QP-Days
くづき



 凄いよ!外苑祭っ!!!

行ってきました。青山高校の文化祭。9/13(土)の1日目の方です。
ちょっと時間が立ってしまいましたが、感想など。

朝の9時から第1回公演を行うクラスがあるので、まずはそこから。
外苑前駅でモン子ちゃんと森メグちゃんと待ち合わせして3人でテクテクと学校まで
歩いて5分弱。同じ目的地と思われる父兄の方がチラホラいるものの、肝心の学校は
外から見たら「え?ホントに今日は文化祭なんですか?」という静けさ。
文化祭にはつきものの正門の飾りや看板もなく、妙にヒッソリ感が漂ってます。
「やってるんですよねぇ???」と3人で顔を見合わせしまいました。

矢印に従って横の門から入るとグラウンドに張られたネットに各クラスのポスターが
順番に貼ってありました。
手作りな看板がいいですねー。


受付で名前を書くと引き換えにパンフと投票用紙をもらいます。この投票用紙で観客
がそれぞれ良かったものを投票して、最終的に「外苑大賞」っていう1番を決めると
いうことのようです。

まずは3年1組の『CATS』.。
各クラス同じ時間にスタートする訳ではないので、開演までまだ時間のあるクラス前
のセットや小道具の一部が散乱している状態の廊下を通り(^^;、目指す教室へ。

入り口でお手製『CATS』パンフをもらいました。猫たちのサイン入りで私はアスパラ
ガスの名前入りのをもらっったよん。簡単なあらすじと『メモリー』『ジェリクルソング』
の歌詞に写真入りキャスト紹介、写真の隣にどの猫かわかるように各猫の特徴をとらえた
可愛いイラスト入り(←コレ気がきいてると思いました)。
キャストの何人かはWキャストなのねー。

教室を半分にわって舞台と客席を作ってあるんですが、一面黒い舞台側はきちんとセット
風に高低差をつけて舞台が組んであり超シンプルとはいえ『CATS』の猫の集会所の舞
台装置のイメージを結構再現できてます。ちゃんと抜け穴とかも作ってあって、いろ
いろなところから舞台上に出入りできるようにしてある感じ。
これは期待できるかも!?

初回の公演ということもあってかバタバタしているようで、客席が大分埋まってもなか
なか始まりません。その間に猫の衣装とメイクをした子たちが教室をウロウロ。これ
もなんか『CATS』っぽい?
開演前にはマンカストラップから簡単な物語の説明と観劇中の携帯電話や退室時などの
注意があっていよいよスタートです。
上演時間はオリジナルからチョコチョコとカットしてあって約1時間半。
音源はCDの歌声パートを消したものを流して使用。ところどころオリジナルの歌声が
聞こえちゃうのは、豪華な影コーラスってことで(笑。
※この音楽処理はどこのクラスもだいたい同じみたいです。

うわっ!凄いよ〜皆巧すぎっ!!!
オープニングのダンスから中々迫力とスピード感あります。コーラスもイイ感じに
揃っていて観て、聴いていて、楽しいっ!!!
『CATS』は個々のキャラクターが立っていてなんぼのミュージカルなので、演じる
生徒さんの力量に追うところも大きいと思うのですが、ちゃんとそれぞれが自分の
役を理解してやってるなーと。
ジェミニドッツはタップではなかったですがソロのダンスで魅せてくれてフニャ〜ン
とした表情が良し!マンゴジェリーとランペルティーザの2人はバッチリ息のあった
カップルぶりでアクロバットなダンスもやっちゃいます(体操部な2人?)
タガーはセクシーダンスでちょーっと照れが入っているのも微笑ましく、白猫ヴィク
トリアはしなやかなダンスでビューティフル!(彼女はスタイルも良い子で腰の細さ
にメロメロなくづき達でした)ジェミマ、タントミールたちの娘猫チームはメインに
はならないけど、表情や仕種でいい雰囲気。
グリザベラも影のある表情と「メモリー」での切ない声が良かったよー。
スキンブルはちゃんと皆で列車も作り、手拍子も入って楽しかったなぁ。
オールドデュトロミー役の生徒さんは良く響く声でカッコ良かったです。彼の声で
舞台が締まる。
ジャインアンみたいなマキャビティやカーテンコールでもマジックを見せてくれた
ミスト。ガスはグロールタイガーも観たかった。(劇中劇パートはカットされていたの)
それぞれの猫達の生き生きした雰囲気が出ててとても楽しかったです。
ラストで照明トラブルっぽいのがあったのが残念。グリザベラ用の「天上の光」が
着かなかったと思うの(><。でも彼女がゆっくり階段を登っていく姿にはちょっと
感動させられてしまいました。
カーテンコールのキャスト紹介で「○○さん、○○くん」と呼ぶのがなんだか新鮮で
ございました。

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お次は3年3組『マンマ・ミーア!』
こちらのセットは白い壁白い床にドナのホテルの看板。と、さっきよりも更にシンプ
ルです。またパンフをもらったけど、こちらは写真とキャストの名前が別々になって
いてWキャストのどっちの子なのかわからず…。

このクラスはですね、とにかくドナ役の子が素晴らしいっ!!!
他のキャストの子たち、サムやソフィーもかなり良かったんだけど、とにかくドナ!
歌よし、演技よし、雰囲気よし!と3拍子揃ってました。
凄いよ・・・ある意味こんな女子高生恐い。ソフィーを1人で育ててホテルも1人で
切り盛りして、っていう肝っ玉母さんな部分とサムたちとの再会で揺れる女心な部分と
どちらもちゃんと伝わってくるんですわ。
歌に感情がちゃんと乗ってるのよ。プロの役者さんじゃない分自分の感じたまま、思う
まま、むき出しの生の感情をそのまま出してくるからなのかなぁ、とにかく観てて
引き付けられるパワーがあるドナ。「S.O.S」「THE WINNER TAKE IT ALL」は聞き
ごたえありました。カッコええ〜。男3人が惚れたのも納得だわ。

