。

実家でもペルセウス座流星群を見てみました。天の川がふたつに分かれているところも見えるほど暗い場所です。10分ほどで5〜6個ほどの流星を見ることができました。

Windowsのインストールは順調とは言いがたく、木曜から日曜までかかりました。この間、インストールを最初からやり直すこと3回でした。ソフトを入れる順番を間違えると、なぜか起動すらしなくなってしまいます。ラベンダーのお香を焚いて、イライラを抑えながらの作業でした。
とりあえずネット空間に戻ってまいりました。


2004年08月12日(木) 流星群

ペルセウス座流星群 がピークを迎えています。
僕も昨夜(というか今朝)、屋上に上がって夜空を見上げていました。
東の空には、三日月と金星がランデブーして美しかったです。うす曇りだったのと、都市光のおかげで3等星ぐらいまでしか見られないので、そんなにコンディションは良くなかったのですが、10分ほど寝転がっていたら5個の流星を見ることができました。

ペルセウス座流星群は、速度が速く、明るいことが特徴です(だから願い事を頼むのには向いていません)。春のおとめ座流星群とかは、ゆっくりで2〜3秒光る流星もあるので、「かねかねかね」ぐらいの願い事は言えるかもしれません・・・。

今夜は実家に泊まってきます。実家は空が暗いので、降るような星空や天の川が見れます。今夜も流星群のピークは続いているようなので、少し見てみようと思います。パソコンやテレビや本などを眺めてばかりいないで、たまには夜空を見上げてみるのも面白いものかも。

マザーボードが壊れて(?)、部品一式を買ってきたのが確か7月だったでしょうか。本当ならWindowsを再インストールしないといけなかったのですが、とりあえず起動しているのでそのまま使ってきました。でも、いろいろと不具合もあるので、お盆をチャンスに再インストールするつもりです。インストールするアプリケーションが100以上あるので、延べ作業時間は約40時間の予定です。
それでも明後日ぐらいには、インターネット関係だけでも動くようにする予定です。


2004年08月11日(水) バナー広告・手帳・保険証

みなさんの大半は「エンピツ」に置いてある日々雑記をご覧だと思います。
実は「さるさる日記」のほうも続いております。料金を払い込んでいないので、広告バナーが表示されています。

この広告バナーはGoogleが、文章の内容になるべく沿ったものを出す仕組みのようです。
実際、新聞の話をしていたときには、産経新聞の広告が出ていましたし、携帯電話が話題になっているときは、海外レンタル携帯電話の広告が出ていました。今は歯科矯正の広告です。
もっとも意味まで解析しているわけじゃないらしく、新聞のときは解約するという話をしているのに、新聞の広告が挟まれてきてもね・・・であります。

精神障害者保健福祉手帳の3級を申請したいので、主治医に診断書を頼んでおいたのですが、今日それを書いているらしく、「入院した年月を全部教えなさい」とか「最初に精神科にかかった年月はいつだね」というような電話がかかってきました。
この手帳を持つメリットは特にありません(3級の場合は特に)。所得税の控除が受けられるとか、市営のプールや入浴施設がタダになるぐらいです。しかし最近になって携帯電話料金の割引が受けられると知りました。
診断書には5千円かかるそうですが、モトは取れそうな感じです(手帳がもらえればの話ですが)。

長女が歯の定期健診に行って、ついでに乳歯を一本抜かれて帰ってきました。「保険証ってありがたいなー」とつくづく思います。飲んでいた頃は、年金未加入どころか、国民健康保険も払ってなくて保険証がなく、おちおち医者にもかかれませんでしたから。


2004年08月10日(火) 東京は暑かったずらい。ほらほーせ。

仕事(?)の打ち合わせのために、高速バスで東京へ。
炎天下のビル街を歩いていると、噴き出した汗でシャツがぬれ、背中にべっとりと張り付きます。
普段は、地元で「冷房の効きすぎー」としょっちゅう文句を言っている自分も、ここでは冷房がしっかり効いてやっと適温という感じです。やっぱり東京は暑いです。
打ち合わせを終えると、帰るバスの時刻まで、まだ2時間半以上ありました。