ソフィーはガッシリ系のドナと対称的な細身で女の子らしい感じでした。
愛らしい雰囲気がドナにすごく可愛がられて育ったんだろうなーというのを感じられて、
仲良し友達親子。ちょっと微笑ましいのはスカイとのラブシーンやパパたちとの絡みでは
微妙に身体が離れて演技しているのに、ドナたち女性陣とはベタベタギュ〜としてた
こと(笑。
サム役の子も見た目もカッコ良くて歌も上手かったなぁ。今の高校生って皆こんななの〜?
くづきの個人的ツボキャラはハリーでした。えなりかずき風の風貌に飄々としたマイ
ペースな台詞回し。なんか良かったです。最後のハリーの秘密ネタもこの彼だと素直に
笑える。
ソフィーとスカイを見送る時にスカイを抱き締めるシーンで客席かなりウケましたね。
オリジナルの半分位に短縮してあるので「Money Money」やスイマーダンスとかが
入ってなかったのがちと寂しかったです。でも、このダイジェストでも充分楽しいぞ!
カーテンコールではドナ、ターニャ、ロージーの3人はあの衣装に着替えて登場して
くれ、かなり盛り上がって終演。
この公演観たら四季版に行ってみたくなる人多そうだなぁ。

お昼を過ぎて校内に人が多くなってきました。各教室の呼び込みも激しいです(^^;
エポやガブがチラシをまき、ムーランルージュの歌姫たちがニコニコ歩いて、新撰組
が駆け抜ける…そんな廊下を移動です。

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3年生の他の公演もかなり気にはなりつつ、次は2年1組『big〜夢はかなう』です。
ここのパンフはページ数が多くて作りに手間がかかってます。中もクラス紹介を兼ねた
ような感じでキャストの生徒さん以外のコメントや練習風景の写真まで入った豪華版。
このクラスのセットは書き割りの背景をシーンごとに変えてました。

ダンス!
さっきの「マンマ・ミーア!」は思いきってダンスメインのシーンをカットしていま
したが、こちらはダンス丸ごと再現!な勢いです。
最初の「Can't Wait」での子供達のダンスでくづきはちょっとポ〜ッとなってしまいま
した。だって、自分の記憶の中の「big」のままなんだもん。
ハフー、練習たくさんしたんだろうなぁ。
そしてF.A.Oシュワルツでのライトピアノを使った「FUN」も1曲通しで踊ってるよ〜。
さすがにダンボール製のピアノは光りませんが、キャストの動きはかなり忠実に再現。
頑張って踊ってるなぁ。結構なダンス量だよね、あの曲。長いし(^^;
うんうん、いいなぁ。

ヒゲ面のジュシュ。これって意外にいいかも。スーザンの方が少し背が高かったので
このヒゲのオヤジ臭さが「大人」なジュシュの雰囲気をカバーしてました。この役の
生徒さんは勢いがありました。歌や演技がもの凄く上手い、って訳ではないのだけど
ホントに楽しそうにジュシュをやってるんだよね。それが一番大事(^^)。
社長にスカウトされる時に小道具バービ人形が見つけられずにアドリブでスル〜していた
のもグーっ!(笑 スーザンとのロフトでのやりとりは全然色気のないところがかえっ
て、ジョシュらしい感じがしました。

スーザンはスラッとした美女でした。可愛い雰囲気でキリッとしていた真矢スーザン
よりも酒井スーザンっぽい?音楽にビデオ版から拾った音を使っていたのでオリジナ
ルキャストの台詞も曲と一緒に時々聞こえてしまう状態だったのですが、台詞のタイ
ミングがピッタリ一緒だったのに練習の成果を見た気が(ホロリ)
別れの時の10年後の約束ではどこまでも無邪気なジョシュとは反対に複雑な心情を
ちょっと感じました。この辺はやっぱり女の子の方が微妙な気持ちとか出せるのかなぁ。

ビリー役は女の子でした。一生懸命さがあって良かったです。思わず頭をクシャクシャ
っと撫でてあげたくなる感じのビリー。

チビジョシュも女の子。「I WANT TO KNOW」がカットだったので出番が最初と最後
しかなかった(><。素直な雰囲気が可愛いチビでした。

マクミラン社長は男女でWキャストだったそうで、私が観たのは男性バージョン。
「FUN」のダンスは汗だくで踊ってました。女社長版はどんななのかなぁ。

ママは歌も演技も力入っていましたね。ああ、こういうお母さんいるよねーという
台詞回しにリアル感がありました。帰ってこないジュシュを思っての「STOP TIME」
はしんみりとしたシーンで良かったです。

全体に玩具箱をひっくり返したような印象の舞台にまとまっていて楽しかったです(^^)
カテコでは「FUN」を皆で歌って明るい雰囲気で終わりました。
観終わって思わずニコニコしちゃうね。
「big」ってやっぱり面白いミュージカルだよねー。唐沢版でもまた再演して欲しいな
と思ってしまいました。

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最後は1年3組。『ミー・アンド・マイガール』
当初の予定ではまず3年生の慣れた公演を観てから2年生へ行き、最後は初舞台の
1年生を微笑ましく観よう!という計画でした。(^^;
ですが、最後にやられました。このクラスの公演、イイ!!!今までのクラスももち
ろん良かったんですが、ここは全体のチームワークの良さが特に光ってました。
こちらのパンフもみんなの写真入りです。全てのキャストがWやトリプルで同役でも
男女関係なくシャッフル状態のキャスティング。各キャラクターの判りやすい相関図
付きで初めて観る人にもわかりやすいぞ。
コの字型の白い壁の中央に出入り用の入り口があるだけのシンプルセットに、普段
教室で使っている机をシーンごとに並べたりしてお屋敷もパブも作って、あのガス灯
だけはちゃんと作ってとポイントを押さえたセットになっていました。

ビル。下町育ちのビル役の子はやけに睫毛が長い美少年だ(笑。この前の東宝版では
べらんめぇ調でしたが、こちらでは普通に今時の子しゃべりでした。ガチャガチャと
落ち着きのない感じがビルっぽいかな。サリー絡みのシーンになると自然に優しい
雰囲気になるのがなんか良かったですね。周りのキャストとの息もあっていて、なん
か生徒さんたちの普段の学校生活が見える感じがしました。
しかし、こうして観るとビルってほとんど出ずっぱりなのね。彼が舞台にいない時間
がほとんどない上に出てる時はずーっと台詞なり歌なりがある役なんだ。
ビル役の子って凄いなぁ。欲を言えば歌がもう少し上手いと尚良し!元気で良かった
けどねー。

サリーも美少女でした8(><)8 ビルに恋しつつも彼を思って身を引く健気も良し!
台詞が自然で良い意味で肩の力が抜けてる雰囲気があって観ていて安心。ジャッキー
との女の攻防戦は可笑しかった〜(^^)

ジェラルド&ジャッキー。2人とも女の子だったんですが、このデコボコカップルが
呼吸ピッタリで面白いんだな、これが。すぐに気弱になるジェラルドとどこまでも
強気なジャッキーでそれぞれビルやサリー相手にまぁ話を弾ませてくれること。
この2人がいなかったら楽しさ半減してたかも?って位の熱演でした。特にジャッキー
には個人的に助演女優賞をあげたい位。勘違いお色気でビルに迫ったり、サリー
とのお上品ぶりっこ対決、最後のジェラルドとのラブラブぶりとか見どころ一杯で
楽しかったです。ジェラルドの女々しいキャラを女の子がサバサバやることで厭味が
薄くなって意外にハマるもんだなぁと。
ビルに何か言われたりジャッキーに冷たくされてワタワタしたりする度の「え〜!!!」って
声と表情が可愛かったです。

マリア&ジョン卿。台詞カミカミなのに動じないマリア伯母様。…大物かも(^^;
一見オットリしてそうでシッカリ者のマリアでした。
ジョン卿は見た目若いのはおいといて、彼はどこか飄々と感じがあって良かったです。

飛び道具…その名はバーチェスタ。この役をやってる子は背が小さくて色白の男の子
だったんですが、妙に愛嬌ある子でした。テーマ曲の「弁護士におまかせ」ではオーバー
アクションとクルクル変化する表情で観客の心をゲット!(笑 
最後の方は彼が出てくるだけでこんどは何をしてくれるかと客席がクスクス笑う状態に。
ビルやジョンにドツかれ捲ってもノープロブレム〜。正直、東宝版のバーチェスタよりも
この子の方が「笑い」の点では上だったかもなぁ。

隠し玉、ヘザーセット。執事のヘザーセットは台詞がなくても後ろに立っていていろ
いろと細かい演技してました。が、ビルを励ます為に「巨人の星」をいきなり歌い出
したのにはビックリよ。この唐突さが御主人を常に影からサポートする執事さんらし
くて意外に良かったですね(笑。 無表情なままで元気づけて去っていくのが可笑し
かったです。

この舞台はですね、メインの生徒さんたちも良く頑張っていたのですがアンサンブル
キャストというか、パブのお客さんやパーティの招待客などを演じていて台詞もなに
もない役の子たちも、ちゃんとその時の自分の役柄を考えて演技しているなーとい
うのが全体にあったんです。そこが作品全体に自然な血を通わせている感じでした。
特別に抜きでた誰かが舞台を引っ張るのではなく、皆で一つの作品を作っているような
雰囲気がして観ていて気持ちよかったなぁ。
これは初めてクラス全体で作品を作る1年生ならではのものなのかな?全体に漫画っ
ぽい雰囲気にまとめてあったのも高校生が演じるのに丁度あっていたのかも。
カーテンコールでは皆でランベスウォーク。ジャッキー役の子が泣いてしまったのに
観ていたお姉さんたちは胸キュンだったよ(爆

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こんな訳で朝から夕方までフルで4本観させてもらってきました。
行く前ではもっと…なんていうか「あらあら」な感じなのかな?と思っていました。
ごめんなさいっ!
今日観た4本はどれもとても楽しく、良く作られたミュージカルでした。夏休みの間
に練習や準備をしたんだろうなぁ。クラス全体で1本の舞台を作って上演するってい
うのは学校のカリキュラム的にも良いものなのかもしれませんね。
表に出るキャストの子も裏方で頑張る子も皆の協力があってこその舞台です。更に
文化祭で「外部の人に見せる」って考えることでいろいろ視野も広がるし。
うーん、素晴らしい。

これは来年も是非行かねば!!!
皆様にもオススメです。ただ、上演場所が各教室と狭い場所の為に人が来過ぎでも
学校側が困ってしまうようであまり宣伝はしないみたいです。コソッと時々学校の
公式サイトを見て開催時期や上演演目をチェックして、是非ともスケジュールを空け
ておきましょう。

帰り道でモン子ちゃんが「『エリザベート』とかやらないんですかね?高校生トート
様、観たくないですか?」と。
…いや、それは微妙(^^;

上演中は父兄の方々がビデオやカメラで可愛い娘や息子の晴れ舞台を撮影しておりま
して、くづきも便乗で携帯でチョコっと取らせてもらいました。
ボケボケ写真でごめん〜。


2003年09月24日(水)



 『PURE LOVE』

レポはちょっと待って−。

2003年09月23日(火)



 「パイレーツ・オブ・カリビアン」

映画館での予告編を見てから「ギャー!!!絶対観に行く〜ッ!」と思っていたのに
なかなか行けなかった『パイレーツ・オブ・カリビアン』にようやく行ってきました。
今週末で主な劇場は上映が終わってしまうのでギリギリでしたね。危ない〜。
一番最初の予告編ではもう少しホラー色が強いのかな〜と思っていたのですが、公開
間近の予告編では海賊アクション物全開で「やっぱりディズニー印だわ」と。
青空と広い海とYO-HO-のかけ声が響く、まさにカリビア〜ンな海賊映画でした。
 
既に観に行っていた友人たちから「もうキャプテン最高っ!」「画面の隅っこでずー
っと揺れてるんですよっ!メインの娘さんや王子そっちのけで気になっちゃうんです
!怪しいんですよ!」などなど、絶賛(笑)の嵐だったジョニー・デップ扮するジャ
ック・スパロウ船長。
オープニングから素敵すぎ!海風を受けて颯爽と立つ姿にヤラれ、堂々の入港シーン
でもう虜になりました 8(><)8
久々に映画であそこまで突き抜けたキャラを観たなぁ。海には飛び込んでも、風呂に
は入らん!な勢いの浅黒さと切れ者なんだか天然なんだかなお茶目ぶりでキャラ立ち
捲りですな。少し前に同じジョニー・デップ主演の『フロム・ヘル』をレンタルで観
たばかりなので印象の落差に驚きました。あちらは19世紀末のロンドンの刑事でニ
コリともしないダークキャラでしたから。