京急から山の手へ、そして中央快速へ乗り換えて四谷で降りました。
しんみち通りを抜けて曙橋方面に向かいました。
斜面に作られた、昔ながらの住宅街で、細い道が途中で行き止まりになっているところがたくさんあります。
目指しているのは、僕が「どうにもならなくなって」東京から郷里に戻ることにした直前にお世話になっていた会社です。ともかく、その会社は潰れていないということはだいたい判っていました。しかし、10年以上前の記憶はあいまいで、なかなか目的地にたどり着けません。
皆さん元気でいるだろうか? 会ったら何を話せばいいのだろう。とりあえず最近なくなった中島らもの話から入ろうか・・・。
やっと懐かしい場所にたどり着いたとき、そこの表札には別の会社の名前が刻まれていました。ねんねんさいさいひとおなじからず。
今回は機会を与えてはもらえなかったようです。必要ならハイヤー・パワーは別の機会を与えてくれるでしょう。


2004年08月09日(月) 架空請求業者との闘い

最近は架空請求業者が大流行という状態であるらしいです。
実際僕のところにも、アダルトサイトの利用料であるとか、ツーショットダイアルの利用料であるとかの「未払い金の債権譲渡を受けたので、○月×日までに下記の口座に振り込まないと、民事訴訟手続き・・・」と書かれたはがきがやってきたことがあります。

やましい憶えのある人間というのは、請求されただけでビビって払ってしまうこともあるらしく、この商売は意外と儲かるらしいです。最近では、某サラ金の顧客名簿が流出して、架空請求でずいぶん金を騙し取られた人がいて(まだ借金が残っていると思うらしい)、業者が穴埋めに追われた事件もありました。
最近は、老人に年金の過払いがあったので、これこれの口座に払い戻せという手口もあるとか。

冷静になって考えてみれば、債権の譲渡人(つまりアダルトサイト)から債権譲渡のお知らせが来るはずです。債権の譲り受け人からの通知でよいならば、誰でも「俺は債権譲渡を受けたから俺に払え」と言うことができてしまうからです。

最近ですが、会社から解雇通知を受けた日の昼休みに、アダルトサイトの利用料を払えという電話が携帯にかかってきました。虫の居所が悪かったので、「それであんたは、債権者なのか?」ときくと「そうだ」というので、「じゃああんたはそのサイトの管理者か」「いや債権譲渡を受けたのだ」「債権譲渡の通知なんて受け取ってないぞ」「送るから住所と名前を教えろ」「そっちこそ教えろ」「民事訴訟するぞ」「できるものならやってみろ」。これが一回目。
まっとうなアダルトサイトなら、電話会社の月々の請求に上乗せして請求が来るはずですし、それで払わなければ、携帯電話が止まるだけです。アダルトサイト側が電話会社に要求すれば電話契約者の請求先は通知してもらえるはずです(約款にそう書いてあるはず)。
こちらの住所氏名を知らないという段階でもう十分怪しいわけです。

二回目は、「民事訴訟手続きをしたいので住所と名前を教えて欲しい」思わず吹き出しそうな電話でした。相手も架空請求という犯罪を行っていることは百も承知のはずです。それが訴訟を起こして自ら身元を明らかにすると言っているのですから、口元が緩んでしまいます。

どうしてもこっちの身元が知りたければ、業者に3万円も払えば携帯電話番号から身元を洗い出すこともできるわけです。なのに電話口で執拗に「住所と名前」を教えろとうるさいのは、ますます怪しく感じられます。もし債権が本当なら、その3万円も請求料として請求すればいいだけなのですから。

三回目は、中年の女性でした。30分ほど話しましたが、結局彼らの請求額がいくらなのか、今回も教えてもらえませんでした。請求額と振込口座を教えてくれたら、すぐに消費者センターと警察に行こうと思っているんだけどな。相手もバカじゃないか。

どうせ相手は闇から手に入れた携帯で、通話料金なんて気にしないでかけてくるのでしょう。就業時間中の電話で困らせようとしても、こちらは閑中忙ありの無職人です。はたして、四回目の電話が来るのか、それとも彼らは新しいカモを見つけるのに精を出すのか、未来は誰にもわかりません。


2004年08月08日(日) 失業者的休日の過ごし方

久しぶりの休日でありました。
中耳炎のせいでプールも海もお預けだった長女が、「プール連れて行け」とうるさかったのですが、パパは疲れているからという理由で、布団を引きなおして寝てしまいました。起きると夕方の5時半で、プールへ出かけた家族は、まだ誰も帰っていませんでした。

人と会ってばかりで、疲れる一週間でした。これからもこうしたことが続くかと思うと、もううんざりという感じです。「会社というのは営利のための団体である」ということをつくづく思い知らされました。