オーランド王子は見せ場があるのに、ジャック船長のせいで影が薄くなってしまって
いました。アクションも頑張っていたけどね。う〜ん、でもその影の薄さが良いのか
も。普通にヒーローとヒロインものだったらこの映画面白くなくなっちゃいます。

TDLのアトラクション版「カリブの海賊」でおなじみのシチュエーションがチョコチ
ョコと入っていたのも良かったですね、次にTDLに行く時は「あそこに船長もいたの
か・・・プッ」と思うでしょう。

内容はツッコミどころ満載で「やっぱり海賊はおバカじゃないとなぁ〜」とニコニコ
しながらスクリーンに釘付け。設定のヒネリ具合も私は好きだなぁ。
戦闘シーンが多くても何気に「ディズニーコード」の範囲内なので小さいお子様と一
緒でも楽しく見られるしね。ラブシーンの後ろでガチャガチャと五月蝿い船長・・・
あんた素敵だ。
太陽の下、月光の中、とそれぞれの世界の映像も美しくて満足でした。
DVD出たら買うよ〜。パート2制作の話も進んでいるようなので、実現したら良いで
すね。今回の3人は続投絶対条件で(^^)

2003年09月22日(月)



 燃えろ!バルジャン!!!

本日、くづきはお誕生日を迎えました。パチパチパチパチ。
北海道「ろまん亭」のチョコレートモンブランをいただきました。
チョコスポンジベースにトロッとした半生のチョコクリーム、そして普通のモンブラン
のようにチョコがかけてあるまさに「チョコづくし」なケーキです。
ここのケーキは初めてでしたが、コーヒーに良くあう甘さのケーキで美味しゅうござ
いました(^^)

さてさて、昨日に続いて今日も帝劇。石井バル&マルシアファンテのMy楽です。
バル、ジャベ、ファンテ以外は昨日とほぼ同じのメンバーでした。(アンサンブル
さんは史桜さんが宮さんになっていたり、フルフルがいなかったりと多少入れ代わり
があったんですけどね)

石井バルは7月に高嶋ジャベとの組み合わせで観て以来です。
石井バルジャンは熱いよね。前回石井バルを観た時は最初から最後までずーっとテン
ション160%という位に力の入ったバルジャンだったので観終わった後にこちらに
ドッと疲れが出た覚えが(^^;いやー、ずっと怒りっぱなしのバルだったなぁと
思いながら劇場を後にしました。
今日はさすがに公演も最終週なので随分こなれたバルジャンになっていました。力の
入り具合というか熱さの温度に緩急がついていて良かったです。

仮釈放されてから世間の冷たさに荒れ、怒り、激しい憎しみの炎を燃やす石井バル。
う〜ん、すぐに手が出るんじゃ周りも怖がるわよねーと思います。
司教様とのやりとり。銀の燭台をなかなか渡しません。(確か鹿賀バルもこんな感じ
でしたよね)それをゆっくり引き離しカバンに入れてバルに返す司教様。今度はその
カバンを抱えるようにふてくされて座り、話を聞こうせず背を向けてしまいます。
対する司教様はきちんと自分の目を見て話を聞きなさい!というように力強く、でも
決して乱暴な振る舞いではない仕種で自分の方を向かせてバルに語りかけます。
(今日の司教様は小林仁さんです)ちょっと体育会系な2人にも見えますが(^^;
2人の真剣さがいいですねー。同じ怒りをぶつけるならこの理不尽な世の中そのもの
にでしょう?原因を良く考えなさい!というような無言のやりとり。
ここから石井バルは「考える人」に変わります。
今までの無闇に解き放っていた怒りのエネルギーの使い方を知る訳ですね。

「独白」ではドン底の中から立ち上がり、神と共に歩いていくことを決める過程が
見事です。感情の乱れが次第に落ちついて一つの流れを作っていく姿が胸に来ました。
私、「裁き」で涙が出たの初めてかも。石井バルジャン、迷います。
真実を言うべきか、流れに身を任せるか。ここでも激しさに強弱があってイイ!
もう心揺れまくり(ToT) 迷って、迷って、「さあ、見ろ!」ですよ。
馬車事件でのジャベールのマヌケな勘違い言動にもお怒りモード炸裂だったのかも・・・
「何がよく知ってるじゃ!ボケがぁ〜」位な勢いで高嶋ジャベに眼飛ばしてから
胸元開いてます。市長様、激しい〜。
一転ファンテの死の後で静かに祈りを捧げる姿に「救えなかった、もっと早く知って
いれば…」という後悔を感じます。(山口バルは「楽になれたね。後はまかせてね」
って雰囲気なんで、結構印象違いますね)
リトルコゼットとのやりとりは子供慣れしていない雰囲気がいいですね。森で出会う
時も妙に遠回りして少しずつ近付いていくのが微笑ましいつーか。探してたコゼット
だと知ってからギューと力一杯抱き締めちゃうのも好きかも。
テナ夫妻を逆恐喝。恐いですぅ。あの迫力でこられたらテナさん尻尾振ってヘイコラ
してしまいますな。
10年後のバルも熱いです。若い頃の瞬間湯沸かし的な熱さは消えたけど、やるときは
やります。
「彼を帰して」は地に足の付いた感じがして山口バルや今井バルとは違った雰囲気の
神への祈りです。石井バルはマリウスが撃たれて死んでしまったと思うんですね。
撃たれたマリウスを見て顔をクシャクシャにしてショック受けてます。「コゼットに
会わせる顔がない。守ってやれんかったーっ!」こんな感じ。
だからこそ砦陥落後に自分とマリウスが生きていることを神に感謝する姿が輝くの
かなぁ。(他の学生はどーでも良かったのか…と思ったりもしますが)

マリウスに過去を告白する時には、すごく辛い感じなんですね。「逃亡者」である
こと、これがバルジャンにはずっと心の枷になっているんだなぁ、と。マリウスの
目を見て話す事が出来ないんだもん。「♪仮出獄許可書を破り捨て 逃げ延びた〜」
で思わず目を反らしてしまう姿に涙。
泉見マリウスは頭の回転が早そうな子なので、断片的な話の途中でもそれなりにバルの
立場を理解しちゃうんですね。で、ちょっと誤解したままっていう原作マリウスっ
ぽいのかな。(岡田マリウスは良く判ってないまま、山本マリウスはちょっと疑問を
抱えて聞けないままという印象です)

エピローグでマリウスが自分を助けたのがバルジャンだとコゼットに話すのを止め
ようとする姿にまた涙。そして、父親じゃないと告白する時にまたしてもコゼの
顔を見て話せないんだよー、このバルジャンは(><。
7月に見た時はこのシーンで『今明かされる衝撃の事実!』ってテロップが見えそう
な位に劇的にドーンと告白していた石井バル。それを見て私は「最後の最後にそんな
コゼットをビックリさせる言い方しないでー」と思っていました。
今日は「告白」の重さを感じさせつつ、バルジャンの中のコゼットに対する複雑な
心情を垣間見たような気がしました。バルにとってのコゼットって、失われた妹や
その子供達の代理であり、妻を得る事のなかった自分に取っての娘であり、最愛の
人だったんだろうなと思いました。血の繋がらない少女を育てて、その子が美しく
成長して他の男と恋に落ちる…なんか微妙な関係だったんだなぁ。相手が劔持コゼ
だとあのどこか影があるような、薄々バルと自分との関係に気付いていたんじゃなか
ろうか、という雰囲気が余計に切ないかも。
「父じゃない」と告白することで2人は本当の親子になれたのかも。
最後にマリウスを見つめて少し微笑んでから逝くのね。ファンテに導かれて椅子を
立つ時に石井さん目元に手をやっていたんですけど、泣いてしまっていたのかな?

今日は石井バルの事で頭が一杯です。
7月は荒々しさが目立ったバルジャンだったのに今日は不器用だけど優しくて強くて
とても暖かさを感じるバルジャンでした。声も伸びやかで綺麗、聞いていて気持ち
いいです。山口さんとは違う意味で好きな声だ。
次回の公演の時は石井バル狙って観ます。2回しかチケット取らなかったの反省。

あ、マルシアファンテは「夢破れて」をしっとりと歌っていました。病院で幻のコゼ
に語りかけるシーンは彼女のファンテが一番好きかな。
吉武ガブは7日の時は妙に荒っぽくなってしまいアレレ〜?ッて感じだったのですが、
今日はまた滑舌よく元気に歌ってました。でもカバンが全然届かなかったのが残念。
うーん、あの位置からだと元々難しいんじゃないかなぁ。カバン飛ばすのに必死で
歌がイマイチになっちゃうのもどうだろう。宮里ガブみたいな小技(笑 使うと
いいのに。

高嶋ジャベは前半は「あれ?今日はなんかちょっと渋めで良いんじゃない〜」と思って
いたけど自殺での取り乱し方はいつものエキセントリックなジャベでした。
でも、終止一貫したキャラになってるからいいんだよね。
ファンテと市長様の町でのやりとりの時にしばらく静観していたのが、彼女がツバを
吐きかけた途端に部下に命じてファンテを連行しようとするシーンに萌。凄く自然な
動きで部下に手で指図するのがなんだか素敵でした。いや、ホントに。
そして、パリで駒田テナの首を掴んだままひきづったあげくに突き放すのも良し!
駒田さんも手を放された後でグルンとでんぐり返しして反応するのがいいなぁ。
帽子脱げちゃってもそのまま卑屈にジャベの顔色伺ってるのがテナぽくていいねー。

「One Day More」がとても綺麗に響きあって美しかったです。1幕の最後がピシッ
と締まるとイイですね。最後の「民衆の歌」もオケの音と全員のハーモニーが美しくて
ホエ〜とした気持ちいい気分で終わりました(^^)
カテコではバルとジャベが並んでニコニコ。最後はマルシアさんも加わって3人で
仲良く笑って去っていきました。他のメンバーもアンサンブルさんまで仲良さそう
でいいなぁ。

でも今日もマイクトラブルありました。いい加減なくして下さい(><。
娼婦たちのシーンでマダムの声聞こえなかったよん。


2003年09月21日(日)



 今井バル×内野ジャベ My楽

昨日の夜に放送された「誰でもピカソ」のビデオを見ました。
久々に見るアッキーはあいかわらず鋭いんだかホワホワしてるんだか(^^;な
トークで可愛ええー。氷川くんといっしょに「やだねったら〜やだね〜」ですよ!
「モーツァルト!」の舞台映像もちょっとだけ流れたので嬉しい〜。
一瞬だけ猊下。赤いマントの猊下よっ!!!ああ、また生舞台観たいよ〜。

お昼からは2週間ぶりの帝国劇場。
キャスト表を全く確認しないで観劇スタート。自分の中では石井バルMy楽のつもり
でいたのだが・・・アレ?ジャベがうっちーだ??今日は高嶋兄の日では・・・?
あれ?バルが今井さんだっ!!!!!
あー、明日とキャスト勘違いしてたよ(><。

そんな訳で今日は今井バル×内野ジャベのMy楽でした。あ、井料ファンテも最後だ。
今井さんのバルの回は素直に「レ・ミゼラブル」という物語を観ている気分になる
なぁ。今井バルは「道を探す人」なバルジャン。
司教様との出合いから先の人生は神様と自分を繋ぐ道を求めて生きていくような感じ
がしました。コゼットへの静かな愛情を一番感じたバルジャンかもなぁ。
「私は父じゃない」と告白するときになるべくコゼットを驚かせないように、傷つけ
ないように、って気を使って言っているような感じがして泣けます。これに応えて
パパに抱き着く劔持コゼもいいんだ、これが(ToT)。
劔持コゼは自分の過去やバルとの半逃亡生活に対して、不安や疑問を一杯胸に抱えて
いるコゼットです。(河野コゼはその辺の不安感はあまり持っていなさそうなの)
このバルの一言で今まで心の中にあったそれら全ての不安が消え去って、それでも
バルジャンのことを愛してるっていうのが凄く伝わってくるの〜。
血の繋がりを超えた親子関係の強さを感じます。
コゼットを抱き締めたまま逝く今井バルも好きだー。

劔持コゼと言えば、家の前でエポに出会った時に相手が「あのエポニーヌかも?」と
気がついたみたいですね。マリウスに紹介された後、柵を乗り越えるマリウスほった
らかしで、暗闇で顔が見えないようにして立っているエポをずっと見つめたまま声を
かけようかとするようなそぶり。パパの気配に気付いて門から離れますけど、もしも
パパが来なかったら2人はどうなったろう?とちょっと想像して萌え〜。