エアコンのない部屋で、パソコンと同居していると暑くてたまりません。
夕方からまた寝て、もう一度起きたらもう夜の10時でした。


2004年08月06日(金) 固定発携帯着(その2)

長女のヘルペンギーナは無事治り、中耳炎の手術も無事終わりました。滲出性中耳炎といって、鼓膜の内側の炎症から出た浸出液が耳にたまってしまう病気で、結果として難聴になっていたのですが、鼓膜に人工的に穴を空けるという手段で、「うるさいほど良く聞こえる」ほどに回復しました。
次女の歯列矯正も始まっています。
僕が傷つけた 左手の小指 ですが、回復途上です。もう傷はふさがって、小指の屈伸運動でリハビリテーションをしています。指きりげんまんぐらいならできますが、もっと細かい作業(たとえば鼻くそほじったりとか)はまだ訓練が必要なようです。

さて、固定→携帯の料金設定権利は携帯電話会社が持っていました。なので、素直に090-xxxx-yyyyとダイアルすると、ドコモへは3分70円、auへは90円、Vodafoneとツーカーへは120円となかなか「ぼったくり」の値段設定になっています。経営が苦しいという会社ほど料金が高くなっているのは正直というかなんというか。
我が家はNTTから長距離と携帯への通話明細をもらっています(これは無料)。するとやっぱり携帯への料金の高さが気になります。

長距離や国際電話みたいに、固定→携帯にも中継接続業が認可されて、各社ともサービスが始まっています。基本は長距離と同じで、携帯電話の番号の前に00XYという番号をつければOKであります。
0036 は相手の携帯によって値段が変ります。ドコモへ3分52.5円というのは特筆に値するかな。同じNTTの 0033 は一律54円。合併した 0038 も54円。0077 も54円なんですが、系列のauに限っては51.3円。

まとめると、ドコモへは0036(西日本は0039)、auへは0077、他の2社へは0033あたりが無難ということでしょうか。個人情報の扱いが○○で××だという噂を気にしなければ、0083 は最も安くて51円であります。

ちなみに、僕の携帯はどこへも3分90円というプランです。

携帯へは携帯電話でかけるのが安いというのは過去の話です。電話代が爆発して悩んでいる方は、固定→携帯の料金を検討してみたらというテレコムマニアのお話でした。


2004年08月05日(木) 固定発携帯着(その1)

失業してから、電話をかける機会も、受ける機会もずっと増えました。
電話のパターンとしては、固定→固定、固定→携帯、携帯→固定、携帯→携帯と4つあるわけです。このうち携帯発の料金は、携帯電話会社の料金プランに縛られているので、安く上げる方法はありません(精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は、各携帯電話会社とも割り引きがあるので、調べてみるとお得かもしれません)。

固定→固定というのは、以前から長距離電話会社がたくさん参入していて、マイラインなどという仕組みすら出来上がっています。全国どこへかけても3分20円というのには大分お世話になりました。
光ファイバーやADSLを引いていれば、IP電話というのが使えるというので、さっそく申し込みまして、今日機材が届きました。このIP電話の番号を仕事用の番号に使おうと思っています。050で始まる番号は昔PHSが使っていたので、「これはケータイの番号ですか?」と聞いてくるおじさんもいました。
さて、機材が届いて早速セットアップを始めたんですが、1時間たってもつながりません。面倒になったので、いったん寝てから再挑戦しました。説明書どおりにやれば、何のことはない10分もあれば繋がりました(そう、いつも説明書を読むのは最後の手段なんです)。機材のレンタル料が毎月380円。全国どこにかけても3分8円。音質は携帯よりは多少マシな程度です。

固定→携帯というのは、携帯電話会社のドル箱で、10円で十数秒、3分かけると100円を越すなんていう料金設定すらあります。こいつを何とか安くする方法というのを考えるのは、次回。


2004年08月04日(水) 便利商店

ホームレスの人は増えました。僕の住む地方都市にも、駅前の地下とか、公園の東屋とかに散見されます。冬場は氷点下になるので、大丈夫かなと思うのですが、そういうときは暖かいところに移動するのでしょうか?