内野ジャベールは1ヶ月ぶり位に観たのですが・・・凄く良くなってました!!!
前は歌部分になると途端にハニャハニャ〜ンと腰が座らないジャベールさんになって
しまう印象があった内野ジャベなんですが、今日は見違える程にシッカリさん(><。
台詞の延長としてメロディに乗せる感じが良いです(^^)。ただ歌い上げ系になっ
てくると鼻に抜けるような声で抑揚つけて歌っちゃうのはちょっと苦手。
セクシーボイスといえなくもないけど、ジャベがキザなナルシ〜に思えちゃうので
イヤ〜ン。

「歌」に振り回されなくなった分、演技もパワーアップ、つーか安心して観られるよ。
病院での対決シーンでバルの投げた椅子を足で蹴って退かすのにキャー!!!
カッコええー 8(><)8
馬車暴走シーンで市長様の力業を見て、何か気付いた?バルを思い出した?風な表情
でいるのも良かったなぁ。ここで市民に向かって「下がってろ!」って声かけるのも
良いですな。

砦では学生達をクールに見てる感じ、攻撃が始まっても落ちついているのが「大人」
ですね。バルとの皮肉な再会で自嘲ぎみな笑いを見せてました。
でも、逃がしてもらう時にあんなに大声で騒いではマズいのでは?(^^;
他のジャベのようにコソコソ声の方が雰囲気出て良いと思うのだけど。

「スターズ」はあまり印象に残っていない(ごめん)のですが、下水道での対決と
自殺は迫力ありました。
バルを「24653」と呼んでしまった後のなんとも言えない敗北感というか、無力
感や絶望感が伝わってきて後の「自殺」への流れが自然でした。
ジャベールの中ではとっくに答えはでていたのかもしれません。ただ、本人がそれに
気付いていなかったというか、認めたくなかったというか。最後の最後で弱さを見せ
た内野ジャベ。何があってもしなやかに風を受けて大雨に濡れて、深く根を張り
成長したバルジャンという巨木とは違って、天を目指してどんどん伸びて結局自重に
堪えられずポッキリと折れてしまった木みたいだったなぁ。
(比べてみると今ジャベや岡ジャベはそれぞれ自分の意志で木を切り倒す感じです。
ただし倒し方に違いあり。高嶋ジャベは・・・いつの間にか根元がダメになっていて
ドサーと倒れちゃうような)
7月頃は「なんでこのジャベ死んじゃうの?」と納得できない、サパッリ判らない
内野ジャベールだったのですが、最後に良いジャベールを観させてもらいました。
来年のトートにも期待しよう。

宮里ガブはやっぱりイイねー。今日はカバン投げの時にズリズリと砦の方に痛みを堪
えながらも少し移動してから投げてました。もう、これが泣かせる!
大切な弾だから絶対砦に届けなきゃ!っていうガブの心意気、「漢(おとこ)」だよ!
ええ、カバンはちゃんと砦に届きましたとも(ToT)
その後で倒れた兵士の元までまたズリズリ移動して撃たれるのも、後の学生達への
影響力を考えると凄いなぁ、と。あんな姿を見せたら学生たちの魂に燃料投下ですよ。
「彼を帰して」の時に床でゴロンと寝るガブのことを同じテーブルのグランやピエール
少年以外の人も結構気にして見てるんですよね。しかも皆表情が優しくてさ。
ガブ・・・愛されてるなぁ。

エポニーヌはANZAさん。う〜ん、可愛い。マリウスが近くにいるだけでニコニコ〜と
して、ベタベタ触りまくり。そのくせマリウスから触れてもらうとポワ〜ンとなって
しまう意外に純な感じも良し!泉見マリが相手だと一段と幼く見えるんだよなぁ。
確かエポは恋愛小説とかが好きなちょっと夢見がちな部分もある子なんですよね。
全体に思春期の純粋さみたいなものが感じられるエポで私は結構好きです。
あと駒テナ、瀬戸内テナ夫人と3人がなんとなく似てる気が・・・なんだろう?
根っこの部分で「親子だなー」と感じました。3人とも意外に根が純粋というか
単純な感じがするところかなぁ???
「オン・マイ・オウン」でなんだか胸が熱くなりました。切ないね(ToT)
「恵みの雨」でのマリウスのオタオタ役立たずぶりと対称的なエポの静かな幸福感も
良かったなぁ。
なんか、レミゼって女性キャラ側から見ると「男を見る目を養わないと人生大違い」
って妙な教訓がアチコチにあるような(^^;
エピローグでバルを迎えに来た後で、「民衆の歌」が聞こえてきた時に表情が変わる
のいいです。遠くからの声に耳をすまし、キリッとした表情から笑顔に変わる瞬間に
「光」を感じます。

泉見マリウスは2回目。チビッこマリウス。アンジョたちが大学生ならこのマリウスは
1人だけ高校生な雰囲気。岡田マリや山本マリとは別の幼さが漂ってます。
劔持コゼが相手だと少し年上の綺麗なお姉さんに一目惚れの青少年って感じねー。
エポの幼さは恋の対象じゃないんだね、と妙に納得。
「カフェ・ソング」では熱唱系。最後に献杯してから♪ジャンッに合わせてグラスを
置くのを見ると石井マリウスを思い出しますね(^^;

テナ夫妻はガツガツ系のこのコンビはいいですねー。
駒田テナと瀬戸内夫人の連係プレーのコゼットの取り引きや宴会シーンは見ていて
楽しいです。パリでジャベに釈放された後でテナが悪態つきつつ、夫人の肩を抱いて
去るのが、なんか良かった。結構夫婦仲いいじゃん、って感じ。
瀬戸内さんは時々、音程が怪しくフラつくというか上下にガタガタ車酔いみたいに
なっちゃうのが気になるかな。
宴会のメイク、今日はピエロ風で2人とも可愛い顔でした。

井料さんのファンテーヌは「私、不幸なんです」オーラが出まくりなファンテでしたね。
結局7〜9月通してこの印象は変わらなかったなぁ。
イマイチ感情移入できないまま終わってしまいました。良くも悪くも心にひっかるものが
欲しかったです。