ホームレスの人には会ったことがありますが、日本で物乞い(金乞い)をする乞食の人には会ったことがありません。唯一の経験は、台北の地下街を歩いていたときに、地べたに頭をこすり付けている老人を見たことです。何ヶ月も風呂に入っていないような風貌で、汚れた服を着て、頭をひたすら地下街のタイルにこすり付けるようにしていました。
台北駐在経験の長い商社の人は、ポケットから小銭をだして、金ダライの中に放り込んであげました。すると老人は涙を流して「謝々」と言うのでした。僕もじゃらりと入れてみたら、「謝々」と涙顔を見せてくれました。

「イマドキの日本にはいないですよね」と商社マンに話しかけると、「ああ見えても、そこら辺のアルバイトなんかよりずっと稼ぐんだそうだよ。縄張りとかあって大変らしい。あの肌も服も涙顔も商売道具だよ」とそっけない答えでした。
「じゃあなんで恵んでやるんですか?」
「施しをすると、閻魔帳に書いてもらえるでしょう。日本だと施しも商品化されて、コンビニのレジ横に並んでるがね」

コンビにでは施しさえコンビニエントであります。


2004年08月03日(火) やれやれ

失業したらゆっくり朝寝ができるなんて思っていたのは幻想でした。
だいたい子供は夏休みで、朝から大騒ぎです。それに朝から携帯に電話がかかってくるので、おちおち寝てもいられません。かといって、換気の悪いパソコン部屋で、50℃以上の熱風を吹き出すPCと一緒にいると、なにか作業しようという気にはなりません。それで、涼しい夜中にパソコンに向かっていると、睡眠時間が短くなってしまいます。

昨日に続いて、今日も会社時代の顧客に呼び出されました。でも仕事がもらえたので良しとしましょう。もちろんいきなり個人と取引はできませんから、どこかあいだに入ってもらう商社を探さないといけません。手形の割引とか、世の中には僕の理解していない様々な事象があるようです。

ずいぶん長いあいだミーティングに出てない気がするので(といっても先週月曜に出たかな)、杖突峠 を初めて通ってAAミーティングに行きました。時間があったので、公園の駐車場で昼寝をしたら、危うくミーティングに遅刻するところでした。

心も身体も疲れているんだなぁと感じた一日でした。
ホームページの更新もしたいし、時間もないことはないのですが、そこまで気力が回らないという感じです(やっぱミーティング不足かな)。

娘が耳の手術で2泊3日の入院で、妻は付き添い、下の娘はジジババのところへ行ってしまい、かりそめの独居生活をすることになりました。洗濯しないといけないし、アイロンもかけなきゃいけないし、炊飯器で一日あっためられて変な臭いのするご飯もなんとかしなくちゃ。


2004年08月01日(日) 消費戦線異状なし

結局7月は上旬に一回更新しただけで、終わってしまいました。いままでこんなに更新が少なかった月も珍しいのじゃないかと思います。

序盤はうつの状態が良くなくて、中盤は仕事を家に持ち帰るぐらいの状況になり、終盤は会社が「ああやっぱし」の状況になり、まさに序破急でありました。

ともかく個人事業主で行くのか、あくまで雇用を求めていくのか、まだ決まっていない状態で「急がずあわてず」でやっております。仕事用に携帯以外の電話番号を持たないといけないのですが、家族も出る電話じゃまずいし、AA用の番号と共用は嫌なので、しばし考えた後にIP電話の申し込みをしました。

今まで年金とか健康保険とか、会社が半分負担してくれていましたし、そもそも給料から天引きされていたので、さほど気にしていませんでした。これが全額自己負担になってくるわけです。しかも年金は配偶者の分が新しく発生します。
健康保険は国保に入るより、社保を任意継続したほうが安上がり。国民年金はそもそも払うかどうかが問題なのですが、まあとりあえず払うとしてもお金がないので、免除をお願いしようと思うのですが、源泉徴収票を見ながら、全額免除どころか半額免除も怪しい状態で、ため息をついております。
救いなのは失業保険が非課税であるところでしょうか。

失業した後のほうが支払いが増えるとは・・・、ああやっぱさらりまんは楽だったなーと、いまさらながらに思っている次第です。

午後は市内のスーパー銭湯へ。普段はあまり意識していない部位に鈍い痛みがあり、知らないうちに疲れがたまっていたことを知りました。「外食はやめようね」と言いながら、銭湯の帰りにサイゼリアに寄ってしまったり、パソコンの部品を購入したりと、消費行動にいささかの変化もない自分であります。


もくじ過去へ未来へ

by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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