カーテンコール。
なんだか異様に盛り上がっていたんですけど・・・最近は毎回あんな感じですか?
なんだか舞台に感動して、というよりもキャストを引っ張り出す為だけにいつまでも
拍手やコールをしている雰囲気があって、ちょっとイヤ〜ン。
いや、舞台の出来も良かったんですけどね。
まぁ、キャストさんんも出てくる度にいろいろしてくれるから観客的には嬉しいけどさ。
坂元アンジョのバク転観られたし。何故か内野ジャベールは出てくる度に衣装を1枚
ずつ脱いできていて、最初はコートあり、次はコートなし黒ジャケ、最後は白シャツ
にサスペンダー姿で登場。
へー、ジャベの衣装ってああなってたんだ!とちょっと良い物を見た気分(^^)
今井バルと並んでの投げキスまでは良かったけど、最後にはジャベからバルに
口チューですよ!どーしーたー、内野さん!!!客席からはキャーと黄色い声が
乱れ飛び、今井バルは腰が微妙にひけてたぞ。・・・寸止めだったのかなぁ。
あうあう、これが山口バル相手だったら・・・。

今日はテナ宿のコゼットの取り引きシーンで地震がありました。
2階B席は結構ガタガタしましたよ。時間も長めだったしね。隣の席の親子連れは
お母さんが思わず中腰で逃げの体勢に・・・(^^;
でも、舞台の方は全くとまることなく進行。後のバリケードのシーンじゃなくて
良かったねー。幕間に地震についての館内放送があって、舞台機構の安全チェックを
この時間にちゃんとします、と言っていました。大型装置があるから大変&心配よね。

2003年09月20日(土)



 ヤフオク詐欺に御用心!

朝方に妙な夢を見て寝起きがイマイチ。

『会社のレストルームで何故か私が手作りスコーンをオーブントースターで焼いて
それを朝食代わりに紅茶と一緒に食べていると、会社に泊まって今から家に
帰るっつー人がきて一緒に食べることに。その人は最初にスコーンを2個、皿に
とって食べ出したものの「んじゃ、帰るから」と言って手をつけなかった1個を
再びオーブントースターの中に戻して去っていきました。保温?(笑
それを見送った私は黙々とスコーンを食べ続け・・・』

夢占いに詳しい方、解読求む!

会社の子が「ヤフオクで詐欺られました〜」と泣きついてきました。
今月の初めに落札して早々に入金したにもかかわず、商品がこない、相手のメルアド
ヤフIDが消える・・・と典型的な「逃げパターン」にあったそうな。
被害額は1万円弱。微妙だなぁ。もっと高額なら警察に被害届を!とか思うけど
この金額だと泣き寝入りしそうな人多いよなぁ。

「相手の連絡先は?ヤフに連絡いれた?銀行に『組み戻し』の手続きした?」と
聞いてみると、意外すぎる答えが。
「えー、だからメルアド消えちゃってー、IDも『利用制限中』になっちゃってー」
「いや、住所とか電話番号とか教えてもらったでしょ?」
「・・・聞いてません」
「はい?」
「相手の評価が40もあったから大丈夫かなー、そういうものかなーと思って、振り
込み先の口座番号と名義人の名前しか教えてもらってないです」

「・・・・・・・・・・・・」

はい。これはど−考えても詐欺られた方も悪いです。(苦笑
普通は最初にそれを聞くでしょう?見知らぬ相手にお金払うんだよ?
相手から連絡してこなかったらメールのやりとりの間に自分から尋ねないの?
そして教えてこなかったら、怪しいと考えるものでは!?
と、思わずお説教してしまいました。教えてもらっていたというメルアドもhotmail
だし。
その子のIDは「新規」の上に、自己紹介には初心者丸出しのコメント書いてあるし。
もう、ダメダメじゃん(><。

しかも取り引きしたものが人気アニメの海賊版(と思われる)DVDセットってなによ〜。
仕事の資料用に欲しいと言うのもあったみたいなんだけどさぁ。
振り込み先が国内で、発送が香港からで、送料が出品者持ちで、DVDセットで、その
即決落札価格、複数出品、ありえね〜。
もう私からみたら怪しさプンプンの商品なんですけど(^^;
仮に詐欺でなくても闇商品でしょ、これは。
こんな違法商品&海外取り引きが条件に入っていてはヤフオクの詐欺被害補償制度も
使えません。(被害額上限50万円までは補償してくれるシステムなのよ)
つまり、ヤフオクに通報しても彼等には直接被害はないので単なる苦情処理扱いに
なってしまうと思われます。
警察に被害届出すにしても相手の住所もわからないのでは・・・。
唯一の救いは振り込みをATMなどから直接入金した訳ではなく、自分の口座から振り
込み手続きしていたので、その点の証拠は残っていたということでしょうか。
(これもATM振り込みだったら控えを捨ててたろうなー、この子)

その子の話では同時期に大量に商品を出していたそうなので、同じように被害にあった
人がいるでしょう。大口の詐欺を働く為になら事前準備で評価を高くするのはお約束
です。以前に同じヤフオクで商品券詐欺を働き、1億以上荒稼ぎしたオバちゃんもい
ましたね。あの人も最初は評価を得る為に自腹で買った商品券を使い、赤字商売をし
てから一気に「大量詐欺→逃げ」パターンに走りました。
世の中、こんなカモが一杯いたら詐欺る方は楽だなぁ。アハハ〜。と思わず思ってしまいます。
そうそう旨い話は世の中に転がっていません。
今回の被害を泣き寝入りするか、しつこく追い掛けるかはその子の気持ち次第です。
見逃しても自分の被害は1万円弱。社会人なら「勉強代」と割り切る事もできる金額
ではありますが、この先も被害者を生み続ける栄養を相手に与えていると考えると
どうでしょう?

なんでこんなことをうちの日記で書いたかといいますと、ミュージカルのチケットで
もこうした詐欺被害が多くなっているからです。
掲示板などで『「譲る」とあったので取り引きして入金したとたん連絡が・・・』
『「求む」に出したら譲ってくれる人がみつかった、入金したけどチケットが・・・』
こんな被害が多いんです。
言いたくありませんが、エリザベートやモーツァルト!ではかなり大規模な被害も
おきています。一時期各所のチケット掲示板で「注意文」を掲げていたので御存知の
方も多いですよね。
来年はエリザベートが帝劇に帰ってきます。3ヶ月の長丁場ですから前回の公演の
ように激しいチケットの争奪戦にはならないと思いますが、それでも『楽日はやっぱり
観たい!』その気持ちに漬け込まれることのないように、皆様も重々お気をつけくださいませ。

※基本的にファンサイトなどのチケット掲示板は私も使っていて気持ちよくお取り
 引きをしていますが、中には羊の皮をかぶった狼もまぎれていますよ、と。
 ちょっとした注意で哀しい被害にあう方がいなくなってくれると良いです。

※ヤフオクで取り引きするのは全くもって個人の自由です。原価がいくらであろうと
 最終的にそのものの価値を決めるのは入札者です。ただし、それを端から見ていて
 悪用しようとする者も多いのです。

※相手の住所、氏名、電話番号なども本物とは限りません。(うー、どこまで疑えば
 いいんだろう)少しでも「?」と思ったら、相手にしつこく質問してみましょう。

※あまりに自分にとって条件が良い場合は喜ぶより先に(^^;、疑問を持ちましょうね。
 特にヤフオクなどでは「これは商売としてなりたつのか?」も考えてみて〜。

※問題の子は以前にキャッチセールスで高額化粧品セットを契約したこともあります。
 この手の被害にあう人は何度も引っ掛かりやすい、という統計もあるようなので
 身に覚えのある方は厳重注意!(苦笑

2003年09月19日(金)



 謎の歯医者

今日は歯医者の定期検診でした。
半年に一度位で会社の近くのビルの中にある歯医者へ通っています。
私の歯は虫歯になりにくい性質だとかで、歯石を取ってもらうのが主な診察。

その歯医者さんは大きなオフィスビルの中にあるのですが・・・どうもその
ビルが建て直しかなにかする予定があるらしく、年明けから少しずつテナント
の引っ越しが始まり今ではビルの中はその歯医者さん1軒だけが残っています。

同じフロアには以前は内科の診療所もあったけど、そこも早々に撤退。
エレベーターの中のフロア案内にもその歯医者のプレートだけがついています。
10階以上あるビルにその歯医者だけ・・・何か変じゃないですかぁ?

以前は「そのうちココも移転するんだろうなー、そうなると不便だなー」なんて
思っていたのですが、今では「・・・何でいつまでも出ていかないの?」と(^^;
受付のお姉さんも助手さんも、もちろん先生も全くこのことに触れずに今まで
通りに診察をしていて更に半年先の予約も入れてる模様。

うーん、一言聞けば済む事なんだけど・・・なんだかココまでくると聞けない
よね?うちの会社ではここのお世話になっている社員も結構いるのに誰も聞い
ていません。
勇者が現れるのは何時の日か・・・。

2003年09月11日(木)



 外苑祭、行きましょう

夏休み明けは高校の文化祭シーズンです。
自分が高校生の頃はクラスでやるものって喫茶店やカラオケハウスなどイベント
企画系が多くて、後は文化部の発表会や作品展示、演奏会なんかが主でした。

で、今週末13日&14日に都内の高校でこんな出し物を学校全体でやっちゃう
ところがあります。

それは…全クラス発表が『演劇orミュージカル』!
外苑にある「都立青山高校」がそうなんですが、縁あってこの高校の事を知りま
してかなーり興味が出てしまいました。私は全く知らなかったのですが、もしか
してミュージカル好きの方の間では有名な学校だったりしたのかな?

ここって別に演劇科がある学校ではないようなんですよね。でも毎年の文化祭では
この全クラスでの「演劇祭り!」が伝統になっているらしいのです。
何故に?と大いなる疑問が湧きますが、それは置いておいて…

上演予定演目が凄いです。レミにマンマにノートルダム、ミーマイにWSS、big、
キャッツに宝塚やキャラメルボックスまで、有名ミュージカル全網羅の勢いに
更にはオリジナル作品もやっちゃうぞ!と力入っています。
なんなんだー、このラインアップは!しかも各クラス1日4公演もやるんかいっ!
1時間半に短縮されたレミゼって?
B&Bやbigの変身はどうやるの?
鳳凰伝はやっぱり女子のみ???
ああ、気になる〜、気になる〜。

これは行ってみるしかないでしょう!
オケはきっとテープなんでしょうが去年の公演の様子を紹介した写真を見るとですね
衣装なんかはわりとしっかり作っているようです。
「キャッツ」のメイクにヤル気を感じます(笑

どんな感じなのかなぁー。週末楽しみです。
あ、くづきは一応13日にお出かけ予定でいます(^^)。

★上演演目や時間の詳細は↓でチェック!
http://www.aoyama-h.metro.tokyo.jp/event/gaiensai.htm

2003年09月10日(水)



 カギをなくす

ガーン…自転車のカギをなくしました。
ずっとカバンに入れてあったのにっ!!!どこでなくしたの〜(泣
夜道を自転車の後ろタイヤを持ち上げて休み休み運ぶ事、家まで30分。
う、腕が痛い。明日は筋肉痛かも(TmT)

先週は帽子を食事したお店に置き忘れてそのまま帰ってこないし。
失せもの運がついているのか〜?

2003年09月09日(火)



 軌道修正完了(ToT)

久しぶりの日記です。
ハフ〜、お仕事一段落つきました。ズレまくっていたスケジュールがようやく本来の
軌道に戻りました。よ・・・良かった〜(ToT)もうダメかと何度くじけそうになっ
た事か。担当のクライアントさんたちに電話口で何度謝った事か。
しばらくネットも最低限のメールチェック位しか出来なくて、お返事等々溜まってし
まい御迷惑おかけしました。この2週間程の間にくづき宛にメールを下さった皆様に
は、先程全てお返事を出しました。もし、「うちには来てないよ〜」という方がいら
したら御一報くださいませ。
ここで気を抜くとまたお仕事が詰まってしまうので、もう一頑張りしたいと思ってます。

そんなこんなで、9月を予定していたサイトの再開時期がもう少し遅くなります。
今月中にはオ−プンできるようにしたいと考えてますので、もうしばらくお待ち下さい。
宜しくお願いしますm(_ _)m

加えて、新刊の『モーツァルト!本 〜君こそ音楽』の発行時期も夏コミペーパーに
載せた10月頭からもう少し後ろにズレます。10月中には発行したいなぁ。
お問い合わせ下さった皆様には発行時期が決まりましたら、改めてご連絡致しますの
でお待ちください。


2003年09月08日(月)
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